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テーマ:タイガース党(8273)
カテゴリ:阪神2010
阪神・平野5の5、お見事つなぎ役 猛爆のゲームに平野のつなぎあり-。不動の2番打者が打ちに打ったりの大活躍。打線の“潤滑油”として、何度も何度も好機を演出した。 「チャンスを作ったり、広げたり。重要なポジションにいますから。5本出ることはなかなかないし、よかったです」 まずは一回に中前打を放つと、四回無死一塁では投手と一塁手の間へ絶妙なセフティーバントを決めた。その後も、六回に右翼へ適時二塁打を放つなど、8月29日のヤクルト戦(神宮)から8打数連続安打。この日は1試合5安打で、オリックス時代の2005年4月2日の日本ハム戦(札幌D)以来、1977日ぶりの大暴れだった。 「覚えてますよ。仰木さんのときですよね」 忘れるはずがない。いまは亡き仰木彬監督が闘病しながら、指導してくれたこと。新人王を獲得できたこと。プロの第一線で戦う礎を作った記憶が脳裏をかすめた。 打率も・351に上昇。リーグトップの和田(中日)に1厘差に迫った。自身の仕事も理解している。強力打線にあって、小技が求められる選手は少ない。だからこそ、平野が目立つ。シーズン当初は犠打失敗が続き、“批判”の対象になった。「やって当たり前。やるしかないからね…」。現実を真摯に受け止め、黙々と練習に取り組んだ。そしていまや、犠打はリーグ断トツトップの『45』。ガッツマンの唯一無二の働きが猛虎打線を支えている。 「(連続安打は)意識してないけど、頑張ります」 去り際にやさしい笑顔をこぼした。少しだけ、安堵感に浸った。 金本決めた!虎球団タイ20イニング連続安打 今季初の2戦連発が、虎に61年ぶりの記録をもたらした。六回無死。金本が、横浜・小林太のスライダーをとらえた。豪快にバックスリーン左へ伸びた打球は、フェンスの真上に落ちて高く跳ねると、歓喜のスタンドへと消えていった。 29日のヤクルト戦(神宮)に続く14号ソロは、衣笠祥雄氏を超える歴代単独5位の1373得点目。そしてこの1打で、チームは20イニング連続安打。1949年以来61年ぶりとなる、球団タイ記録をマークした。 さらに主砲に誘発された打線が一挙6点で試合を決めると、この回2打席目では今季チーム最多21安打目の右前打。5打数2安打で、8月は月間打率・303、5発、12打点。“夏男”の面目躍如で復活を印象づけた。 「間違いなく調子は上がっている。まだ、らしい打席と、らしくない打席があるけど」と和田打撃コーチ。求めるものが高いからこそ完全復活とは言わないが、何よりこの一戦で打ったことに、金本の気迫が伝わる。 負け越したロード明けの甲子園初戦は、優勝を争う中で分岐点だ。移籍直後の2003年もロードで負け越し、迎えた8月27日の巨人戦で一回に桑田から逆転3ラン。自身もベストアーチの1つにあげるほど、位置づけが高い試合だ。そこできっちり仕事を果たした。よみがえる打棒。9月戦線は、Vの味を知る主砲が、チームを鼓舞する。 阪神・城島、攻守で貢献だ! 4カードぶりの初戦勝利を、城島は笑顔で振り返った。腰痛からの復帰登板となったスタンリッジを好リード。5回1失点でのゲームメークに、「故障明けだったけど、ゲームに入れば違和感はなかった。先制点をやらなかったし、踏ん張っているから打線が動いていく」と手応え。バットでも三回二死一、二塁から左翼線へ適時二塁打を放つなど、攻守で勝利に貢献した。 阪神・マートン「すごい凄い攻撃だった」 3試合連続4安打はならなかったが、マートンが2安打。1点リードの三回に無死から遊撃内野安打、3点差に迫られた四回にも無死から中前打で口火を切り、2得点で猛打を誘発した。 6点リードの六回の守備から交代。真夏の連戦の疲れなどを配慮され、マッサージを受けた模様だが、本人は試合後「途中交代? 大丈夫だよ。それにしてもすごい攻撃だったね」と笑顔。ヤクルト・青木を上回り、167安打はリーグトップを維持した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 1, 2010 09:30:53 PM
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