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テーマ:タイガース党(8277)
カテゴリ:阪神2011
平野全快3H!真弓監督「もう万全やろ」
バットではなく、『気持ち』で打った。左太もも打撲から復帰後、2試合目の阪神・平野が、貴重な2本の適時打。今季3度目の猛打賞で、連敗ストップの立役者となった。 「絶対に打ってやるという気持ちで打席に入っていました。痛いとか言っていられない。1戦1戦全力でぶつかって、勝利に貢献したいです」 プロ初勝利の榎田と並んだお立ち台。その言葉はルーキーに負けないくらい熱く、泥臭かった。 四回。1点を勝ち越し、なお一死一、三塁から左腕・星野の128キロを叩いた。しぶといゴロが一、二塁間を破り、貴重な4点目。さらに4-3とこう着していた八回二死一、三塁。代わったばかりの左腕・グラマンから三遊間を破るダメ押し打を放った。 「日替わり(打順)で準備は大変ですが、試合に出る責任があるんで。出たくても出られない選手もいますから」 18日のオリックス戦(京セラD)で本塁突入の際に左太ももを打撲した。その後、2試合休養したが、連敗ストップを託されて、22日の西武戦(甲子園)に2番で強行出場。屈伸するのも痛いほどの状態で2安打を放った。この日は1番で3安打。2戦5安打の活躍には、頭が下がる。 「チームトレーナー、サポートしてくださる方々に試合に出させていただいて、感謝しています。きょうは自分の中ではカギだったんですが、きのうより全然いいし、いいコンディションでした」と元気に全快宣言すれば、真弓監督も「もう万全やろ。どこが万全じゃないの?」と、強い信頼感を言葉にした。 「あしたも必死でがんばります!」 ガッツマンの熱いハートが虎に再び、火をつける。 つながった阪神打線、平野「気持ちで打った」 ここ4試合で1得点と苦しんでいた阪神打線が久々につながった。 0-2の四回。ここ4試合安打がなく、前の打席も併殺打に倒れていた先頭の新井貴が「切り替えて積極的にいこうと思った」と中堅左に豪快なソロ。勝ち越した後の1死一、三塁で平野が「気持ちで打った」と右前に適時打を放った。 4試合ぶりに1番で出場した平野は計3安打。左太ももを痛めているが「トレーナーのおかげで試合に出られて、いい結果も出たので感謝したい」と話した。 阪神・新井劇場!点火弾あり併殺打あり… 4番の仕事を果たした新井は、久しぶりの六甲おろしを背につかの間の充実感に浸った。 「いいスイングができた。ドンドン振っていこうと思っていた。前の打席は西口さんの勝ちだと思って、切り替えていた」 逆転劇の口火を切る会心の一発には、伏線があった。一回一死一、三塁。絶好の先制機で最悪の二ゴロ併殺に倒れ、44イニング連続打点なしの球団ワースト記録更新を招いた。だから、汚名返上に燃えていた。2点を先制された直後の四回だ。先頭で西口の甘く入ったスライダーをフルスイング。弾丸ライナーで左中間スタンドに突き刺した。3日の巨人戦(東京D)以来、15試合&61打席ぶりの5号ソロとなった。 開幕から孤軍奮闘していたが、交流戦突入とともに調子が急降下した。16打席連続無安打と当たりが止まると、チームも泥沼の4連敗。雨天中止となった前日23日は「自分の中では(修正点は)分かっている」と黙々とバットを振った。この日も早出特打で室内練習場にこもり、マシン相手に打ち込みを敢行。試合前に関本からアドバイスを受け、打席では打撃用手袋を外し、右手は素手で相棒を握った。「特に意味はないよ。ときどきやっている」と明かしたが、何とかしたいという思いが全身からにじみ出ていた。 真弓監督は「4番が本塁打を打ってくれて、そこから火がついた感じですね。やっぱり軸の選手が打ってくれると、後がつながる」と主砲の働きに大きくうなずいた。 これで今季、新井が打点を挙げた試合は9勝3敗。猛虎の浮沈のカギを握っているのは、間違いなくこの男だ。 「そういうつもりでやっていますよ」 主砲の言葉はいつになく力強かった。六回には正面の打球を逸らしてピンチを招いた。凡打のち殊勲打のち失策…。よくも悪くも、新井劇場。4番らしさを取り戻した主砲が、今度は連勝街道に導いてみせる。 阪神4番が一発!47イニングぶりの打点 4番が重い扉をこじ開けた。阪神の新井貴が0-2の四回に会心の5号ソロを放った。貧打に苦しむチームにとって47イニングぶりの打点。自身にとっても5試合ぶりの安打。本塁打は実に15試合ぶりだった。 調子が下降し「無意識のうちに」スイングを崩していた。22日の試合では4打数無安打で併殺打もあり、九回のサヨナラ機にも凡退。それでも下を向くことなく和田、片岡両打撃コーチにアドバイスをあおぎながら「微妙な感覚」を調整した。「修正できてきた」と手応えを感じてはいたものの、この日も一回1死一、三塁でスライダーを引っ掛けて二ゴロ併殺打。不振は続いていたかに見えた。 だが、先頭で迎えた四回、甘く入ったスライダーを今度はとらえた。「自分のスイングができた」。打球は大きな弧を描いて中堅左にスタンドイン。主砲の一発で打線が活性化し、この回は計4点を奪った。(共同) 真弓監督(新井貴に) 「4番が本塁打を打って、(打線に)火がついたかな。軸だから後ろもつながる」 阪神・和田打撃コーチ(打線に) 「各選手にらしい当たりが出てきた。これを続けていきたい」 ブラゼル(四回に適時二塁打) 「ヒットを打ちたいと思っていた。この(統一)球ならいくとは思わなかった」 阪神・新井の一発が反撃の狼煙!連敗止めた 阪神・下柳、西武・西口と両ベテランの投げ合いで始まった試合は、先制された阪神がすぐに逆転し5-3で勝利、連敗を4で止めた。 まさに目の覚める逆転劇だ。始まりは、やはり主砲の覚醒だった。新井貴の一振りが猛虎打線に火をつけた。「自分のスイングができました」2点を先制された直後の四回先頭。2球目のスライダーをフルスイング。ライナー性の弾道を左翼席に突き刺した。5月3日の巨人戦(東京ドーム)以来の5号ソロ。15試合ぶりの一発だ。 阪神の貧打を象徴するように、主砲の新井も不振をきわめていた。4連敗中は16打席無安打で、この日も早出で室内にこもって打撃練習を行った。和田打撃コーチは「バットのヘッドが寝てしまっていたけど、本人が分かっていたから」と説明した。結果、18打席ぶりの快音が最高の形で現れた。 打つべき人が打てば、点は入る。4番の一撃に触発されて打線が続いた。ブラゼルの中堅フェンス直撃の適時二塁打で同点とし、上本の右犠飛で逆転。平野の右前適時打で1点を追加して、この回一挙4点を奪った。阪神は八回にも、平野がこの日2本目の適時打を放ち、追加点を挙げた。 阪神は五回、先発・下柳から代わった2番手の小嶋が、今日4安打と好調の西武・片岡に適時打を打たれ1点差とされたが、後を継いだ福原、榎田、藤川が西武打線をよく抑えて勝利、連敗を4で止めた。 や~っとお目覚め!阪神・ブラ同点二塁打 ブンブン振り回すあの阪神・ブラゼルが必死だった。懸命に食らいついた。四回無死一、二塁。2球で2ストライクから、ファウルで粘って粘って10球目。快音を発した打球はセンター後方へ一直線。スタンドインの逆転3ラン? いや、審判のジェスチャーはインプレー!! フェンスの最上部に当たって跳ね返った同点タイムリー二塁打だ。 「この球でホームランになるとは、常に思えないよ。あの打席も打った瞬間、(スタンドまで)行くとは思えなかった」 この球、とは統一球。導入された“飛ばない球”に誰よりも悩んでいる助っ人は、審判団がゲームを中断し、ビデオでチェックしている間も、オーバーフェンスでないことを確信していたらしい。 だから落胆はない。むしろ、5月13日の中日戦(甲子園)以来、8試合ぶりに稼いだ打点(今季3号本塁打で記録)がうれしかった。21日のソフトバンク戦(ヤフーD)ではスタメン落ちも経験。屈辱を晴らすには、今は結果を出すしかない。 八回にはこの日2安打目を右前に運び、ダメ押し点のきっかけを作った。マルチ安打に至っては5日の巨人戦(東京D)以来、13試合ぶり。 「前を向いて、良いスイングを心掛けて、1本ずつ打っていきたい」 2試合連続で長打(二塁打)が出た。持ち味の一発が出るのも、そろそろ?! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 25, 2011 07:27:07 AM
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