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テーマ:タイガース党(8279)
カテゴリ:阪神2015
マートン、初猛打ショー!虎将「集中すればこれくらいできる」
六回に先制打を放つマートン。今季初猛打賞で、ようやくお目覚めの予感だ(撮影・森田達也)【拡大】 (セ・リーグ、広島0-6阪神、4回戦、2勝2敗、26日、マツダ)ボールがバットに吸い込まれるような巧打が戻った。面白いようにHランプを灯してこそ、マートンだ。 「高めに浮いた球に、うまくコンタクトできたよ」 まずは0-0の六回無死二塁。永川のフォークをとらえた。右前へライナーで打ち返すと、突っ込んだ右翼・鈴木誠のグラブをはじいて適時二塁打。3試合連続の安打で先制点を刻んだ。 「好機を作っても点に結びつかない場面が続いていたし、ずっと抑えていた能見さんのためにも早く点が取りたかったからね」 五回まで7残塁。重苦しい展開だったが、投手がジョンソンから永川に代わったイニングで、いきなり仕留めた。しかもいま、一番打って欲しい“眠れる主砲”の快音が打線に火をつけた。この回、今季初の一挙6点で試合を決めた。 貴重な一打で、感覚を取り戻した。七回は中前打。7試合ぶりのマルチ安打を記録すると、九回一死一塁でも中前へ。来日6年目で最も遅い24試合目にして、初の猛打賞だ。二塁を狙ってアウトにはなったが、和田監督は、「気持ちがなければ先の塁へというところまで行かなかった。善し悪しは別にして、気持ちがやっと乗ってきたな」とうなずいた。 「しっかりと集中すれば、これくらいのバッティングはできる選手。これを続けてほしい」 打率は2割台前半に落ち込み、一時は24打席連続無安打で自己ワーストも更新。判定への不満に端を発し、覇気のない姿も目についた。22日のDeNA戦(横浜)から6番降格。指揮官はこのカード前、スタメンを外すことも示唆していた。 それでも、主軸の復調なくして浮上はありえない。首脳陣やスタッフも再生に必死。広島には、好調時の映像が持ち込まれた。「去年だけじゃなく一昨年の映像まで持ってきた」と関川打撃コーチ。ゆったりタイミングを取る打法に修正を試みるなど、努力は実った。 「イエス様のおかげだよ」とマートン。お決まりのフレーズは、本来の姿である証拠。不振の助っ人がついに目覚めた。 一挙6得点の起爆剤!虎・福留、バースデー3安打「いい誕生日に」 (セ・リーグ、広島0-6阪神、4回戦、2勝2敗、26日、マツダ)真っ赤に染まった球場の“一部”から、バースデーソングが響いた。年に一度の、虎党からのプレゼント。38歳になった阪神・福留が、今季初の猛打賞で応えてみせた。 「能見もゼロに抑えてくれたし、ゲームにも勝った。(みんなに)いい誕生日にしてもらいました」 0-0の六回。先頭で打席に立つと、先発・ジョンソンに代わって登板した永川の、出ばなをくじいた。2-2から外角高め145キロを逆らわずに流し打ち。左翼線二塁打で、重いムードを吹き飛ばした。続くマートンの二塁打で先制のホームイン。一挙6得点の起爆剤となった。 「(ジョンソンは)いい投手だし、簡単には打てないけどね。球数を投げさせたり(5回115球)、そういうことがチームとしてできたから。それが、あの回(六回)につながったと思う」 四回にチーム初安打となる左前打。九回にもヒースから右前打を放ち、誕生日の3安打は日本球界では初めてだ。 昨年の誕生日には、日付が変わると同時に愛する2人の子供からお祝い動画が届いた。しかし当時、不振にあえいでいた福留の打率は・163。DeNA戦(横浜)にチームは7-1と快勝も、出番はなかった。それから1年。今年はきっちりバットで父親の威厳を示した。 「(38歳でも)まだまだ走れるから」 九回はマートンの中前打で一塁から一気に三塁へ向かう好走塁。決して年齢を感じさせないプレーを続けている。 不調のマートンに代わり5番に座って、3試合目。13打数4安打と与えられた役目をしっかり果たしている。来年も、再来年も、虎党からバースデーソングを受ける-。背番号「8」の活躍はまだまだ終わらない。 (山口大輝) データBOX ◎…福留が今季初の猛打賞。昨年9月27日のヤクルト戦(甲子園)以来で、通算では99度目 ◎…福留は4月26日が38歳の誕生日。この日に3安打するのは日本球界では初。誕生日の日本での通算成績は、打率・375(32打数12安打)、0本塁打、1打点 虎・鳥谷、試合決めた3点三塁打「点入ればいいところなので」 (セ・リーグ、広島0-6阪神、4回戦、2勝2敗、26日、マツダ)勝利を決定づける打球が左中間を破った。六回、押し出しで2点目を奪い、なお二死満塁。阪神・鳥谷が左腕・河内のスライダーをとらえた。 「点が入ればいいところなので。(カウント2-2と)追い込まれていたし、球種を絞ることはなかった」 走者一掃の三塁打。16日の中日戦以来、7試合ぶりの打点だった。 この試合までの得点圏打率は、まさかの・133。昨季は同・355(リーグ4位)と勝負強さを発揮したが、今季は当初1番で起用され、得点圏の打席が減ったこともあり、チャンスでなかなか打てていなかった。 「試合を決める(一打)というかね」と目を細めた和田監督。負ければ最下位転落だったが、キャプテンは「それ(順位)は全然考えていなかった。勝ててよかった」と力強く前を向いた。 阪神・ゴメス、技ありの適時二塁打!「フィール・グッド」 (セ・リーグ、広島0-6阪神、4回戦、2勝2敗、26日、マツダ)六回の猛攻を締めたのは4番の阪神・ゴメスだった。二死三塁で、河内の投じた外角低めのチェンジアップを左翼線へ運ぶ、技ありの適時二塁打だ。「フィール・グッド(感じはいいよ)」。連続試合打点は前日に「6」で途切れたが、連続試合安打は「9」に伸ばしてご満悦。マートンとのアベック打点は今季5度目。チームの浮上はやはりGM砲にかかっている。 阪神・西岡、06年以来の1試合4四球「たまたまです」 (セ・リーグ、広島0-6阪神、4回戦、2勝2敗、26日、マツダ)阪神・西岡が、ロッテ時代の2006年4月25日の西武戦(千葉)以来となる1試合4四球。きっちり見極めてジョンソンに多くの球数を投げさせると、1-0の六回二死満塁では、永川から貴重な押し出し四球。鳥谷の三塁打で、一気に生還した。試合後は「(4四球は)たまたまです。状態うんぬんじゃなく普通です」と淡々と話して、バスに乗り込んだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 27, 2015 06:37:31 AM
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