阪神・岩本、粘投5回1失点!中西投手C「よく抑えた」
(セ・リーグ、阪神5-1ヤクルト、6回戦、阪神4勝2敗、30日、甲子園)4月15日の中日戦(ナゴヤD)以来の1軍登板だった岩本は5回を投げて4安打、4四球。再三ピンチを作るも1失点に抑えたが、五回の攻撃で代打新井を送られ、降板した。「調子は悪くはなかったと思いますが、変化球で思うようにストライクを取れなくて、不利なカウントにしてしまいました」。今季2勝目はお預けとなった5年目右腕について、中西投手コーチは「よかったよ。よく抑えた」とたたえた。
虎・松田、1回2/3無安打0封!4・14以来のイニングまたぎ
(セ・リーグ、阪神5-1ヤクルト、6回戦、阪神4勝2敗、30日、甲子園)松田が六回から2番手として登板。1回2/3を投げ、無安打無失点で乗り切った。
「どこでいくにしても準備はできる。いけといわれたところでがんばります」。サヨナラ負けを喫した4月14日の中日戦(ナゴヤD)以来となるイニングまたぎも経験。2イニング目となった七回先頭に四球を与えたが、二死二塁でマウンドを託した高宮が後続を斬り、致命傷にならなかった。
阪神・高宮、好救援で今季初勝利も「ひやっとしました」
(セ・リーグ、阪神5-1ヤクルト、6回戦、阪神4勝2敗、30日、甲子園)阪神の高宮が好救援で今季初勝利を挙げた。1-1の七回2死二塁でマウンドに上がると、川端には「厳しいところを狙って、絶対に中に入る球がないように」ときわどいコースにだけ投じ、四球。続く4番雄平にはやや甘く入ったが右飛に打ち取り「危ないといえば危ない球。ひやっとしました」と振り返った。
ピンチを見事にしのぐと、直後に打線が4得点。松田、福原らも含め、救援陣が無安打に抑えただけに和田監督も「それ(救援陣の活躍)に尽きる」と勝因に挙げていた。(共同)
岩本(5回1失点)
「調子自体は悪くなかったと思うが、変化球で思うようにストライクを取れなくて、不利なカウントにしてしまった」
伊藤隼(五回に同点の適時二塁打)
「風がいい感じで吹いていたので打球が伸びてくれた」
左殺しの切り札や!虎・高宮、雄平斬り今季1勝&7戦連続無失点
(セ・リーグ、阪神5-1ヤクルト、6回戦、阪神4勝2敗、30日、甲子園)絶体絶命のピンチを防いだ。リリーフ左腕、高宮が2試合連続の好救援。わずか8球で今季初勝利をあげた。プロ10年目の左殺し職人がヤクルト3連勝に貢献した。
同点の七回二死二塁で出番が巡って来た。打席は好調川端。
「初めは歩かせるつもりはなかった。厳しく、厳しく、甘くいかないように腕を振って投げました」。勝負にいったが、カウントが悪くなり、四球で歩かせ、雄平との勝負を選んだ。得点圏打率3割を超すツバメの4番は初球のカーブにバットが空を切った。1ボール後、3球目の116キロのカーブ。やや甘く入ったが、右飛に打ち取り、窮地を脱した。