カテゴリ:音楽
この時期、湿度が高くなると、その湿り気がタンノイの中に染みこんで、いよいよ音が深く落ち着いてくる。チェロやヴィオラダガンバの響きがさらに奥行きを持ち、録音のよいシンフォニーにおけるコントラバスの鳴り様は、心にまでズシンとくる。今朝の新聞に吉田秀和氏がランランのベーヤンコンチェルト4番のことを書いているが、この演奏はやはりタンノイで聴くべき。オケとの対比、際だち方を本来の姿で明瞭にしてくれるのは、この時期の湿り気を帯びたタンノイだけなのかも知れない。
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Last updated
2007年06月21日 06時47分10秒
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