カテゴリ:随筆
平成23年10月22日(土)
午前4時起床。曇りのち晴れ。 今日は大分の病院に兄を見舞う予定でした。しかし転院が遅れ、まだもとの病院にいるとのこと。読書三昧の一日でした。朝食を挟み、昼食を挟み。空が高くなり、秋風が吹いて。 午後3時、運動公園へ。ラン17km。走り始めは腹に飽満感があり、調子が出ませんでした。キロ5分半のペース。ランパン+Tシャツのいでたちでしたが、適度の汗をかきました。芝のグランドでは少年たちがサッカーの試合をしていました。 帰宅して風呂へ。湯浴みの後、なお本を読みました。 さて読書の際は、ストーリーとは別に文章の機微・言い回しに惹かれることがあります。たとえば次の一文。「直接わが身にかかわりのない記憶は、日々の暮らしの中ですばやく忘れさられるのだ」何とも妙味があります。これは藤沢周平の剣豪小説中にあります。物語の展開に意味を持って織り込まれていますが、この一文だけであってもなお含蓄があります。秋の、こんな日の昼下がり、自分の日々に重ねてあれこれ考えてみると、思いもしないことに考えが及んだり、懐かしい人を思い出したり。味わい深く時間が過ぎます。 今日の写真はそんなことを考えるトラの図です。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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