カテゴリ:人の話
平成27年11月9日月曜日 午前3時半起床。目は2時に覚めていました。早くに床を離れたら、日中、眠くなります。瞑って1時間半我慢しました。午前5時半、歩こうと思いました。ザーッときたのでやめました。ティーバッグを楽しみました。写真は出勤前、家の犬走りをのそりのイモリです。そろそろ冬眠かな。 ほぼ2週間に2回、重役会議があります。今日がその日でした。いつもより早めに出勤。準備をしました。議題が少なく、忽ち終了。以降はデスクワーク。ハンコ押しに専念。夕刻、某者と喫茶ランブルで待ち合わせました。仕事上のある案件を依頼したのでした。快諾していただきました。 その方は女性でした。私と同世代。地元の高校を卒業後、東京の大学に進学。その後、外資の航空会社に入社。客室乗務員として勤務のあと、スイスに留学。再就職は時折テレビコマーシャルをやっている国際機関でした。貧困、内戦、時にはその両方に苦しむ人たちをサポートする仕事に就きました。アフリカや東アジアで20年近く働いた後、某大学の大学院で社会文化環境学を修めました。先日、APUでやっていた世界報道写真展を見た折、「実に容赦無き年」という言葉に出くわしましたが、彼女は、そのような時代にあって、地域社会に残るポテンシャルになお素晴らしいものが残っているという切り口の本を出しています。数年前、故あって帰省。親戚筋に古民家があり、その再生に取り組んでいるとのこと。そこを、外国人旅行者を相手の民宿であったり、地域おこしのサロンとして利用してもらうのだと話しました。 仕事の話が済んで、諸外国の話をあれこれ聞きました。ルワンダでは映画になったホテルに宿泊したとのこと。虐殺のあった1年後だそうでした。ウガンダのスーパーマーケットは外国相手とか、ザンビアのビクトリア瀑布は下から飛沫が噴き上がってくるというような話も。面白かったのはバンダのことでした。ネパールでのことです。毛沢東を支持する地下組織があり、政府を混乱させているのだそうです。バンダとは、その組織が国民に何月何日は車を利用してはいけないと呼びかける行為です。見つけたらテロを行う、その場ではなくてもナンバーを控え、後日襲撃をする、という威しを伴います。実際、そうするのだそうです。言わば粛正を伴う、国全体に対するゼネラルストライキの呼びかけなんでしょう。政府は無視せよと宣伝するんだそうですが、国民は報復を恐れて車に乗りません。政府の無力を誇示するためだと彼女は言いました。普段、排ガスのため、カトマンズの空は霞んでいるそうです。バンダの日は一転、澄んだ空気になるとのこと。反政府組織ですが、環境破壊を止めるのに役立っていると笑いました。 私はウィンナコーヒーを飲みました。彼女はココアでした。写真は囲んだテーブルです。あっという間に過ぎた1時間でした。 暗くなって家路に。途中、鯵を買いたくなりました。ぐっと我慢。帰ったらゴーヤチャンプルーが待っていました。冷凍しておいた苦瓜を使ったのだそうでした。これが最後とのこと。でも、最後最後といいながら、きっとまた出てくるんだろうな。黒霧で流しました。 今日の一句 彼の国に井戸掘る女ワイン好き 今日の写真は届いた文藝春秋です。なんだか興味を覚えなくなりました。中身が変わったのではなく、私が歳を取ったからでしょう。年間購読をしていますが、次回の更新はないな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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