カテゴリ:グルメ
平成28年6月29日(火) 午前4時起床。雨。朝の散歩は無し。日中は豪雨でした。午前、取引先の会議室を訪ねました。正午を過ぎての帰り道、バケツをひっくり返したような雨脚でした。営業の係長さんが車を出してくれたので、事なきを得ました。助かりました。 午後、隣県からお客様がありました。同業他社の社員さん3名。管理職の方と係長、それに担当者でした。某案件についてのやり取りをしました。夕食の約束をしていました。一緒しました。こちら側は私とどらえもんにキリノスケ。 訪ねた先はフランス料理店「ムッシュ・カワノ」。シェフの河野さんは知る人ぞ知る有名人。20代前半、単身フランスに渡航。アルベールビル近くの田舎町で修行。縁あってベルギーの日本大使館料理長に。時は流れて生まれ故郷の大分・佐伯に店を出しました。ワイン、チーズ、両方のソムリエ資格を持つ方です。都会からわざわざここの料理に惹かれてやって来る客が跡を絶ちません。予約を取るのが難しい。 戻ります。シェフはスペインとの国境、バスク地方に住んだことがあるということで、その土地の料理をお願いしていました。店に入ると、玄関にワインセラー。中は5大シャトーが無造作に置かれていました。席に案内されました。 ![]() カヴァで乾杯。料理が出てきました。どの枡も手の込んで味は複雑。ワインは白に変わりました。 ![]() これ、エスカルゴと海老の入ってニンニクの効いたオイルです。パンをちぎって一浸しがいい感じでした。飲み物は赤に変わりました。グルナッシュ。 ![]() 前菜はアスパラ。かかってある泡のようなものはなんていったっけ?何がなんだかわかりませんが格別であることはまちがいありません。 ![]() おっ、こんな器が出てきました。 ![]() 開けて見ました。イトヨリのソテーでした。この味も複雑。写真では判りづらいんですが、開けた折、煙がもわっと出ました。チェーリーのチップを燻した香りでした。隠し味とはこういうのを言うのでしょう。究極です。 ![]() シャーペットの図です。一口でしたが、何とも素晴らしい。加えてこの器。いい感じでした。 ![]() メインは豚と羊。ワインはテンプラニーニョに変わりました。 ![]() デザートはケーキ。皆はコーヒーを注文しましたが、私は紅茶にしました。香りが素晴らしかったです。今度は妻と来てみよう。 ![]() これから列車に乗って帰るという3人を見送りました。私たちもタクシーに乗りました。「お客さん、どちらまで?」運転手さんに問われました。どらえもんとキリノスケは沈黙。私「つね三へやってもらいましょう」ということで折角の後味を日本酒で流すことに。でも誰かさんのようにフランス料理の後、ラーメン屋に突っ込むよりはましだわな、独りごちました。 ![]() 一杯飲んだら、お通しが出てきました。鯵の南蛮です。 ![]() 満腹でした。料理を注文せずに次の酒を頼みました。出羽桜が甘露でした。大将がこれをサービスしてくれました。ワタリガニの味噌あえ。美味かった。いい夜でした。 ![]() 今日の一句 ビスケーの鯨を食べたバスク人 この土地に過ぎたる星のブイヤベス 今日の写真はムッシュ・カワノに出たチーズ。これもバスク産。ラベルにバスクカントリーと書いてありました。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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