カテゴリ:山
平成30年3月31日(土) 午前4時前起床。晴れ。南風が吹き、桜が散り始めました。 未明、トラがゴソゴソやり始めました。何かと思ったら百足でした。一通り遊ばせた後、火挟みで摘んでポイ。 夜の白んで午前5時半、長靴を履きました。タラノメ狩りに出発。先を越されぬよう、早駆けです。鳶口と針を通さぬ革手袋は必携です。写真は沖の一角に咲いた桃です。名のとおりの色でした。 途中、小中尾集落にあるKさん宅の煙突が煙を吐いていました。彼とは薪ストーブ仲間。まだ燃やしているぞ。 山桜は終わりです。花が新芽に替わる僅か数日間の色合いがよろしい。写真は父の山の一角です。緑の中にいい感じです。 午前6時半、家に戻りました。正味30分でこれだけの収穫がありました。 散歩を兼ねた早朝の空気が美味しかったです。お茶をしました。大分・竹田の老舗但馬屋の和菓子「九重」です。「ここのえ」と読みます。 朝間、予定を組んでいたんですが、急にのっぴきならぬ野暮用が入りました。キャンセル。それを済ませ、昼前、思い立って肥料運びをしました。夏野菜に備えての準備です。写真は軽トラに積んで帰ったものを降ろすの図。400kg近くあるでしょうか。地面に盛り、とりあえずビニールを被せておきます。必要に応じてここから小出しです。この肥料は学校給食の調理場から生じる野菜の残滓、養殖ブリのフィレ工場からの内臓や骨、その他諸々を引き受けたA産業さんが市内の農家に無料で提供しています。有り難いです。 振り仰ぐと2月の始めに満開だった梅が早くも実を付けていました。 昼を済ませ、七つ道具を積んで山向け。親方の山を覗きました。新しく取り付くところに大きな椎があり、それが杉の皆伐を邪魔しているとのことでした。倒して欲しいと顔に書いていました。取り付く前、チェーンソーのバーに御神酒を振りかけてくれました。安全祈願です。 早速掛かりました。 1m程の高さで二又、三又に分かれていました。 作業道にドサリ。ユンボが処理しやすいよう枝を落とし、幹はざっくり玉切りました。 「切株も刎ねて欲しい」 おやすいご用です。縦に切れ目を入れました。次いで腹切り。 半分をやっつけ、残り半分に掛かるの図。とまあこんな具合です。 結構な仕事量でした。燃料を1タンクと半分程使いました。今日はこのくらいで堪えてやろうか。親方に、訪ねた宮崎・椎葉村のことなどを立ち話。谷筋に伸びる細道が行けども行けども、だったとのこと。それをして、斯くも執拗な源氏が追っ手のことを思いました。 折角ですから樫を1車積んで替えることにしました。奧の切り出しに向かいました。そこに山桜の大木が1本あって、南風に散る桜吹雪がよかったです。それと気付いてシャッターを切ったのですが、上手く撮ること能わず。 とって返し、薪の荷役。 今日は斧を持ちませんでした。降ろし終えて午後5時。走ろうか迷いました。なんだか疲れ気味。地下足袋を脱いでシャワーにしました。頭を拭いて、親方からの降しもの、御神酒を嘗めながらプロ野球の結果をチェック。昨日が開幕でした。カープの相手は禁玉さん贔屓のドラゴンズ。彼には悪いけれど、連勝となりました。ドラゴンズ、カープにとっては今年も鴨葱です。今日は大瀬良。3タテでいこう。 妻は買い物に出掛けて不在。これを作り置いてくれました。タラノメの天麩羅です。その彼女、今日は終日、冬物を洗ったようです。山に入って鳥の喧しい声、或いは新芽の色合いには春を感じます。一方、衣替え、冬物の洗濯・収納をする妻の家事仕事には春と言うより冬の終わりを実感です。 ワインを抜栓。部屋の火を消し、今日も夜桜を愛でるモードに。満月が煌々。久しぶりにショパンを聴きました。ノクターンを聴くとアンニュイです。 今日の一句 タラノメに御用御用と鳶を掛け 今日のラン なし 今日の酒 御神酒5勺 赤300ml ウイスキー1フィンガー エールビール1缶 今日の写真は水田です。水を張り始めたところに行き遇わせました。地中にパイプラインが引かれています。灌漑は楽勝。コックを捻るだけで吸水口から水がドボドボ出てきます。
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