4366948 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

梅林庵

梅林庵

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2019年03月20日
XML
カテゴリ:映画
平成31年3月20日(水)
 午前3時起床。晴れのち曇り。
 春眠暁を覚えずと言いますが、私の中には未だ、河岸に働いた頃の体内時計が残っています。
 未明、陳舜臣「唐詩新選」新潮文庫を手に取りました。時折、漢文のエッセンスを欲しくなります。手元に置いてある一冊です。240編、開いたところの1~2頁で完結、読み終えます。しかし、その一つ一つはあまりにも大きな世界。深みにはまり、想像していると、我知らず、あっという間に夜が明けました。



 今朝は霧でした。次の写真は自宅を出て木立橋を渡ったところです。この辺りを「竹の鼻」と呼ぶ人はもう殆どいません。



 午前は2月末から続いた会議シーズンの〆。大会議でした。丁度昼に終了。多くの案件は全部承認されました。副社長人事も満場一致。同僚のKがその椅子に座ることとなりました。彼は株主たちの面前、いい挨拶をしました。スマートでした。引き締まった顔は別人のよう、立派でした。早くも副社長の風格です。翻って幹部の幾人かは私と同様、株主会議は今日が最後でした。会議場の中央に並んで花束を受け取りました。面はゆかったです。肩の荷が下りました。午後一、某案件で社長協議。それを終え、机の中を片付けました。ごそごそしていたら、株主の一人、その方は女性で、私と同い年なんですが、労いに、私の席を訪ねてくれました。心遣いが嬉しかったです。
 余談です。普段から、自席にものを置かぬよう心がけています。私物は殆どありません。会議に使った書類も、それが終わると全て部下に返したり処分したり。溜まった名刺は退職辞令を受け取る前日、28日に整理する予定です。
 退社時刻を待たずポカ休。2時間早退しました。社の裏口を出て、そのKにばったり。改めてお祝いを言いました。彼は関西の雄D大の阿呆学部卒業です。若い頃、父親を亡くしました。実家は蜜柑農家です。弊社に勤務しながら女手一つの稼業を助ける孝行息子でした。君のお母さんが喜んでいるだろう、そういうと、にっこり「うん!」と返してくれました。彼とは音楽と読書が共通の趣味。同僚を越えた交誼でした。持つべきは友といいますが、私にとっての彼は当にそれ。前にも書いたことがあるような気がしますが、「友をえらばば書を讀んで 六分の俠氣四分の熱」でした。
 帰宅したら、妻も戻っていました。今から義母と二人、岳父の墓掃除とのこと。加勢しようかというと、まにあってよ。出かけようとする彼女に、これを義母にと、今日受け取った花束を持たせました。
 珈琲を入れ、気になっていたアニメ映画を1本。Amazonプライムで「この世界の片隅に」。いい映画でした。素晴らしい。反戦平和主義の杣夫です。10点満点。ウィキで背景を調べて頑首。作者が次のようなことを書いていました。
 「『誰もかれも』の『死』の数で悲劇の重さを量らねばならぬ『戦災もの』を、どうもうまく理解出来ていない」ことを背景として、「そこ(戦時中)にだって幾つも転がっていた筈の『誰か』の『生』の悲しみやきらめきを知ろうとしました」
 そうなんです。戦争とは国の勝ち負け、大勢の人間の死でもありますが、身の回りにいる幸せの人間、それは夫であり、兄弟であり、子であるのですが、その人たちが何も悪いことをしていないのに殺され、屍を晒すのです。理不尽極まりない。決してしてはいけません。
 ここで突然ですが、次の時代の元号は「平和」でどうでしょう?これ以上のものはないと思うのですが。四書五経の中にいくらでもあるはずです。
 話が長くなりました。戻ります。着替えて走りました。毎度変わり映えしませんが、今日もカメラン写真を以下に。1枚目は蕗の薹。



 小中尾集落の中でマメリに遇いました。今日はM農園の息子さんが散歩をさせていました。1食に400gの量をペロリだそうです。顔を覚えていてくれて、馴れ馴れしい。嬉しいです。



 集落の端、Mさん宅入り口に咲く喇叭水仙。喇叭の部分がオレンジでした。



 灌漑が始まりました。稲作の準備です。用水に流れが戻りました。



 田打ちの終わったところに水を張り始めています。田植え間近。



 おお、山桜だ。



 写っているところは父の山です。雨が上がり、西日を浴びて春の色でした。



 葦高付近のタラノメは里のそれより芽の出るのが早いようです。もちょっと伸びるのを待って手折ろう。天麩羅が楽しみだな。



 椿の花は次から次、止むことを知りません。



 数日来、雨と晴天が交互。その湿りに椎茸が順調のようです。



 やっ、KのT君が作るトルコキキョウのハウス横に黒猫だ。こちらを窺っていました。



 今夜からまた雨模様との予報。その通り、北側に黒雲が広がっていました。



 K製材の隣に咲き始めた樒(シキミ)の花です。春、カラフルの色ばかりにあって地味な薄緑。



 おっ、足下を見たら筍だ。でも孟宗はまだです。もう1ヶ月ほど後かな。



 走り終えようとするところで繋がれたポチと目が合いました。よし、散歩するか。彼を連れて木立小学校のほうに。暗くなり始めたこの時刻、木立ファイターズがボールを追っていました。このチーム、私が小6の時結成されました。時の過ぎて、息子も入部、その折は私が監督でした。市内に数多あった小学校チーム全部と練習試合をしました。公式戦を含め、勝ったのは1回だけです。平成元年生まれの息子は今年30です。遙かではあります。



 次の写真は甘夏。ポチの散歩がお礼。彼の繋がれているところに生るのです。



 風呂を浴びた後は鹿刺し。樽酒で流しました。Jさん、美味しいです。ありがとうございます。もう少しありますが、獲れたらまた下さい。ちなみに向こうの皿はコールラビ。ピーナッツの様な味でした。



今日の類語
「理不尽」
 不当、不合理、不条理、非合理、非条理、理屈に合わない、馬鹿ばかしい、阿呆臭い、わやく、荒唐、可笑しい、馬鹿臭い、滅茶苦茶 、筋違い、わや、滑稽、非常識、荒唐無稽、荒誕、頓珍漢
「戦争」という言葉に似合いの類語です。

今日の一句
春火鉢祝いの餅を膨らませ
春火鉢猫の尻尾の巻きつきて
春火鉢炙るの無きや猫笑う
春火鉢鯣の炙りに熾火入れ
春火鉢よりも恋しき妻の肌
消し炭で間に合わせたり春火鉢
春火鉢冷たくなりて白さ増し
春火鉢五徳の陰に火を探す
春火鉢五徳の足が埋もれたり
灰硬し火箸刺さらぬ春火鉢

今日のラン
6km

今日の酒
冷酒2合

今日の写真は大根煮。夕餉の済んで、妻が出汁だけで煮始めました。冷酒の当てに合いそう。楽しみです。








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2019年03月21日 10時51分08秒
コメント(10) | コメントを書く
[映画] カテゴリの最新記事


PR

Comments

nkucchan@ Re:唐牛と同窓会(06/15) New! 魚喜家さん、中々の日本酒の品ぞろえです…
シミ君@ Re:唐牛と同窓会(06/15) New! おはようございます。 唐牛さん、この苗…
シミ君@ Re:今回も2日纏めて(咳、花金)(06/14) おはようございます。 日本におけるジェ…
亮おじさん@ Re:今回も2日纏めて(咳、花金)(06/14) おじさんも検査に行ったら、何やらいろい…
nkucchan@ Re:今回も2日纏めて(咳、花金)(06/14) 親方の魚の食べ方も猫跨ぎですね~、お見…
一人親方杣夫@ Re:今回も2日纏めて(咳、花金)(06/14) こんにちは。 市販薬、杣夫もむしゃくし…

Keyword Search

▼キーワード検索

Favorite Blog

タンチョウなコースを New! 亮おじさんさん

三越東洋軒にフレン… New! nkucchanさん

間違いが増えてくる New! スローライフmamaさん

祝!子ども食堂猫 … New! 禁玉減酒さん

リンゴも柿も成長中… New! シミ君さん

ウインナーの1.2 あ… ヘイカケさん

こよなく…のブログ こよなく…さん
♪命短し恋せよ乙女★5… ゴーゴーあっこたんさん

Freepage List

Category


© Rakuten Group, Inc.