カテゴリ:サイクリング
Sunday,September 8,2019 午前1時半起床。晴れ時々曇り。最高気温は31℃位か。湿度高し。 午前8時まで纏まった時間をこれに。文藝春秋臨時増刊(といっても今から20年以上前に出版ですが)、立花隆の特集です。やっぱり知の巨人です。仕事以外の側面を取材の記事もあり、親近感を持ちました。ワインであったりオーディオであったり、音痴なのも好感。このところ文藝春秋を手に取っていませんが、まだコラムを書いているのでしょうか。次の図書館で確かめてみよう。 いい天気になりました。終日晴れの予報でした。8月下旬からずっと雨続きでした。満を持すというと大袈裟ですが、よし、今日はサイクリングだ。キャノンデールのタイヤに空気を入れ、午前10時、いざ出発。以下は輪行の写真です。1枚目は天下の清流番匠川、その支流堅田川です。竹角付近は、このところの雨で増水。水族にいい感じの流れでした。 大きな頭首工です。中央に魚道がありますが、位置的にどうなんでしょうか。 青山・三軒屋で民家が途切れます。そこからは登りです。差し掛かったところどころに小さな井堰がありました。私、酔散の営業をしていた頃、この川の頭首工全数調査をしたことがあります。大分県の職員に橋本さんという年配の方がいて、一緒しました。鉈を持って長靴を履いて、藪の中を歩いた思い出があります。彼は鬼籍に入って久しい。穏やかな方だったな。 高度を稼ぐと、谷が深くなります。砂防を兼ねているのでしょうか、落差の大きいコンクリート壁がありました。自動車で同じところを通っても、この眺めは見ることが出来ません。車窓からの目線では覗くこと能わず。路肩近くを自転車だから、なのです。背中を照らされて汗ポタポタでしたが、涼しい気分になりました。 轟トンネルです。分水嶺。 抜けたら蒲江です。一気に下りました。そこにモイ香先生一押しの唐揚屋がありました。折角ですから休憩を兼ねて立ち寄りました。 メニューはいたってシンプル。手羽と腿の2種類。1本ずつ購入。7分間待って下さいとは大将の弁。その間に水分補給。お金と引き換え、品物の遣り取りをしたとき、彼の話を聞きました。開店は10年前。50代前半の時に脱サラし、父親のあとを継いだとのこと。ふーん、そうなんだ。思い切ったなぁ。 直ぐ近く、道の駅かまえでパチリ。玄関のテラスでアイスクリームを食べていた中学生にシャッターを切ってもらいました。ボーラのユニホーム、素敵でしょう。 元猿(元猿)海岸を走りました。海が青い。残暑は厳しいものの、色合いは心なしか秋の気配。 トンネルを抜け、入津湾に。リアス式海岸です。クネクネの道を辿りました。ところどころに鮮魚やすり身を扱う小さな商店の看板。寂れた風情なんですが、それがかえって鄙を醸し、いい感じです。軽トラに魚のショーケースを積んで行商する婦人が逞しい。畑野浦に差し掛かりました。昼にするか。前にも掲載したことがありますが、海岸沿いにあるラーメン加代に寄りました。 5人、先客がありました。上の写真で判りますが、そのうちの3人はバイクでツーリングの方でした。大分市方面からとのこと。久しぶりに晴れたので、みなさんも異口同音でした。写真は食べたラーメン、5/6ラーでした。安い。 そこを後にし、次の目標は空の地蔵です。国道388号を少し北上、途中から尾浦方面へ。写真はその入り口、尾浦トンネルです。いつものことですが、夏のトンネル内は温度が低く、火照った身体を癒やしてくれます。その代わり、自動車にすれ違う際や追い抜かれるときは怖い。音の反響が凄いのです。トンネルの入り口、中程、出口のどこを走っていても、車がトンネル内に入った途端、轟音が響いてくるのです。これには慣れません。 ここは厳しい登りでした。轟峠もですが、ここも止まらずに何とか超えることが出来ました。次の写真は展望のいいピークでパチリ。この一枚はバイクツーリングのグループにお願いしました。暫し彼らと会話。バイクの自慢を聞きました。改造した1970年代のKAWASAKIだそうでした。うちの一人は50代、水産関係に働いているそうで、築地に知り合いがいるとのこと。げっ!私もそこで働いたことがあります。まさか、こんなところで魚河岸の話をしようとは、思ってもみませんでした。彼は息子(高校3年生、球児)を後ろに乗せてのツーリング。来年は大学生、息子と一緒は今のうち、仕合わせそうに話してくれました。私のキャノンデールシナプスを指し、値段を訊いてきました。息子のお下がりなのでよく判りません、800ラー位かな、適当、鯖を読んで教えたら驚かれました。私の年齢を聞いて二度ビックリ。いい気分になりました。 空の地蔵は眼下にこの景色です。風光明媚とはこのことです。 米水津側に少し下ると、展望所があります。この景色も以前に幾度か掲載しましたが、如何です?いい感じでしょう。映画釣りバカ日誌19は大分・佐伯が舞台ですが、この風景も銀幕に挿入されました。 一気、色宮に下りました。ここでバテました。ショートカット、浦代峠を越え、近道をして木立に戻ろうか、揺れました。しかし、その思いを振り切り、米水津湾をぐるり一周。再び長いトンネルを抜け、中浦に出ました。佐伯湾です。鶴見大島が見えました。その向こうは豊後水道を隔て、南予の山が見て取れます。松浦から吹、灘と廻り、予定のコースを終了。 走り終えて、手首の関節が痛い。前傾姿勢なのでそこに負担がいくのかな。ツール・ド・佐伯(100km)まであと1ヶ月余り。そこを少し強化しなければ。どんな方法があるんだろう。調べてみよう。写真はサイクルコンピュータです。今日の走行距離80km。 帰宅は午後3時半。妻が湯船に湯を張ってくれていました。飛び込みました。浸かりながらぼーっとして心地好かったです。頭を拭き拭きプシュッ。クーッ、堪りません、この感じ。当ては購入の唐揚げに加え、アヒージョが。ならばとロング缶2本の後、赤を抜栓。 うっ、また茄子だ。 忽ちいい気色。午後8時前、水平飛行となりました。写真は日に焼けた足です。太腿と膝の間にラインが出来ました。足首から先は白い。このコントラストがいい感じです。腕の方はアームカバーをしていたので大丈夫でした。 輪行の感想。キャノンデールシナプスは自分にしっくりくる車体。特に登坂がもう一台のキャノンデールに比べ随分と楽。ブレーキの制動もいい。 ずっと海岸線を走りましたが、ところどころに水飛沫の音。其処を覗くと、小さな滝のようになって落ちていました。自動車で走ると、気づかないことではあります。当たり前ですが、サイクリングはヨットと同様、エンジン音はなし。風切り音に混じり、風景に混じる自然の音が聞こえていい感じです。 今日の一句 深呼吸九月の海に染められて 今日のラン サイクリング80km 途中水分補給の水は2リットル 今日の酒 キリンラガーロング缶2 赤ワイングラス2 今日の写真は猫です。道の駅の駐車場に止まる車の下で昼寝。気持ちよさそうでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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