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Wednesday, November 11, 2020 晴れ。朝は冷えました。外気温7℃。 午前3時半起床。朝食まで書斎に。毎日のことですが、この時間が至福なのです。日中は、鍬を持ったりサイクリング、あるいは山仕事だったり。屋外にいい天気、明るい日射しのあると、疼き、外に出ずにはおれません。夕刻になると、夜のお勤めが始まります。午後8時~9時には水平飛行となります。従い、頭を動かすにはこの時刻しかないのです。幸いというか、血圧が高いので、目の覚めた時、既に冴えています。読んだり書いたりの調子がいいのです。夜明け前の静寂はコーヒーもうまいですし。 ということで夜の明けて今日もいい天気。チェーンソー他、山の七つ道具を軽トラの荷台に積みました。親方の山向けになりました。写真は波越の奥、林道から親方の切り出しまでを開削した作業道です。これ、親方がリース会社から大きな重機を借り受け(代金50ラー)、オペレーター(30ラーあまり)を雇ってのことでした。1日で完成。 余談です。オペレーターに雇われた人のことを。彼は私が小学生の時、一つ下の学年にいたMのS坊でした。拙宅の近くに住んでいました。小学校を卒業後、滅多と遇うことがなくなりました。再会したのは、もう10年ほど前でしょうか、此所、親方の山で、でした。その折も親方に雇われてのことでした。今日、親方に聞いた話によると、バックフォーなどの運転を生業にしているとのことでした。事故で片足を失い、義足を装填しているとのこと。重機の扱いに不自由をきたすだろうと思いきや、親方曰く 「プロ中のプロ」 出来上がった作業道を振り返り 「1日でこれだけの仕事をするんだ、たいしたものよ」 戻ります。今日はその作業道の続き、谷筋に切り登りました。写真の左半分は倒して明いた空です。この後、右の林立を始末していきました。 今日倒したうち、一番大きい杉です。直立しているので、矢を1本、軽く打つだけで倒れました。写真は傾き始め、矢を打ったところが口を開け始めまたところです。 ドドーン、山に響き渡る轟音、いい感じでした。 15~16本倒しました。余談です。私のチェーンソーはハスクバーナ550XPです。混合ガソリンのタンク容量は0.52リットルです。これだけを倒すのに注油を3回。即ち1.5リットルを要したことになります。余談の余談です。550XPの乾燥重量は5.3Kg。これに混合ガソリンとチェーンの潤滑油、バーとチェーンが加わります。7Kgを越えるかと。玄能と矢を片手、もう一方にこれをもっての山仕事です。ちなみにエンジン音はフルスロットルで120dB。このレベルは飛行機のプロペラエンジン直前、或いは近くの雷鳴程度と言われています。上の写真、私の耳を塞ぐイヤーマフ必携です。 親方の段取り上、今日はここで打ち止め。作業道が出来たので、倒してあった樫の大木をユンボで平地に抱えだしてもらいました。 輪子の上に並べてくれました。玉切りました。いつもですと40cmほどの長さにですが、持ち帰って割るのが面倒。そのまま薪ストーブに入れることの出来る厚さにカット。私はこれを「煎餅に切る」と言います。いい表現でしょう。 前回、此所に木を倒した折、チェーンソーの刃を傷めました。研いで治したのですが、今日使って今ひとつでした。石を切ると、鑢での修復、一編においそれとはいきません。加えて切る樫が硬かったです。切れが更に鈍っていけませんでした。途中でエンジンを止めました。軽トラに2/3程を持ち帰りました。 戻ったところで正午。写真は昼のおかず、アスパラ菜の炒め物です。茎はその名のとおりグリーンアスパラの味でした。 午後は持ち帰った薪を荷役をしました。次の写真は、それを終えて研ぎ直したチェーンソーの刃です。弛みをこのくらいがよいです。木の幹によく食い込むのです。 その後、菜園に取り付きました。芽を出した菠薐草の脇を解したり、灰を撒いたところを耕耘したり。その野菜畑、ブロッコリーが大きくなりました。今年初撮りの玉です。小振りです。次から次、一斉に膨らむので、早め早めに採って食べるのが上策。 午後4時、地下足袋を脱ぎました。着替えてラン。 途中、IのT君に行き遇わせました。彼も私より一つ年下、MのS坊と同級生です。散歩の途中でした。数年ぶりの再会でした。毛糸の帽子を被り、上下ともトレーナー姿でした。顔に生気のないというと大げさですが、元気がなさそうでした。止まって立ち話をしました。彼曰く、この正月明けに脳梗塞を患った、身体に少しの麻痺が残り、言葉が出なくなった、とのこと。生業の左官業を続けること能わず。子どもが小学生の頃、PTAの役員を一緒した奧さんとは離別、娘さんたちも家を出たとは聞いていました。母親との二人暮らしは大変だろう、そう言うと、弟さん夫婦が家に入り、二人の面倒を見てくれているのだそうでした。励ましの言葉もありませんでした。最後に酒は?と問うと、笑顔で「飲んでいる」と返してくれました。今度イッパイやろう、そう交わして別れました。 写真は彼と別れ、走った途中に見つけた赤3題です。1枚目はピンクノウゼンカズラです。小中尾、話の中にポツンと一軒の取り付けに咲いていました。可憐です。花言葉は女性らしい、愛らしい、です。 2枚目はキク(スプレーマム?)。これも上の写真近く、農道脇に咲いていました。 これは拙宅の隣、DのYさん宅に鈴生りのピラカンサ。初冬にあってインパクトの強い庭木です。 家に戻り、汗を流しました。プシュッとやって相撲観戦。琴恵光4連勝。いいぞいいぞ。写真は当てにと妻の出してくれた椎茸の柄。前にも書きましたが、これ、さきイカの味がするのです。珍味。 メインはトーフステーキ。 ポテサラが付きました。それにしてもです、最近、魚も来ないし、Jさんの亡くなってジビエ肉とも無沙汰。このところ、動物性タンパク質を食べていないような・・・。 以下無用のことながら カープ菊池、プロ野球史上初のセカンド1シーズン無失策。ドラゴンズ大野雄大残留。 今日の一首 富有柿の熟れて落ちるを狙う烏や やがて来し冬如何に厳しく 今日のラン 6km 今日の酒 サッポロ黒ラベルレギュラー2缶 冷酒1合 白ワイングラス2 今日の音楽 なし 今日の写真はトラです。ストーブに火の入って以来、その前に極楽トンボの寝姿。主人と一緒、クウネルアソブです。「度一切苦厄(全ての苦しみを越えて)」ではなく「一切喰う役」です。
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