カテゴリ:どうでもいい話
Tuesday, January 5, 2021 終日曇り 10.2℃ 3.1℃ 午前5時起床。寒い一日。暦通り小寒でした。 午前は書斎に過ごしました。ペンに倦いて何か軽いものを読んでみようか。手に取ったのは池波正太郎「日曜日の万年筆」新潮文庫です。私がサンデー毎日だからということではありませんが、タイトルに惹かれました。珠玉のエッセイです。折々の人生経験を50余りの題にしてありました。文章の向こう側に、剣豪時代小説のなかに見え隠れする彼特有、無常のなかにある暖かさ、温もりを見て取れました。いい感じでした。 次の写真、こちらは、食べて暖かい雑炊です。昨夜の鰤シャブが残りの汁でこさえたものです。これが朝ご飯。美味しくて、お代わりしました。 午後も引き続いて書斎に。夕刻、昨日のサイクリングがせいで体が固まっていましたが、ランの格好に着替えました。いつものコースをひとっ走り。雲が切れ始めましたが、北風が冷たかったです。写真は向津留のイチゴハウスです。日射しのない折はボイラーが稼働します。中は別天地のはずです。 この通り、ビニールの内側が結露していました。ただ、赤く熟れた苺は少ない感じがしました。例年に比べ、気温の低い日が続くからだろうか。それともクリスマスと正月の商戦に頑張って、一息ついているからかもしれません。 出がけ、認めた葉書を投函するのを忘れました。それを携え、再びラン。転勤続き、今は熊本・水俣に在住の友人につね三の閉店を知らせるためでした。彼からの賀状に、今年はなんとしても訪佐の上、つね三に突っ込みたいと書いてあったのです。現状を知らしめ、早めの来佐を促さなければ。 こんやのお勤めはチキンカツでした。「作」はもったいないので控えました。白波のお湯割りで流しました。 以下無用のことながら 保阪正康氏と半藤一利氏の対談「昭和史を再考する」の中に「昭和史の中の薩長閥と血縁閥」と題したやりとりがあります。明治時代、政府も軍も脈々の薩長閥支配だったこと、それが大正・昭和、時代が下がるに従い、縁故よりも陸士・海兵の成績が重要視されるようになり、人事に反映されもした。それを機、反薩長閥が台頭した。が、それでも、閨閥は西日本出身が薩長、東日本が反薩長、婚姻もも東日本は東日本で、西日本は西日本で、という構図は続いた、とまあこんな内容です。興味深い。半藤氏は、先の戦争遂行においても、この血縁関係が「非常に微妙なところで動いている」と評しました。具体的に戦争末期に於けるソ連仲介の和平工作に絡む岡田啓介、迫水久常、瀬島龍三の三人を挙げて、彼らが全部血縁関係にあると示します。ふーん、知らなかった。 余談です。縁戚・血縁のことをして、ふと今の世襲議員とその家族、閨閥のことを連想しました。この辺りのこと、奥が深そうです。保阪氏は「陸軍の中で高級軍人を批判するとき、彼らの縁戚はどうなっているのか、相当確認しながら進めている」と語っていますが、高級軍人を世襲議員に置き換えても、しっくりくるジャーナリストの弁ではあります。思うところ多ですが、ここは無用のことなので、何を書きたいのか意味不明とし、オブラートに包んでペンを置きます。 今日の一句 千両にかかる埃や今日五日 今日のラン 6km 今日の酒 梅酒2ショット 白波お湯割り正味1合 スコッチ1ショット 白波無垢1ショット 今日の音楽 ベートーベン ピアノ協奏曲4番 ワイセンベルグ カラヤン ベルリンフィル 同上 三重協奏曲 オイストラフ ロストロポービゥッチ リヒテル カラヤン ベルリンフィル 今日の写真は隣のおばちゃんに貰った聖護院大根です。大きい。
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