カテゴリ:徒然
Sunday, June 6, 2021 私、ブログを始めて16年余り。始めたきっかけは、娘の大学進学でした。家を出るのを機、家庭の様子を彼女に知らせるのが目的でした。それが昂じて日記となり、ほぼ毎日続けてきました。退職後、2年、ぶらぶらし、この春、63歳を前に再就職。覚悟はしていましたが、勤め始めて毎日が慌ただしい。写真は某日の昼です。おにぎり1個に果汁1本。勤務先の昼休みは45分です。多忙はこの時期だけなのかもしれませんが、朝から晩まで終日、会議・ミーティング・来客に追われています。デスクワークの時間をとれません。必然、決済は昼休みか、終業時刻を廻っての時間となります。ということで、私、針小棒大、大げさが得意でして、昼食を表現すると、片手に判子、片手におにぎりとなります(笑い)。 ![]() さてもアッという間の4週間でした。仕事内容は書くこと能わず。更新の時間が無いといったら嘘になりますが、帰宅して食事をしたら目がしょぼしょぼ。バタンキューの毎日です。ランや読書の減って、いけません。ということでもう暫く週一毎の更新となりそうです。写真は夜の白んで下弦の月です。こういう時間帯、薄明の蒼穹に懸かる半月を眺めながらには、パット・メセニーのスローギターが似合いそう。非日常に独りを感じて、いい感じかと。ウィークデーにカサついた気持ちも和らごうものです。 ![]() 上の写真、ピンボケの蔓は胡瓜です。 その季節になりました。余談は悩ましい瓜蠅の話です。ウリハムシを当地ではウリバエと呼んでいます。小奴がその名の通り、瓜、即ち胡瓜の葉に付いて悪さをするのです。写真がそれです。 ![]() 私、今も午前4時前後に起床です。夜の白んで網目の細かい捕虫網を手にします。胡瓜の棚にそーっと近づき、ウリバエを見つけて、その下に捕虫網をかざします。空いた手で寝惚け状態のウリバエをツンツンすると死んだふり、擬死を装い、ポロリ落下します。それを親指と人差し指で摘まんでビシャッ。殺めます。指の腹は彼らの体液が付いてオレンジ色になります。 ![]() 彼らは、日が昇ったら動きが活発になります。気配を感じ、すぐ舞い立ちます。捕虫網で飛行中をパッ、捕らまえることも可能ですが、ゲット率は5割を切ります。 帰宅して猶明るさの残っている折は、も一度畑に顔を出し、同じことをします。先月は1日に20匹は下らずの殺生でした。この頃は10匹に満たず。数が少なくなりました。いい傾向です。次の写真はその胡瓜を使った酢の物です。酢締めの鯵か鯖の混ざると猶良しですが、これはこれで悪くありません。 ![]() 野菜畑は、もう暫くすると、茄子に付くカメムシ退治もしなければなりません。こちらは石鹸水の片手鍋を用意。網をそれに持ち替え、ポロリ落ちるのを受け止めます。ウリバエは圧殺ですが、こちらは溺死。 ということで、これから秋まで、無慈悲の毎日です。杣夫の夏は、殺生の夏なのです。瓜蠅、椿象(カメムシ)とも小さな昆虫です。野菜に害を及ぼす輩ですから構いませんが、そうであっても命は命。一抹の痛痒は感じます。少しの罪悪感有りなのです。 ここで逸れます。仏教ではすべての生命は同根、六道を生まれ変わり死に変わるといわれています。勿論虫も畜生界を生きる動物。殺せば殺生罪。私、次に生まれるのは地獄必定、煉獄の世界を生きることになるかもしれません。そう思いながらも、精魂込めて育てた胡瓜可愛さに来る日も殺めるのです。南無阿弥陀仏。 余談の余談です。ものの本によると、殺生には3通りあるそうです。自殺、他殺、随喜同業(ずきどうごう)の三つです。折角ですからそれぞれを簡単に説明します。 殺生における自殺は、自ら命を絶つ意ではなく、直接手を下して命を奪う行為のことです。私が瓜蠅や椿象を殺めることをいいます。他殺は人に命じておこなう殺しです。軒先に出来た蜂の巣を業者に頼んで駆除するのもですが、この極めつけは戦争指導者でしょう。随喜同業は他人が殺生をしているのを見て楽しむ意味です。具体的には私の瓜蠅殺しを見て、ああ、害虫の減っていくと喜ぶ妻が一例ですが、広義には、〆鯖に舌鼓を打つnkucchan、うどんに入った浅蜊を旨そうに食べる亮さん、ラーメンのチャーシューに目のない禁玉さん、皆それぞれ、殺生の生きものを食べて喜んでいて、この快哉もそれに当たるのです。罪深い。嗚呼ナンマイダ、ナンマイダ・・・。写真は散歩の折、道路に瀕死の雀蜂です。見て見ぬ振り、やり過ごしました。この行為はどうなんでしょうか。考えると、なにがなんだか・・・。 ![]() 閑話休題。酒の話も書かねばなりません。毎週、花金の待ち遠しくなった杣夫です。その日は折角なので美味しいビールを飲みたいな。そう思っていた矢先、妻がこれを買ってくれました。その名も伝説のホップSORACHI1984。 ![]() キャッチコピーは「このビールは世界を変えるかもしれない」。プシュッ。おっ、フルーティーの感じ、苦みが深く、いい感じでした。ひと味、いやふた味も違う味わいです。旨い!ビールはガブ飲みの杣夫ですが、これはゆっくり味わいたい。グランドキリンIPAに肩を並べる、いやその上を行くかも。シメイ好きの禁玉さんへ勧めたい逸品です。 ![]() これを飲んだ日の当てはこれ。猪肉でした。どうですか、この背脂。堪りません。が、これも随喜同業ではあります。 ![]() 先に毎日バタバタのようなことを書きましたが、ブログに書くネタは沢山あるります。本を読む時間の激減は仕方の無いことですが、手に取ったそれらのこと、会った人のこと、目にした新聞記事、聴いた音楽・・・。早く毎日更新できるようになりたいです。 開く書に君が篆刻守宮見る 里芋を掘る父が手のいと細き 今日の写真は漬けた辣韮(らっきょう)です。昨年は私が仕込みましたが、今年は掘るのも含め妻が一手に。1ヶ月もすると、食べることが出来ます。拙宅、カレーには福神漬けでなく辣韮なのです。漬かるのが楽しみです。 ![]() おまけは週末の空です。梅雨に入って久しいですが、明日は晴れかな。
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