脳内環状族?
3ヶ月程前、出会った男。落ち着きの無い人混みの中で、同じニオイを見つけた。ボワーんと入道雲みたいに迫ってきて、焦点深度ゼロで静止。「やあ」と古い友人のような態度。懐かしいニオイに惹かれて話し込むと、妙に胸熱く気があった。互いの脳内に侵入しあうような、かかわり方が始まってここからが愉しみ。昨夜、群集の中で、悪い目付きに出会った。名刺交換をする手を伝わってメッセージが胸に刺さった。コイツも同じニオイ。「おい、仲良くやろう」と、底知れない縁の知者のように振舞う。記憶の回路を、逆回転させて昔から知ってた?と言うつもりらしい。ご縁というようなヌルイものではなく、再会の必然、縁。コイツとも、脳内環状族と行きたいね。