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秋山真志・著 ポプラ社・刊
これは、けっこう個人的趣味かも。私、二十歳の頃、 いろいろな仕事をしてみたかったんです。ほんとは 毎年仕事を変えて10年で10種類くらい経験して、 それから、一生やる仕事を決めようと思っていました。 でも、現実的にはちょっと無理でした。だもんで、 いまだに、自分の知らない世界の仕事をしている人に 憧れを持っています。 と、前置きが長くなりました。 この本は、いの日本では絶滅寸前の職業を、著者が ルポしたものをまとめたものです。 飴細工師、街頭紙芝居師、へび屋、銭湯絵師、 見世物小屋、幇間・・・・etc。 古きよき時代の日本を思い出しつつ (そんな年でもなかんべ)、自分の仕事に誇りを 持って生きてきた人たちを読むことで、 日常空間から飛び出し、ちょっと新鮮な気分に なれるかも知れません。個人的には、街頭紙芝居師 のご夫婦の話がとても好きです。 ご主人が不運にも病気で子ども作れない体になって しまう。しかし、ふたりとも大の子ども好き。そこで、 近所の人たちの中で子どもの面倒がみれない人から 子どもを預かり、自分たちの子どもではない子どもを、 都合で10人も育てあげてしまう(しかも衰退していく 紙芝居師を続けながら)。 って感じの物語です。 その他の職業の話もみんなおもしろい 全部で12種類のハローワーク外伝です。 職業外伝 上の本は入ってないですが 本の越後屋 本日の新着 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.09.24 23:12:24
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