星見当番の三角テント

こんばんは、星見当番です。

今夜は次の満月までの月サインカレンダーをお届けします。
月が太陽を追い越し、次の満月へ向けて満ちて行くモードに入りました。
「満ちて行く月」は「吸収」や「成長」「増加」を表します。
体や心のお手入れも「与える・増やす・○○をアップする」といった系統のものが
より効果的です。

食事制限によるダイエットには不向きですが、この時期に頑張って体を動かしておくと
筋肉量や基礎代謝のアップにつながり、満月を過ぎて「欠ける」モードに入ったときに
体重の減りかたに差がついてきます。満月までの時期は、体重計の数字に一喜一憂するより
余計なことを考えずに自分の楽しめる方法で体を動かした方がいいです。それにプラスして
普段不足がちな栄養素を食事で補うことを考えましょう。

9月22日22時08分、月が天秤座に入りました。
前回の月サインカレンダーに引き続き、12サインのラテン語名とその英語読みを併記すると
「天秤座」はLibra　リブラ。英語読みだと頭が二重母音になって「ライブラ」です。

天秤座は12サインの7番目・折り返し地点です。天秤座が支配する体の部位も、
体のちょうど折り返し地点「ウエスト（腰周り）」。お尻、腎臓、副腎も
天秤座に支配されている部分です。天秤座が支配する疾患は腎臓に関係する病気、
それから糖尿病及び低血糖症です。

天秤座に月が来ていて満ちて行く月の時にはウエストとヒップラインを整えるのに最適です。
ヨガやストレッチを日課にしている方は、この時期は特にウエストとお尻に力を入れてみて。
この日はまた、腎臓関係のトラブルや血糖値の問題についてお医者さんに相談したり、
腰のマッサージを受けたりするのにも向いています。自宅でできる腰痛対策として
腰痛体操をしたり、腹巻をしたり、腰湯をして温まったりするのもいいですね。

9月25日・月曜日の朝10時57分。月が蠍座に入ります。
蠍座は　Scorpius スコルピウス　または　Scorpio　スコルピオ。
英語読みだと「スコーピオ」です。

蠍座が支配するのは子宮・卵巣・精巣などの生殖にかかわる器官と
直腸・肛門・膀胱・尿道など排泄にかかわる器官です。

蠍座管轄の疾患は、子宮内膜症や月経困難症、PMS（月経前症候群）など
生殖器官にまつわるトラブルと、膀胱炎や尿道結石、直腸がん、痔などの
排泄器官のトラブルです。

蠍座が支配している部位はどれもとてもデリケートなので
トラブルがある場合は決して自己流の手当てはせずに
専門のお医者さんにかかって、指示に従って手当てしてくださいね。

蠍座系の病気は、腰周りお尻周りの冷えが原因で悪化するものが多いです。
たとえば膀胱炎、生理痛、痔。どれも、冷えは大敵です。自分でできる予防法として
腰周りを温める、というのがあります。腰湯をするもよし、腹巻やカイロで守るもよし。
生理痛の時には体を温める飲みものをとって、汗をかくと少し楽になりますよ。
ショウガ入りの紅茶か、どくだみ茶、はとむぎ茶なんかがお薦めです。

9月27日・水曜日の朝4時35分に月は射手座に入ります。
射手座は　Sagittarius　サギタリウス。英語読みだと「サジタリアス」となります。
（なお、Sagittaまでが「矢」という意味。「サギタリウス」は「矢を射る人＝射手」です）

狩人のサイン・射手座に月が来ている時はスポーツ日和・アウトドア日和！
特に「満ちて行く月」の射手座ですのでお外で体を動かしてストレス解消するのがお薦めです。
射手座が支配する体の部位は腰（これは天秤座とも共通します）と大腿部、股関節、
それから坐骨神経です。サッカーみたいに、腰・股関節・大腿部を使う運動は
特にお薦めです。ほかに乗馬、キックボクシングなんかが足腰を使いますね。

歩いたり走ったりする時に「大股で」「腰から足を出す」感じにするだけでもOKです。
できれば広い、開けた場所。野原や山や緑の多い運動公園で行うのがお薦めです。
それが駄目でも、晴れていればお外でお弁当食べるだけでもリフレッシュになります。

運動の後はお酒やご飯が美味しく感じられますが、
暴飲暴食は射手座が支配する臓器である肝臓に負担をかけますので、
適量を心がけるようにしてください。

9月30日・土曜日。朝7時03分に月が山羊座に入ります。
山羊座はCapricorn　カプリコルン　あるいは　Capricornus　カプリコルヌス。
英語だと「キャプリコーン」という発音になります。

同じ9月30日の夜、20時05分。太陽は天秤座の07度09分。月は山羊座の07度09分。
太陽と月の角度差が90度となります。「上弦の月」です。

占星術で「90度」は摩擦や食い違いを表す角度です。
太陽と月が90度になる上弦・下弦の月は、太陽が表す「意志」や「思考」と
月が表す「感情」や「体」が摩擦を起こす、食い違う、という意味を持ちます。

意志を表す太陽が居るのは、「社交界にデビューした新人」を表す天秤座。
会う人会う人新鮮に見えて、もっと色んな人とお話したい、お付き合いしてみたい、と
人の輪（和）に入り込んで行こうとするサインです。

これに対して、感情や体を表す太陽が居るのは「義務・責任・管理」がテーマの山羊座。
天秤座が「新社会人」であるならば、山羊座は「ベテラン社会人・管理職」のサインです。
毎日が異業種交流会、毎日がお見合いパーティな天秤座の太陽に対して、
「日々の業務は～？責任は～？報告書は～？」と問いかけてくる月。

月は特に「家庭」を現す天体ですから、「山羊座の月」というと
「家庭面での責任や義務」という意味も出てきますね。部屋の掃除とか日々のご飯とか。
それに、山羊座は「土台」を意味する「地」のサインで月は「体」ですから
「生活の基本としての自分の体を責任を持って管理する」という意味にも取れます。

つまり、天秤座太陽と山羊座月の直角は
「パーティーばっかり出ていて自分の足元を疎かにしてどうする」という月と
「自分の領地と仕事にだけかまけていると、新しい出会いを逃がすよ」という太陽とが
せめぎあう、ということです。特に山羊座と天秤座に出生時の太陽か月を持つ人は
この上弦の影響を他の人より強く感じて、イライラすることもあるかもしれません。

さて山羊座が支配するのは全身の骨、関節（特に膝の関節）、歯、皮膚です。
骨粗鬆症など骨のトラブル、リウマチや神経痛などの関節のトラブル、虫歯や歯周病、
各種皮膚炎、かゆみ、乾燥肌などが山羊座管轄の疾患です。

山羊座に月が来ている時は、これらのトラブルについて専門家のケアを受けるのに
適している日です。接骨院、鍼灸院、皮膚科、歯科にかかるのに向いています。

満ちて行く月で、栄養の吸収がよくなっている時期なので
骨・歯・皮膚を強化する食べ物を選んで食べるのもお薦めです。
牛乳や小魚などでカルシウム、果物からビタミンC、干し椎茸など乾物からビタミンD、
ゼラチンや鳥の手羽先などでコラーゲンを、それぞれたっぷり摂りましょう。

週明け、10月2日の月曜日、12時20分に月は水瓶座に移ります。
水瓶座はAquarius　アクアリウス　英語読みだとアクエァリアスに近い音です。

水瓶座が支配する体の部位は膝より下、足首より上の部分です。
ふくらはぎですね。それから全身の静脈、血液循環も支配します。
水瓶座支配の疾患はふくらはぎの血行不良・冷え・むくみ。下肢静脈瘤、血栓、
エコノミークラス症候群。水瓶座を支配する天王星（突発的な変化を司る）の影響で
発作や痙攣を伴う病気も水瓶座の管轄となっています。

水瓶座で、満ちて行く月の日にはふくらはぎを温めて血行を促進するのがお薦めです。
足の血行がよくなると、そこから全身に回って体中の血行がよくなります。
人肌に温めたマッサージ用オイルに好きな精油を垂らしてマッサージしたり、
膝から下だけお湯に浸かる「足湯」も効果的です。また、ウォーキングも
足元から血行をよくするのに向いています。歩く時には水分補給をお忘れなく。

10月4日・水曜日の14時35分には月が魚座に入ります。
魚座はPisces　ピスケス。英語読みだと「パイシーズ」と発音します。

魚座が支配するのは足首から先、爪先までの「足」です。
足の裏・かかとも魚座支配。ほかに魚座が支配する体の部位はリンパ。
魚座管轄の疾患は外反母趾や水虫、かかとの角質化など足と爪先に関係するもの、
それから各種感染症（代表的なのは風邪）、各種中毒症状（急性アルコール中毒や食中毒）、
眠りに関するトラブル（不眠症、悪夢を見るなど）、各種依存症などです。

魚座に月がある時はフットケア日和です。
リフレクソロジーや中国式ツボ押しマッサージ、ペディキュアなどがお薦め。
靴を買いに行ったり、手持ちの靴のお手入れをしたりする日に宛てるのもいいですね。
リンパドレナージュなどを受けるのにもいい日です。

魚座は「浄化」や「眠り」に関係の深いサインです。
夜、なかなか寝付けない、朝、目覚めが悪いなど眠りに関する悩みがある場合は
魚座の日を選んで専門家に相談してみるのはいかがでしょう。好きな香りを漂わせたり
枕や寝具を変えたりして「よい眠り」を追求する日にするのもいいですね。

10月6日・金曜日の14時34分。月が12サインのスタート地点・牡羊座に戻ります。
牡羊座はAries　アリエス（英語の発音だとアリーズ）だというのは先々週にも
書きましたね。

牡羊座が支配するのは頭部（髪の毛を除く）と顔面、視力です。
お顔の吹き出物、頭痛、疲れ目・視力の低下・ドライアイなどが牡羊座支配の疾患です。

牡羊座に月がある時はフェイシャルケア日和です。
「満ちて行く月」の時期なのでお手入れは「与えるケア」で。
洗顔で清潔にしたお肌に、化粧水パックでたっぷり水分を補ってから
美容液でもういちどパック。目指せ、もちもち肌。

頭痛や疲れ目についてお医者さんに相談するのにもいい日です。
目に効くというブルーベリーを食べるのもいいですね。

10月7日・土曜日の12時14分（お昼）。太陽は天秤座の13度43分、月は牡羊座の13度43分。
太陽と月が180度で向かい合います。「満月」です。

太陽は「社交界にデビューしたばかりの青年・他者の存在への目覚め」を意味する天秤座に。
月は、「宇宙にデビューしたばかりの赤ん坊・自我の目覚め」を意味する牡羊座に。
180度で向かい合うサインは互いに欠けているものを補い合います。

天秤座のステージで、自分とは違う存在である「他人」と交流していくには
赤ん坊のように「我」を通してばかりではいられません。しかし、他人と話をするには
「相手の話を聴ける耳」と、自分の中に「相手に語るべき『自分自身』」を
共に持っていなければ、それこそ「お話になりませ」ん。

新しい人に出会って、「はじめまして、私は…あれ、私は誰でどういう人だっけ？」
それを思い出させてくれるのが牡羊座の月です。月が表すのは「心の根っこ」。
心の底の底の、体に根ざした感情・本能の部分において、自分は何を心地好く感じ、
何を嫌がる人間なのか。自分が心から求めているものは何なのか、
自分は、もし人にケアされるならばどこをどのようにケアしてほしいのか。

たとえ、はっきりと言葉にできなくても、
自分が欲するものを本能レベルで知っているのが牡羊座の月です。
それを、他人に分る言葉として掬いあげ、自分が望むものを相手から貰えるように
伝える能力は、天秤座太陽の管轄です。

天秤座と牡羊座の共通点は、どちらも「始める」「あらわにする」という働きを持つことです。
相手の話にまず耳を傾けるか、それともまず自分の話したいことを話すか。
どちらからでもいい、まずは「回線をひらいて、話を始める」ことが大事。
秋の夜長に満月の下で、今いちばん話したい相手を誘って語らってみるのはいかがでしょう。

満月から、次の新月までの月サインカレンダーは満月の翌日あたりにお届けします。