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星見当番の三角テント

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歌織@星見当番

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2016.01.01
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カテゴリ:アストロ短歌
ごたびごきげんよう、星見当番です。これを打ち込んでいるただいまの時刻は2016年1月1日の朝5時半、まだ真っ暗です。東の空に金星が見えます。あれは12室射手座2度(数え度数)の金星。サビアンシンボルは「白波に覆われた大洋」です。そうね、当番がこれをアストロ短歌に詠むならこうです「くらやみで まだ見ぬひとへ 憧れる 風が誘えば 波が応える」。

さてさて。この記事は「はじめてのアストロ短歌」連続更新全6記事シリーズのうち5/6記事目です。過去記事へのリンクもここにつけておきましょう。

1/6記事目 はじめてのアストロ短歌・概要
2/6記事目 下準備と上の句作り・ハウス解説前篇
3/6記事目 上の句の完成・ハウス後篇とサインの解説
4/6記事目 下の句をつける・一部を変える

ひとつ前の記事で「完璧を目指すよりもまずは一首完成させること(Done is better than perfect)」と当番は書きました。まずは一首つくってしまってから、いじっていく。他は変えずにサインひとつだけ変更したり、ハウスだけを変更してみたり。天体を変えるには、天体の意味を把握しておくことが必要ですね。というわけで、当記事では占星術で使うメジャーな10の天体とふたつの感受点(天体ではないけれど、意味のあるポイント)の基本の意味とキーワードをみっつずつ、画像つきでご紹介します。例によって、基本のみっつ以上のキーワードを知りたい場合はほしぺでぃあのアストロ575コーナーをご利用ください。慣れてきたら自分で個人的にアストロ単語帳をつくって語彙を増やしていくのも楽しいですよ。

でか天体マグネット
ぽん。これが10天体。いちばん上が冥王星、その下、向かって左から天王星・土星・海王星。真ん中の段、同じく向かって左から火星・太陽・木星。最下段、向かって左から水星・月・金星です。あ、こちらのマグネットはポップな占星術お助けグッズを企画製作販売しているサイトHoroskopski(ホロスコープスキー)さんの商品「でか惑星マグネット」です。いちばん最初の記事に貼ったホロスコープ内につけてある、透明な半球型の小さいマグネットも同じくホロスコープスキーさんの商品(わくわく惑星マグネット)です。他にもかわいくて楽しい、かつ実用的な占星術グッズ、売ってます。販売サイトはこちら→Horoskopski

☆天体は動詞。みずから動くもの。エネルギー
「アストロ短歌」において天体は動詞である、と前の記事で当番は書いてきました。ハウスは動かない。時間によって境界が変わるだけ。サインは動かない。ただ時間によって見え方が変わるだけ。だけど天体は自ら動き、ホロスコープの中をそれぞれのペースで行き来します。行動するもの、それが天体です。占星術の本を見ると12サインのキーワードに「I am(私は在る/牡羊座)」とか「I have(私は持っている/牡牛座)」とか動詞が割り振られているので、サインが動詞のように思えるかもしれませんが、サインは自ら動きはしません。天体の動きにそのサインらしい色を付けるだけです。ちょうど天体がそのサインごとに色の違うサングラスをかけるような感じ。あるいは聖闘士星矢で言えば、天体があるサインに入るごとにそのサインの聖衣をつけるようなものです(その場合ハウスは、実際にその聖衣を着けて戦う場所です)。

と、いうことをわかりやすくするために。天体に手足を生やしてみることにしました。こんな風に。
惑星クマとノードガエルたち
「でか惑星マグネット」を頭部にして、手足と胴体と耳を生やしました。星クマさんとノードガエルさんです(ノード=ドラゴンヘッドとドラゴンテイルのマグネットはないので、カエルさんの頭にノードのマークを直接描きました)。お腹にはそれぞれ、その天体または感受点(前述)の基本的なはたらきを示すアイコンを貼りつけました。これからひとつひとつ説明していきます。

太陽
太陽です。獅子座の支配星。太陽の基本の意味は、これ画像で私が漢字を書き間違えていますが「焦点(フォーカス)」です。自ら燃え、光を放ち、あたためる唯一の天体。太陽がいなければ、地球も他の太陽系の惑星も、そもそもその周囲を規則正しく回ることができない。太陽こそが中心。皆をひっぱる(リードする)存在。「フォーカス」という言葉の元々の意味は「炉床」です。家の中心にある炉のこと。太陽をアストロ短歌に詠むときはまず「照らしだす」「(~を)発揮する」「目立たせる」の中からひとつ選んでください。もちろん、他にも沢山の「太陽の動詞」が存在します。

そして太陽クマさんのお腹についているアイコンにご注目ください。これは、デジタルカメラやスマホのカメラをひとに向けたときに「ピピっ」と付く「顔認識ピント枠」です。あるひとのホロスコープは、それ全体でそのひと自身をあらわすけれど、その中でもとくに「そのひと像」の中心になるのは、やはり太陽です。太陽はアイデンティティです。そのひとをそのひととアイデンティファイ(見分ける)する。体のパーツで言ったらやはり顔でしょう。外から見たときに「あ、誰々さんだ」とピントがピピッと合う。注目する。そういうアイコンにしています。太陽のシンボルマーク自体も、ピント合わせのマークみたいですよね。

月
月です。蟹座の支配星。月の意味するものは本当に多岐にわたるのですが、本当に根っこの根っこ、基本の意味は「反復」です。意外ですか?月は「おなじことをくりかえす」「おなじものをつくる」という働きを担当します。新陳代謝とか、子供をつくることも月の管轄です。遺伝子を複製する=おなじもの・にたものをつくる、ですから。月は太陽の光を受けて輝くので「反射」「反映」「受容」という意味もあります。月をアストロ短歌に詠むときはまず「くりかえす」「コピーする」「うけとめる」の中からひとつ、選んでみてください。

月クマさんのお腹についているアイコンは、ちょっと見えづらいかもしれませんが白い矢印がふたつ、追いかけっこするように円環になっているかたちです。蟹座のアイコンっぽくも見えますね。これはサイクルのマーク。ぐるぐる回る、繰り返す。ウェブサイトを更新するボタンのようでもあり、ツイッターのRTボタンのようでもある。ウェブサイトの更新ボタンを押す、ということは「もういちど同じURLを送信する」ことですし、リツイートをするということは「自分のタイムライン上に同じツイートをもういちど(リ)表示させる」ということ。月は「もう一度」というコマンドを実行する天体です。繰り返しながら、馴染んでいく。繰り返しながら、あたらしくなっていく。

水星
水星です。双子座と乙女座の支配星。ボディカラーがツートーンになっているのは、ふたつのサインを支配していることをあらわしています。水星の基本的な意味は「伝達」。英名マーキュリーはローマ神話の伝令の神・メルクリウスにちなんでいます。ギリシャ神話で言ったらヘルメース。アストロ短歌で水星を詠むなら「問いかける」「考える」「理解する」の中からまずひとつ選んでください。

水星クマさんのお腹についているアイコンは、開いた本とその上に浮かぶ青い疑問符です。問いと答え、調べること、知ること。ふたつのものを比べて、同じか違うか見極めること。知ったことを記録すること、伝えること。水星は調査とコミュニケーションの星です。現代だったら、検索の星と呼んでもいいですね。

金星
金星です。はじめてのアストロ短歌作りでは「恋したい」縛りで登場しました。牡牛座と天秤座両方の支配星。ボディカラーもピンクとブルーのツートーンです。金星もとても幅広い意味を持つ天体ですが、根っこの根っこ、いちばん基本的な意味をひとつだけあげるとしたら「和合」です。調和の和・合体の合。古い言葉のようでいまひとつ馴染めない、と思ったら「和合」と漢字で書いて「ラブラブ」ってルビを振っておいてください。もうひとつ古い言い方をするなら「縁結び」の星です。アストロ短歌で金星を詠むなら「花ひらく」「惹きつける」「恋をする」の中からまずひとつ選んでください。「憧れる」でもいいです。

金星クマさんのお腹についているアイコンは、水引の蝶結びです。出産祝いなど、お祝い事用の熨斗袋についているものですね(蝶結びは「何度あっても嬉しいお祝い事用」です。結婚式のときは「一生一度」の願いを込めて「結びきり」の水引を使います)。赤と白、陽と陰。真反対のものを金星は結び合わせます。金星の英名ヴィーナスはローマ神話のヴェヌス(ギリシャ神話のアプロディーテー)ですが、最も優美な女神である彼女は最も醜い職人系男神ヴルカヌス(ヘパイストス)を夫とし、最も荒々しい戦闘系男神マルス(アレス)を愛人としました。異なるふたつの個性が結びついたとき、その間に新しいものが生まれる。「ワインとチーズのマリアージュ」とかって言いますね。結婚、という意味のフランス語です。実はギリシャ神話やローマ神話には「結婚生活の神」というのが別にいるのですが、「異なるふたつの個性が惹かれあい・結ばれる」という意味でのいわゆる「マリアージュ」については、それをホロスコープ上で代表するのは金星だろう、と当番は思っています。

おっと金星、熱く語りすぎました。次いきましょう。

火星
火星です。牡羊座の支配星。そして冥王星が発見される以前は蠍座も支配していました。英名マ-ズ、ローマ神話の軍神マルス、ギリシャ神話のアレスに当たります。戦いの星、怒りや争いの星、と言われていますが、基本の意味は「開拓」「前進」です。自分の道を自分の力でつくっていくためのエネルギー。だからアストロ短歌で火星を詠むなら、まずは「切りひらく」「(障害物を)おしのける」「ノーと言う」。「(壁を)のりこえる」でもいいですよ。この中でも「ノーと言う」は特に大事です。時にはこれがいちばん大事。ノーサンキュー。要りません。「ノー」と言うことは、自分のペースとスペースを守り、安全を確保すること。侵入者に「私の領域を侵すな、下がれ!」と言うこと。火星は心のファイアーウォールです。

火星クマさんのお腹を見てください。アイコンは剣です。切り分けるもの。金星が「縁結び」なら火星は「縁切り」です。つらぬくもの。傷つけるもの。だけど勇気を振り絞って、この剣を使わなければならないときがある。嫌なものから自分のたいせつなものを守るため。自分をつらぬきとおすため。前にすすむため。相手を引き下がらせるため。自分のほしいものを勝ち取るために。

木星以降の天体については6/6記事目で解説いたします。





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最終更新日  2016.01.01 14:39:48



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