グライコ調整
グライコとはグラフィックイコライザーのことね。管理人は昔オーディオが流行った時にその流行に乗り遅れないようにと趣味の一つにしていたのですが、でもお小遣い制の学生ということもあり、俗に言うヨンキュッパ(定価49800円の製品)クラスの製品の中から選んでコンポを組み上げておりました。その名残もあり車のコンポ(現在ではナビがその代わりですが)も、一応オーディオの性能も意識してmonoを選んで取り付けています。まぁディーラー純正のナビよりも社外の後付けナビの方が安くて性能が良い(多分)という理由が一番大きいのですけどね。そのナビのオーディオ調整の部分も昔は低音と高音の2つの調節だけだったところに、現在ではグラフィックイコライザーという低音から中音から高音まで、幅広く且つ細かく調節できる機能が付いています♪。…なんだけど、幅広く調節できるということはそれだけ調節も複雑になり、なかなか自分の好みの音に仕上げることが出来ていませんでした。グライコを調整してこれで決まったっ…と思ってしばらく聞いていると低音のこもりが気になってきたり、それを調整してまたしばらく聞いていると今度は高音がキンキンしてきたり…。管理人的音質チェックの基準としている曲(聖子ちゃんの瞳はダイヤモンド(^^ゞ)を聴きながら調整しているのですが、管理人の耳如きではちゃんとした調整が出来る訳も無く、いつも「この音質で良いの…かな?」と、調整を繰り返しながら曲を聴いておりました。そんなところに現在ではスマホのアプリで良いものがあるんですね。↑それはこんなもの。スペクトラムアナライザーというアプリです。これは何Hzの音がどのくらい出ているかということが目視できるもの(多分)。例えば上の写真では青いグラフから750Hz辺りが弱くて1KHz~2KHzの音は強く出ていると読み取ることが出来ます、多分。そこでスピーカーよりピンクノイズ(一定の周波数の音だけ出ている信号)を鳴らしてその波形をスペクトラムアナライザーで見て、強く出ている音は下げて弱く出ている音は上げて…と調節してみました。↑そして スペクトラムアナライザーを使って調整し直してみた現在のグライコの様子。もともとは低音が強い音が好みで、さらに最近高音が聞き取り辛くなっているみたい(-_-;)なので自分の耳で低音と高音は強めに調節して全体的に波のように緩やかなカーブで調整していたものが、スペクトラムアナライザーを使って調整してみると中間のグラフが随分とデコボコになりました。でもこのグラフで瞳はダイヤモンドを聞くと全体的にすっきりと聞くことが出来てこれで正解のような気がします。この音に聞き慣れたら再度自分の好みの音に煮詰める予定ですが、昔は車用のグラフィックイコライザーは3万円くらい出してその機械を買っていたし、スペクトラムアナライザーに至ってはオーディオ専門業者でないと買わない位特別な機械だったところに、今ではグライコはナビに内蔵だしアナライザーもアプリで無料♪で使えますからね。まったくいい時代になったものだと思います。しかしこのナビを買って5年が経ち、今までずーーーっとグライコの調整に悩んでいたところに仲間からスペクトラムアナライザーのアプリの存在を聞き、一発で調整が出来てしまって今までの労力は何だったんだと途方に暮れている管理人が居ます(-.-)。