「今一番面白いのは何ですか?」と聞かれたらどのように答えますか?
面白さを伝える媒体としては新聞・雑誌・書籍・テレビ・ラジオ・ネットなどが挙げられますけれども、個人的にはそのどれも正解とは言い難いです。では何が一番面白いかというと「Winnyによる情報流出」+「2ちゃんねる住人分析結果」この組み合わせが最強でしょう。
なぜなら今までだったら新聞・雑誌・書籍・テレビ・ラジオのどの媒体でも記載・放送されなかった事実がネット上では赤裸々に分析・解析されるからで、より詳しい事を知りたい人ならばお金を出して新聞・雑誌を購入するよりも、より一歩踏み込んだ事実が無料でネットから簡単に入手出来るのです。
例えばいまネット上で流れているニュースを少し拾っただけで、Winnyによる情報流出がすぐに見つかりました。
●大手損保"面目丸つぶれ"の不祥事…H画像&顧客情報が流出
●SII:「ウィニー」で子会社の取引先情報など流出
私自身は三面記事をあまり読まない人間なので、上記のニュースが流れてきてもそれを追うつもりは無いです。しかしながらやはり興味本位で関心を持つ人が居るのは事実ですし、その話題を追求するのを止めさせる事は現実問題として無理でしょう。
Winnyを利用した事はないので、そのソフトの仕組みは雑誌情報によるものだけですが、利用する人間の意識に深く左右されるソフトだけに使い方によっては善にも悪にもなり得ます。
例えば自動車という移動手段は二つの地点を移動するにあたり、人間を快適に運ぶ物体として捉える事が出来ますが、途中でハンドル操作を誤って人身事故を起こせば人を殺してしまう凶器になってしまいます。それと同様のことがWinnyにも言えるわけです。
以前に読んだ記事ではWinnyネットワークに流通している暴露ウイルスの比率は極端に高く、早い話が暴露ウイルス巣窟の中を泳いでいるようなものだと読んだ覚えがあります。
逆に言うとネットの住人たちはその巣窟の中に蜘蛛の巣を張り巡らせているわけで、カモがネギをしょってくるのを待っている、と言ってもいいでしょう。で、引っかかるカモがいるとたちどころに身ぐるみそのものをはぎ取るかのように、解析作業を始めて情報公開してしまう。
たいした知識もないのに興味本位でWinnyに手を出したために大火傷を負ったと捉えるか?全ての個人情報をネット上で公開されたために社会生活が崩壊した犠牲者と捉えるのか?は難しい問題です。
ただ一度ネット上に流出してしまった情報は回収する事が不可能であるという事から考えると、それなりの防御手段は必要でしょう。
従ってWinnyを利用するにあたっては
●ネット回線を二回線設ける。
●A回線は通常の家庭用途
●B回線はWinny専用
●A回線とB回線にそれぞれパソコンを用意する。
●A回線とB回線はネットワークで結ばない。
●B回線のWinny専用回線は個人情報が流出してもいいようにデータを一切置かない。
多少の費用がかかりますが、これが一番安全な気がします。要は個人情報が満載したパソコンをWinnyネットワークにつなげる事から悲劇が始まるわけです。なおWinny利用を推奨するためにこの記事は書いたわけではありません。推定利用者が数十万人いると言われているWinnyネットワーク。ネット上では自分の身は自分で守るのが鉄則であることを今一度理解して欲しいと思います。
関連記事
●Winny 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
●ファイル共有ソフトWinnyの解説
●まだまだ続く「Winny」による情報流出被害
●Winny(ウィニー)個人情報流出まとめ