先日の日記で掲載したけれども、ついに第6世代iPodが発売になった。ヤフオクを見るとすでにアメリカから輸入するのか価格提示がされている。
今度のiPodは単なる音楽・映像再生端末から抜け出し、ライバルを引き離すがごとく無線LAN機能およびMacintosh OS 10を搭載した事が最大の魅力だ。二週間前に少し皮肉めいた事を書いたけれども、ほぼ同時期発売となるアップルiPodと東芝のgigabeat。
アップルiPodが無線LAN+ネット閲覧ソフトSafariでインターネットに接続出来るのに対し、東芝gigabeatは無線LAN機能がポッドキャストのダウンロードだけに限定されるという。端末のデザインを含めてどちらに軍配が上がるのか?一目瞭然だろう。厳しい事を書くと日本の家電メーカーではこのあたりが限界なのかもしれない。商品企画力の点でアップルのライバルにすらならないのだ。
●iPhoneにはあるがtouchにはない機能
* 電話
* メーラー(POP,IMAP)→webメール使いましょう
* カメラ
* Google Map(software updateで追加か?)
* Note(同上)
* SMS(同上)
* Weather(同上)
* Stocks(同上)
* BlueTooth?
* スピーカー
日本国内に居る限り通話するのは国産携帯電話が一番便利だと思うので、iPhoneの電話機能は私には不要。従って今回の電話機能なしiPhone=iPodは非常に喜ばしい事のはずなのだが、素直に両手を挙げて喜ぶ事はまだ出来ない。
最大の問題点はネット閲覧ソフトとしてSafariを使用しなくてならない事だろう。SafariはMacintoshの標準閲覧ソフトなのだが、インターネット・エクスプローラーで閲覧する事を前提にして製作されているホームページが多数を占める現状では互換性の点で首をかしげざるを得ないのだ。
すべてのMacintoshユーザにお勧めしたいのはSafariではなくてFirefoxである。インターネット・エクスプローラーとの互換性あるいはソフトとしての完成度を比較してもSafariは数段落ちる。一例を挙げると現状Flashを見る事はiPodのSafariでは出来ないらしい。
さらにせっかく無線LANを搭載しながらメールソフトを標準搭載しない意図がよく分からないが、今後のソフトウェアの追加で充足されるのか興味津々。
でもアジアでのiPhone発売は中国最優先なんていう噂もあったぐらいだから、このiPod Touchが発売された事を素直に喜びたい。さて来週はいよいよ欧州で3G版iPhoneの発表があるらしい。となると軸足は当然ながらアジアに移るが、果たしてどこの携帯電話会社からiPhoneは発売されるのか?年明けに発表かな?