去年の夏頃に銀座を散策していた時に気になったビルが本日の掲載分。写真集を見ていただくと分かるが、ビルの鉄骨にひねりが加えられており、当時は一体どんな仕上がりになるのかな?と思ったものだ。
で、先日銀座に行った時にはついに最終完成型がお披露目になっていたのでパチリと撮影。見る角度によっては様々な表情を見せるピアス銀座ビルは、銀座の目抜き通り、晴海通り沿いのビルの中にあっては完全に異質。デビアス銀座ビルほどの奇特性は伺えないものの、その斬新さから一躍注目を浴びることは間違いなし。
どの角度から見た時に一番キレイかなと思って、いろんなところから撮影したけれども個人的にはこの上に掲載した写真のアングルかな?ちょっと目がくらくらするような。今気になっているのは一番最後に掲載した写真。これ、よく見ると後から付属物を設置するためのアンカーと呼ばれるステンレス製のボルトがむき出しで付いているのだ。果たしてこのあとどんな展開を見せるのか?もう一度掲載する予定です。
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●銀座街づくり会議
2005/04/01
三原橋脇に建築計画が出されているピアス銀座ビルは、建物の高さは50メートルに満たないものですが、屋上に載せる工作物によって、全体の高さが70メートルとなるプランでした。(晴海通り沿いの高さ制限は56m。三原橋はロータリーとなっていますが、法律上、ロータリー沿いを晴海通り沿いとすることになっているそうです。)
銀座街づくり会議ではこの案件を検討し、中央区にたいして質問状を提出しました。銀座通連合会晴海通り支部会からのお願い書も添付しました。さらに、中央区長宛てに陳情書を提出いたしました(2月24日)。
その内容は、ピアス銀座ビルの新築計画が、「銀座ルール」の内容と精神に即していないのではないかということへの危惧を述べたうえで、工作物の高さを高くすることによる張りぼての建築を無制限に放任すれば、銀座の通りの風格は著しくおとしめられるのではないかと指摘し、ピアス銀座ビルが前例となり、銀座の通りが、無秩序な建築によって占拠されることのないよう、「銀座ルール」の精神に則って、ピアス銀座ビルの全体建物高さを修正するようご指導いただきたい、というものです。
さらに今後、銀座として、工作物の高さについて話し合いルール化してゆきたい意向を明らかにし、たとえば、工作物の絶対高さを制限する、または工作物高さの建物高さに対する割合で制限する、等の考え方の案を、具体的にいくつか提示しました。
●2008年02月22日 ●モード学園スパイラルタワーズ-その1●
●2008年02月08日 ●モード学園コクーンタワーその3●
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銀座の散策を楽しみたい方はこちらから。過去掲載分の目次があります。
●2008年03月27日 ●銀座の散策-その44●ライオン銀座七丁目店の歴史●
●2008年03月24日 ●銀座の散策-その43●ニューメルサ銀座の"絵画"
●2008年03月18日 ●銀座の散策-その42●ボールペンと鉛筆の専門店"五十音"
●2008年03月11日 ●銀座の散策-その41●デビアス銀座ビルの絶壁
●2008年02月20日 ●銀座の散策-その40●松屋銀座店の外観
●2008年01月22日 ●銀座の散策-その39●銀座松崎煎餅の外観
●2007年12月05日
●銀座の散策-その38●カルティエ開店(目次あり)