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なりゆき散策日記

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2008/08/04
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カテゴリ:映画 邦画

ビデオメーカー 夕凪の街 桜の国 

楽天レンタルで 「夕凪の街 桜の国」をかりたのでみました。

夕凪の街
昭和33年の広島が舞台。原爆からの復興をめざす広島の日常。
母と二人で暮らす26歳の皆実(麻生久美子)雨が降れば 雨漏りがするような家屋。銭湯に母といけば どこかにケロイド状の傷跡のある女性が当たり前のように身体を洗う。原爆後の広島のなまなましい生活、でも少しずつ穏やかな日常。
「この街の人は あの話題にふれない」
でも皆実には 「くるしい」「たすけて」「おかあさん」と原爆の落ちた日に苦しみながら消えていった命の声がきこえる。忘れることができない。目に焼きついて消えない。運よく助かったということが どこかで負い目に感じて 背中におぶったまま絶命した妹 翠のことが記憶から消えない。日常生活では 会社に勤めて 明るい女性にみえるけど 離れて暮している弟 旭のことといい悩みがある様子。皆実役の麻生久美子さんは とてもうまく演じたと思う。口にしていいのかそれとも早く忘れた方がいいのか。職場の男性打越と好意をお互いにかんじるが 皆実にも原爆の後遺症はのこっていて 身体をむしばんでいた。職場で知り合い意識しあい 「生きていてくれてありがとう」と皆実に告白する打越役の吉沢悠さんもステキでした。
「ここで また一人死んで 原爆を落とした人は うれしい?」そんな台詞があるけど。ずっとこの後遺症は時代があとになっても 続いているのよね。

桜の国
平成19年 東京近郊のある住宅地
父親の最近の様子がおかしいと 弟にいう姉 七波(田中麗奈)電話代も多いしと父 旭(堺正章)の姿をおうと自転車で駅にむかっている。おいかけると駅で幼馴染の東子と出会う。東子は偶然弟と同じ病院で働いていた。東子にお金をかりて 父親の姿を追い深夜バスに乗り込む。向かった先は 広島。父の故郷だ。東子もなぜか道連れだ。東子とは以前住んでいた街でいっしょにぜんそくの弟の見舞いにつきあってもらった関係だった。
東子にとっては 初めての広島で平和祈念館にいくというので いったん別行動に。
そこで東子から借りた上着のポケットにあった東子に充てた弟の手紙をみてしてしまう。弟と東子は つきあっている?そんなこと知らなかった。
父は 墓参りをしていた。そこには 祖母、父の姉の皆実、もう一人の姉の翠が眠っていて そういえば祖母が翠と自分を間違えたことをおもいだし、七波は祖母と母がなくなった団地に住んでいた当時の記憶を思い出すのだった。そういえば父と結婚した母も広島の出身だった。父は 亡き姉皆実の五十回忌だったことにあわせて 広島で姉と縁のあった人とあっていたのだ。職場で一緒だった女性は まだワンピースを大事にしていたし 皆実は 記憶のなかでかかわった人のなかで鮮明に生きていた。

離れて暮しても 苗字がかわっても家族は家族だから この言葉を広島から疎開して養子にもでて 被爆からまぬがれた長男の旭がきちんと守ったこと映画として成り立つ軸になっていていいようのないつながりをかんじました。誠実な性格が 平成での旭をみたとき 少しつながるか心配でしたが。堺さんは定年後の時間のある男性を演じてました。

 このストーリィを通して 白地に桜の模様の髪留めが唯一登場します。そもそもは 翠に父があたえて 翠と皆実が交換。そのあと皆実が 母にゆずり、七波の母、今は 七波の手元にきている。女性の手から手と 髪を飾るアクセサリーとして人の命よりも長い時間受け継がれている。大切に語り継がれるもの。大事に扱われ使われいくもの。

 現在でも 原爆の後遺症は 被爆した人の血筋のある人にも影響があって 直接の原因なのかそうでないのか未知な分 まだまだ世間からの偏見もあるのだと思いました。きちんとしたからだで生まれて育って欲しいという願いは いつの時代も関係なく どこで育っても永遠の親の気持ちです。

東子ちゃんの存在が 広島に無縁の人の感想だと思う。記念館の展示をみて 気持ちが悪くなる。一般的かな。七波も明るくて シャキシャキしていて 面倒見のいいアネゴタイプだけど 母と祖母の死ぬシーンは 子ども心に鮮明に覚えていて忘れたいと思っている。昭和の後半に生まれて戦後がずいぶんと昔の年代と重なりあう部分もあるのでは?

藤村志保さん ステキですね、最近は おばあちゃん役が多いけど 着物が似合って芯の強い女性を演じると大きく見えます。私生活では お子さんがいない方だと思うのですが 演技なのか すこしお茶目な面もあって ステキに年を重ねた女性がぴったりです。あこがれます。たしか踊りもお上手な方だと思うのですが。たたずまいが 正しくていつも姿勢のきちんとされた人だと思います。

 いい映画です。よかったら 終戦記念日にあわせてご覧ください。訴えるというよりも考えさせられる映画です。戦争に関係なく 故人を偲ぶのにいい機会かもしれません。








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Last updated  2008/08/04 11:09:01 PM
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