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2009/10/25
テーマ：最近観た映画。(38877)
カテゴリ：映画 邦画
新宿ピカデリーで「沈まぬ太陽」をみた。初回。スタートは9：30。
それで終わったのは13：00。 時間的には長い。原作を読んでいたから理解できる。 映画だけをみると納得できないシーンも多いのではないだろうか？ はじめてインターミッション（休憩）のある映画を体験した。 画面にあと残りの休憩時間がでる。トイレは上の階までいって 席にもどったら残り2分となっていた。女性が多いと10分では 席にもどれないこともあるので15分でもいいかと感じた。 「まもなく本編が再開します」とスクリーンにでると 本当に唐突にはじまるので、遅れて再入場した人はあたふたしていた。 最初のシーンが国民航空の創立35周年記念のパーティに ケニア大使のエスコートとして恩地がまぬかれざる客として 会社の経営者に煙たがれながら会場に入る。 時折、ケニアの赴任当時のシーンと時を同じくして 墜落事故へとつながる悲劇の家族の最後の別れのシーンが 入り混じる。 この構成は時間的短縮に仕方がないが、経営者の整備にかける 費用を後回しにしたツケが大惨事を招いたと攻撃されても仕方ないと あとにつながる体質をクローズアップする。 遺族の方からはこの映画化に相当の葛藤があったとも聞く。 でも忘れないために、風化させないためにあえて映画化した決断は ここまでの苦労をきくと敬意を表したい。 それが現在の航空会社に生かされているかというと現状の ナショナルフラッグは、たとえフィクションと注意書きされているとは いえ散々たる状態だし懲りていない会社、経営体質に変化のない 会社なのだろう。事故の遺族の気持ちを思うと無念さが残る。 映画だけをみると恩地の家族はでてくるけれど、かなり登場人物も すくなくしているし、理解するのに厚みがない分大変かもしれない。 よく映画化したと感心はするけれど、もっとながい時間で 二回にわけた公開でもよかった。連続ドラマでじっくりでも よかったのではないかと残念な部分もある。 最後に再び恩地が赴任先のケニアに飛ばされマサイマラの草原で 大自然の地平線が映し出される。ヌー、キリン、ライオン、シマウマ。 これをみると派閥だ出世だと考えて会社にしがみついている 社会が、とてもちっぽけな細かいことに思えてストレスをためる 人間の小ささが情けなく思える。  《送料無料》住友紀人（音楽）／映画 沈まぬ太陽 オリジナル・サウンドトラック(CD)  渡辺謙主演映画『沈まぬ太陽』ドキュメントブック  送料無料 CD/ダイアナ湯川/バタフライ・エフェクト/BVCP-40157 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2009/10/26 06:56:44 PM
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