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2005.03.05
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テーマ:ニュース(99465)
去年の奈良での女子児童誘拐殺人以降、地域での性犯罪者対策を進める声が上がっているが。こういう、子供への異常な性愛を行動にするのは、別に、いわゆるロリコン男だけではない。
よくあるのが、子どもを近親者、顔見知りによる性的虐待なんですよね。そんな性的虐待は、将来にわたっても、大きく影響してくる。

以前、ネットで知り合った、いや、正確に言うと、ネットナンパした、ある女性と話していたら。ようよう話しを聞いていると、その女性が子供のとき、近親者に性的虐待を受けていたみたいなんですよ。
近親者からの性的虐待は、被害者である子供が逃げられない状態であるということと、家族内などで内密にされるために、表面化しないので、虐待が表面化せず。虐待から逃れることが難しいのだ。そして、もし、表面化しても、子供の供述は、裁判などでの証拠能力が低く評価されてしまいがちである。
その性的虐待の影響で、セックスを受け入れる事が、自分の存在価値という感じになってしまっていて、中学生あたりの頃から、セックスは好きではないけど、不特定多数の異性とセックスするようになっていたそうだ。そして、DVなど、様々なことがあり、身も心もボロボロになってしまったみたいなんです。
ネットナンパで、出会えたのも、いろんな事があって、身も心もボロボロなのに、セックスをしていないと、自分の存在意義が見いだせないから、出会い系サイトに出てきてしまったからのようでした。
ネットだけでなく、一度だけ、実際に会ったんだけど、結局は、セックスはしませんでした(あまりに痛々しすぎたので、今ひとつ、そういう気になれなかった)が、とにかく、話しをずっと聞いてあげました。その彼女は、セックスをしなくても、異性から自分が受け入れてもらっていると感じた事を、あまり経験したことがないようで、このときの事が、とても新鮮だったようでした。

大人に対してもダメなんですが、子供の頃の性的虐待、それも、逃げることの出来ない、近親者からの性的虐待は、心に大きなキズをつくり。その人の人生を滅茶苦茶にしてしまいます。
そんな、性的虐待が、集団的に、しかも、よくあることのようなのだ。

http://www.asahi.com/international/update/0304/009.html

これは、asahi.comから転載するが、
---------------------------------
仏の父母ら、子ども45人性的虐待 被告66人裁判開始
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 子供への性的虐待でフランス史上最大の裁判が3日、西部アンジェの重罪裁判所で始まった。被害者は生後6カ月から12歳(事件当時)までの45人、被告は被害者の肉親を含む23~73歳の66人。この種の事件が珍しくない欧州でも異例の規模で、被害の広がりはこれ以上との見方が強い。

 仏メディアによると、被告(男39人、女27人)は99年初めから02年初めにかけて、アンジェ郊外の首謀者(30代夫婦)宅や市民農園の小屋、キャンプ場で、首謀者の子供を含む被害者(男児19人、女児26人)を性的に虐待する少人数の集いを数十回開いた。被害者の両親や祖父母の多くが被告に名を連ね、約20の家族による組織的な変態行為とみられる。虐待の模様を記録したビデオや写真もあったという。

 子供を「貸し出す」見返りは、現金のほか食料品や酒、たばこ。被告の多くは失業手当や障害者手当の受給者で、定期的に訪問している自治体の担当者が約3年間も犯行に気づかなかったことも問題にされている。

 被害者の人権を守るため、裁判の傍聴は報道関係者のみとされた。判決は6月末の見込み。

 フランスでは昨年夏、北部ウトローでの幼児性愛事件で被告17人中7人が無罪となり、子供の証言に頼る裁判の難しさが示された。 (03/04 22:39)

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この中でショッキングなことがいくつかある。

まず「大規模」である
被害者は生後6カ月から12歳(事件当時)までの45人、被告は被害者の肉親を含む23~73歳の66人。
しかも、我が子も性的虐待の対象だった。

つぎに、こういう事件がよくある事という内容の文面だ。
「この種の事件が珍しくない欧州・・・」
うげーっ。珍しくないんだ。

つまり、子供への性的虐待というのは、普通に行われているという可能性が高いのだ。最近は、子供への性犯罪が増えているような印象があるが。それは、新たにゲーム好きのロリコン青年が増えたというのではなく、単に、表面化していなかっただけなのかもしれないのだ。
もしかすると、実は、自分たちがやっていない事にするために、アニメやゲーム好きな大人しい青年の起こした性犯罪にかこつけて、騒ぎ立てている可能性もあるのだ。
また、奈良での児童誘拐殺人の人は、社会への順応性が低いから、誘拐したたけであって。もし、社会への順応性が高かったとしたら、近親者の子供を借り出す交渉ができたり。組織を作って、性的虐待が出来る子供を集めたり。口止めできる仕組みをも作って、犯罪を繰り返す事が考えられる。
それが、今回のフランスの件なんだと思うし、表に出ない近親者による性的虐待なんだと思う。

そして、今回のフランスでの性的虐待は、弱い立場の人の子供が対象だったという事だ。
被害者の多くは、失業手当や障害者手当の受給者で、子供を「貸し出す」見返りは、現金のほか食料品や酒、たばこだったそうだ。
つまり、食うために、虐待される子供を提供したという事になる。

家計調査を見ると、20代の世帯主の世帯の所得が無茶苦茶低いんですよね。
だからこそ、日本でも、生活に困って、性的虐待用に、子供を「貸し出す」なんて事も、密かに行われている可能性はあると思います。

近親者からの性的虐待が行われていたとしたら。いくら、町で、「知らない人から声を掛けられても、ついていってはいけませんよ」といっても、近親者からの性的虐待は防げません。

どうやったら、こういう、悲劇を減らせるんでしょうね。






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最終更新日  2005.03.07 03:01:13
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