河南省--嵩山少林寺の旅35
「塔林は歴代高僧の墓」 「中国写真ライフ」では、河南省の嵩山少林寺の写真を公開しています。中国の五大名山の一つである嵩山の麓にある少林拳で、名を世に馳せた総本山少林寺で、創建は496年だが、1928年の出火で建物や魏代の仏像などすべて消失する。現在の少林寺の建物は、最近復元された建物である。映画「少林寺」でも、復元された建物が使われた。また建築物は新しいが、写真の塔林は、500年当時からの塔。少林寺の映画では、ジェット・リーやユュー・ハイなどが、格闘する場面があるが、写真の塔林での戦いのシーンである。少林寺の僧にとっては、重要で神聖な場所にもかかわらず、観光客に公開されているのが、一般の寺院と違う所だ。一般の寺院では、解放されているが重要文化財の墓などは、体の良い柵が作られ、中には入れないような所もある。その意味で、多くの観光客が訪れ、観光名所ともなっている。 だが、中国の人達は塔林にもたれて記念写真をを撮ったり、中には塔によじ登ろうとしている若者もいて驚いた。日本の寺に造られた墓であるならば、墓の上によじ登る人は、居ないだろうし、見かけた事もない。思想の問題なのか。