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IGLOO DIARY

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2003年06月28日
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10:30起床。コーヒーを頂く。4人で少し練習。佳津子さんの「I’ll be your mirror」がとても良いので、調子に乗ってそこだけグループ名を「カガミ-ズ」とすることを提案する。John Caleマナーのピアノは却下される。自分でも弾いていて恥ずかしいのでやめる。でも分かる人には分かる感じで、うけると思うんだけど。CD用のビニールを家に忘れてきたことに今さら気付く。さやさんに電話し、明日の予定など確認する。電話を切ったあとで、やはりビニールを後回しにして袋詰めの作業を全部やらせるのはまずいだろう、ということになり職場に電話して後藤さんに郵送をお願いする。超特急で明日には届く筈。もう一度さやさんに電話して報告。悦子さんに電話。今日の予定など確認する。3:00過ぎ、楽器や荷物を全て車に積み込み出発する。街角の焼肉レストランでゴキブリを潰すウェイトレスを目撃。先に渡辺家へ荷物を降ろしに寄る。家の中は大胆に様変わりしていて驚く。すっかりイベントモードになっていた。それから無力無善寺へ。関さん駐車スペースの確保に苦心。厄介なピアノを始めとする荷物を会場に搬入する。ももさん、小林さん、阿佐美さん、大内さんらも集まってくる。無力無善寺は初めて来たが、想像していたほどエグいスペースではなかった。もっと、暗い気分になるような場所なのかと思っていた。リハはムジカポンコレラが最初。チェコスロバキア・ビーチはUFO CLUBよりもずっとデッドな音で、これはこれで面白い。リハ終了後、キヌタパンは本番で聴きたかったので、ナツと会場を出る。近くのカレー屋「クロンボ」でチキンカレーを食す。適度な塩辛さがあって、どこか和風な、庶民的な味だった。むげん堂でナツがチャルメラ様の楽器を発見。安いし使えると思ったので買うことにする。リードの調整などをナツが頼んでいる間に7:00近くになったので先に無善寺へ戻る。入り口の前で阿部さん、小野崎さん、竹下さんに会う。まだ客入れ前だったので、dasのどろんこさんに挨拶し、お土産のIGLOO3を渡す。柔らかい感じの、優しい人だった。ナツ楽器を買って戻ってきたが、思うように鳴らないという。僕も試してみたが、リードは鳴るものの楽器本体から音が出ていない。ポンコレラで抜き打ちで鳴らそうと思っていたが諦める。そうこうしているうちにキヌタパンが始まるのでナツと客席に着く。鯉淵君と西川さんが来ていて、IGLOO3を買ってくれた。ももさんにMDの録音を頼まれる。キヌタパン開始。「pre-prelude for demio~prelude for demio」。長閑なオープニング。音が出た瞬間、「ああ、キヌタパンだなあ」と当たり前の事を思い喜ぶ。「ミステリアス信用金庫」。おおっ、まずインストを置いてから佳津子さんの鋭い歌を出す作戦か...。大内さんのリコーダーの入れ方が気持ちいい。「北のディスコ」。これが例の...。アンゲロプロスの映画からの(記憶だけを頼りにした)引用だというが、こんなのあったかなあ。というぐらい見事にキヌタパンだった。阿佐美さんと大内さんのコンビネーションはちょっと類を見ない。未来のダンスミュージック。「阿字ヶ浦のレニー・トリスターノ」。小品だがよく出来ている。エキゾチック系のウェストコーストジャズの室内アンサンブルをトリスターノ風に早回ししている。「阿字ヶ浦(3)」。IGLOO3の時とは展開がやや改良されている。トレモロが直って良かった。「展望風呂*阿字ヶ浦」。ももさんのソロになったのか。生で聴くと感動も新たに。「爪を通過した光」。佳津子さんカッコイイなあ。サビの部分は日本語に変えていた。「森の中の森」。あらかじめ佳津子さんから「ももさんのスゴさが全面に出ている曲です」と予告されていた曲。まさに...。ポップ具体派キヌタパンの面目躍如(別に面目は潰れてないけど)という感じ。「菊川渓谷」。おお、来た来た。これか...と思って聴いているうちに曲は凄いことになっていた。メロディーは菊川さんのものだと思うが、アレンジは関さんのものだろう。かなり肉付けされていると見た。ある時期の富田勲にも匹敵する佳曲。行進曲にもなりそう。「引き出しのひよこ」。再びももさんヴォーカル。これ演奏難しそう。ベースラインがカッコイイ。「燃え尽きることのない芝」。これ好き!歌詞とメロディーの関係が素晴らしい。「肉屋の息子」。ヒット曲の配置の仕方にこそ構成の美学が見えるというものだが、このタイミングは気持ちいい。それにしても関さんはよっぽどこの曲を気に入っているとみえる。「夏の猫」。もちろんいい曲だが、意外な選曲。関さんはももさんと一緒に歌うのが好きだと見た。「阿字ヶ浦(4)」。導入部から直球で涙を誘う完成度の高さ。質の高い工芸品のような作品。関さんがメールでよくジャズマナーについて訊いてきたのはこれのためだったのか。それにしてはジャズになっていないのが面白いと思った。メロディー/コードを僕みたいに簡単に落とさずに、油絵の具を塗り重ねるように違う次元へ引っ張り上げながら展開させていく手法は見事。導入部を極限まで美しく作ってあるのはそのためなのか。「あなたの服は買えない」。昨日関家でスコアを見かけてから気になっていた曲。バンドサウンドとしてはこれが最高に心の琴線をくすぐられた。小林さん大活躍。阿佐美さんのブレイクでの対応が(即興ではないにしても)いい。サビの後のブレイクはエチオピアか。間髪を入れず「緩衝地帯」。マヘルの「peter saids」を思わせる導入部からして燃えるが、そこから歌い出しでメジャーの光が広がる展開のさせ方は僕の好みだ。佳津子さんの堂々としながらも細やかなヴォーカルがよく合う。難解な歌詞なのに切実さだけが伝わってくる軽やかさはどうだ。メドレーで「花崩しの宵深く」。これは凄い。名曲だ。佳津子さんの高音は珍しいが、ここでは裏声にせずにピンと張り詰めた強さで迫ってくる歌い方なので気持ちが解放されないマゾヒスティックな快感があった。細部まで血が通った工夫があってしきりに感心させられる。ラストの「蜀黍畑」はdasのゆかさんのヴォーカルを加えたイレギュラーな演奏。メンバーのリラックスしたムードが良い。キヌタパン終了。掛け値なしに、素晴らしい演奏だったと思う。聴いている間に、じつに多くの風景を見、ものを考え、想像力や創作意欲を刺激された。こんなものを聴いてしまったら、次の自分の出番は何やらグリコのおまけのように思えてくるがともかくステージに上がってムジカポンコレラの演奏をする。不安だった「三鷹」のミスは1ケ所に留めることができた...。「半休のスケッチ」は僕も関さんもやや迷いがあったが形としては悪くない。「blues de errata」はベースの扱いにてこずって素人ぶりを露呈する結果となったが待たせまくった演奏は自分としては悪くなかった。ナツのホルンも良かったし、関さんのドラムの対応にも刺激された。「ああ、3人で演奏してるんだなあ」という実感が湧く。「チェコスロバキア・ビーチ」はリハ通り全体としては抑えた演奏で気持ち良かったが、中盤の関さんのリンゴ・スターはどんどんムチャムチャになっていくし、被っていた「三鷹山」を吹っ飛ばすしで、演奏しながら笑ってしまった。ももさんと大内さんの列車笛(スゴ楽器)はオフ気味だったがブレイクでスーッと聴こえてきたのが凄く良かった。ラストはカガミーズ名義による「I’ll be your mirror」。これはもう完璧に僕もナツもお客さん気分で演奏しながら佳津子さんの歌に聞き惚れていれば良かったのである。最後のコーラスは全く音程が取れないうえに関さんの声が過剰に響いてきて笑ってしまった。佳津子さんもさすがに可笑しかったのかシメの「どうもありがとうございました」を言い忘れたのだった。ははは。こうしてムジカポンコレラは終了。ステージを降りると、客席に悦子さん、さっちん、福ちゃんの姿があった。悦子さんとさっちんは渡辺家でのイベントを抜けて見に来てくれたのだった。あとはもうひたすら観るのみ。dasのドラムsamiさんの到着が遅れていたがしばらくして無事到着。入念なチューニングをするsamiさんの職人顔に「どんな激しい音なんだろう」と思っていたが、存外にポップで抑制の効いたオープニングの曲が始まった途端、素朴でユニークなビートを叩き出すどろんこさんとsamiさんのコンビネーションに魅了されてしまった。ありそうで、なかなか無い感じ...と思っているうちにはまっていた。ひいらぎさんのギターも、轟音でかき鳴らすような不粋なものではなく、非常に東京的なデリカシーを感じさせる洗練があり、驚かされた。dasってこんなバンドだったんだ。続いて佳津子さんと小林さんがステージに上がり、一緒にプレイしたがこれがまた泥臭いガレージゴーゴーロックで、佳津子さんの隠された技能がフルに発揮され観客を圧倒した。佳津子さんには気品があり、その気品がどろんこさんの狂気をほどよく孕んだグルーブとかみ合った時、気がつけば脳内に押し寄せるアドレナリンの波。マラカスがあんなにかっこよく見えたのは久し振りだった。その後もライブが進むにつれて、dasの演奏は輝きを増し、何か言葉では表現しにくいがキラキラしたものが降ってくるような、不思議な感覚をおぼえた。早いテンポで演奏された「2月の空」は風格があり、観客みんなが座りっぱなしムードなのが非常に惜しい!と思った一幕だった。自分だけ踊り狂っても雰囲気がおかしくなるだけなので聴く方にひたすら集中する。たっぷり時間をかけたdasのラストでは小林さんのエロいペットと関さんの音響派オルガンが加わって何とも奇妙な渋い余韻を残した。聴いたことのない規格外の雰囲気に「気が利いている」というおまけがついた、「必殺するめ固め」のような演奏だった。ライブが終了し、階段の方へ出ると春名さんと智恵子さんの姿が見えた。もうこれから帰るところだという。小野崎さんおこめちゃん竹下さんの3人も帰るというので挨拶する。竹下さんにIGLOO3への感想を頂戴する。撤収をしているどろんこさん、ゆかさんに簡単に感想を述べ、挨拶をする。最後にキヌタパン全員に挨拶をし、荷物を持って会場から出る。外では春名さん智恵子さん、福ちゃん、阿部さん、ナツが待っていて、さらに見慣れない女の子が一緒に居て、ナツから「穂高さん」と言われて驚く。まさかここで会うとは思っていなかった。わたわたと挨拶をする。想像していたよりも素朴な感じの人だった。穂高さん、春名さん夫妻が去り、僕ナツ阿部さん福ちゃんというメンツで歩き出す。外は小雨が降っていた。阿部さんが手に余る荷物を持ってくれたので助かった。福ちゃんと途中で別れ、我々は渡辺家へ向う。途中コンビニに寄り道したら、バイク事故を目撃。フラフラ走ってきたバイクが電柱に激突して横転。その場で騒いでいた外国人の集団が駆け寄って声をかけたりしていたが、そのうち笑い出したので、「ああ、大したことないみたいだね」と、再び歩き出す。渡辺家に到着。もりびトランスのイベントの最中だったが、既にチルアウトな雰囲気になっていた。カントさん悦子さん、荒尾ちゃん、さっちん、フランク、元気さん、あと知らない人がちらほら居て、総勢10人以上。小さな子供も2人居た。少し休んでからピアノをミュートで弾かせてもらう。チルアウト系の雰囲気に合わせてアンビエントっぽく弾いてみたら自分が気持ちよくなった。やっぱりピアノはいいなあ。とつぜん言われて、ナツとデュオで何かやることになったが、何も思いつかないので「半休のスケッチ」のギターを弾いてみる。ナツは柳沢慎吾形式のタバコトランシーバーを用いる。演奏が一段落してから、フランクとカントさんにIGLOO3を渡す。二人がIGLOO4で演奏する時のユニット名は、フランクのおばあさんの名前から取って「Colette」に決定したという。うーん、いい名前だ。レックが置いていったというギターがあったので、少し触らせてもらう。何の変哲もないギ…





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最終更新日  2003年07月02日 04時55分18秒


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