7:00近く、明るくなったので再出発。停車して寝ていると集団自殺みたいで、気になってどうしても眠れなかったが、動いていると少しは眠ることができた。目が覚めたらもう名古屋を過ぎたあたりのSAだった。皆ぐったりしている。杉本さんと映画の話をする。「ソイレントグリーン」がお勧めだという。僕は「ハードコアの夜」を勧める。モンティパイソンの本を読む。養老SAで串ほたて食す。小林君はいつも気がつくとお菓子の袋を手に持って食べている。渋滞。予定を大幅に遅れて14:00過ぎ姫路着。川手さん面白いテンションになる。小林君のメイクの話が再燃。「好きなんじゃないの？」と言うと反応が普通じゃないので虚構的にねじくれたストーリーが車内に渦巻き楽しくなる。姫路城を望む広い駐車場に停車。小林君アイス、僕と大谷さんソフトクリーム食す。豪遊。皆はそのあと煎餅を食ったりしていたが僕はおとなしくしていた。メロディーを思いついたが先に繋がらない。覚えていられるかどうか心配。玄さんがグリーンの軽ワゴンで姫路到着。駐車場の前で合流する。2台で姫路駅へ向かい、玄さんのワゴンに長谷川さんが乗車する。マッシュルームに着。ライブハウスは久々なような気がする。間もなく工藤さんと礼子さん現われる。ステージで今日の楽曲の打ち合わせをする。新曲「滝」「moving without ark」に感動する。リハ終了後間もなく、大谷さんに「澁谷さんの6弦切れましたよ」と言われる。川手さんが車を出してくれるというので、マッシュルームの人に教えてもらった楽器屋「オーパス」へ弦を張替えに行く。店のおじさんはギターの音を聴いて「なんだこの調律は？小道具か？」と言うので「古代ギリシャの調弦です」と説明する。再びマッシュルームに戻って滝のチューニングをしていたら、今度は4弦が切れてしまった。今度は徒歩でオーパスへ。意外と遠くて焦る。今度は念のため5弦も替えてもらう。オーパスを出たら雨が降り出したのでタクシーを拾う。戻るとちょうどオシリペンペンズが終了するところだった。観たいと思っていたのに残念。マヘルの出番となる。今日のメンバーは工藤さん、礼子さん、川手さん、長谷川さん、大谷さん、小林君、玄さん、杉本さん、僕。ステージに扇状に座る。前半は礼子さんの曲「滝」「いちじく」「ねこ」「彼岸花」「きんもくせい」「泉」を演奏。最初の2曲のあと、礼子さんの言葉で全員気合いが入る。「ねこ」はあまりにも哀しい。後半は「moving without ark」「a big hug」「おーとうー」「morning glory」「なみのこえ」「紅い花」を演奏。基本の形はバスーンとギターだが、僕は「moving～」で鉄琴、「a big hug」「おーとうー」でドラム、「morning glory」でメロディオンをやる。セットの要である「moving～」の演奏は10分以上に及ぶ。「morning～」から徐々にチューニングを変えていって移行した「なみ」は松本の時ほどうまく行かず残念。やはり瀬戸内海をまだ見ていなかったのが敗因か。姫路のお客さんの拍手は暖かかった。終了後、楽屋でしばし雑談。大谷さんは「礼子さん効果で今日は良かったですね」と言う。撤収。IGLOO3はけっこう売れたようだ。隣の居酒屋で打ち上げ。メイクの話など、差し障りのある話をここぞとばかりにする。ラーメンライス、ずりしぐれ、明石焼、海鮮焼きそばなど食す。途中、工藤さん礼子さんは宝塚へ。明日は倉敷で合流することになっている。さらに今日の演奏の事など話す。0:00頃、玄さんと別れてホテルレストインイレブンへ。広々とした畳の大部屋で気持ちいい。今日の演奏のMDを皆で回し聴きする。シャワーを浴びて寝転がって日記のメモを書いていたら無上の安息感をおぼえる。
