碁法の谷の庵にて

　これは、私が今までの囲碁人生で打った中で、最も情けない手です。
　なぜ今になってこんなのを書こうと思ったのか分かりませんが、ふと問題にして出したくなったものです。

　時期は2004年、私が大学3年の時の夏だったと思います。
　とあるアマの大会に出場した時です。
　相手はアマ碁界に詳しい人なら絶対名前くらいは聞いたことがあると思われる、元アマ一般棋戦タイトルホルダーです。というか、アマタイトルホルダーと大会で真剣勝負で打ったのはこの時だけじゃないでしょうか？(後にタイトルホルダーになった方と当たったことはありますが・・・)
　もちろん私がそこまで勝ち上がるほど強かったという訳ではなく(この碁の前には1局打って勝っただけ)、たまたま自分のいた所の近くにその方がいただけなのですが。

　私は、この碁の僅か6手目にして、たぶんこれまでの囲碁人生で最も後悔しているのではないかと思われる、情けない手を打ちました。
　高校生時代、最後の一手で逆転半目負けして優勝を逃したこともありましたが、その最後の一手よりも、この手の後悔は鮮烈に覚えています。

　局面としては何の変哲もない局面です。

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18├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤18
17├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤17
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15├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤15
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11├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤11
10├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤10
09├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤09
08├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤08
07├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤07
06├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤06
05├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼●┼┼┤05
04├┼┼●┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤04
03├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼○┼┼┤03
02├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤02
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　さて、6手目に私が打った、私がこれまでの人生で最も後悔している手とはどこでしょうか？気が向いた人がもしいたら、コメント欄に答えを書いてみてくださいな。