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カテゴリ:観光
熱い日差しの中、松江市八雲町にある普済寺(ふさいじ)と星上寺(ほしかみじ)へ参拝してきました。これで札所を17番までお参りしたことになり、ようやく半分の折り返し地点といったところでしょうか。 普済寺観音堂。 境内からゆうあい熊野館方面を望む。熊野大社の鳥居がちらっと見える。 子供の頃、普済寺は住職がいないので不在寺かと思っていました。今はいらっしゃるようですが。 星上寺。星上山の山頂付近にあるが近くまで車で行ける。 近くの那富乃夜(なふのや)神社。御祭神は星の神様カガセオノミコトらしい。 東展望台。中海がきれいに見える。 星上山スターパークからの眺め。ここからは宍道(しんじ)湖は見えるが中海は見えない。 以下、星上山の「星の池の由来」の看板を転記させていただきます。
その昔、宍道湖、中海に面した星上山に、夜は霊火が出ることがあったという。 星上の池に空の星がうつり、日本海航海者はその星上の池の星のうつりを目標にしたと言われ、夜の航海者にとって絶好の目標物にされてきた。 科学者の言によると、山陰地方独特の気流現象の時は、空の月が、その池に反射することにより、霊火の出ることもあると言われている。 月を星と見るのも古代航海者らしい見方であろう。 また、この池の清濁によって吉凶が占われ、古くから神聖な池とされてきた。 「出雲観音記」によると、第45代聖武天皇の時代、天平2年(730年)10月、揖屋(いや)浦の漁夫が中海に出漁中、にわかに暴風にあって方向を失い、漂いながら夜を迎えた。 闇夜に方向もわからず、一心に大慈大悲の観世音を祈った。 すると、星光が星上山の上に出て暗夜を照らし、一点の星を目あてに漕ぎ続け、無事に揖屋港へ帰り着くことができた。 翌日漁夫は、これは観世音のお導きと感じ、この山を登り、山谷を尋ね、山頂より二百米下った所に小さな池を見つけた。 水面を眺めると、十一面観世音の御影がうつり、岩壁の上にお立ちになっていた。 漁夫は感涙にむせび、仮堂を造って安置し、報恩感謝の誠を捧げ、その御徳を広く四方へ伝えたという。 この池が星の池であり、後世の人々は、星の池の霊泉を汲んでは無病息災の御利益にあずかっている。 岩崎先生の話 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年07月18日 07時55分04秒
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