マイナンバーカードや健康保険証について国民の意見を聞いてもらいたい
エキナセアマイナンバーカードの誤入力などが相次ぎ全国で300件以上のカード返納が起こっている問題について考察する。まず最初にマイナンバーとマイナンバーカードの違いだが、マイナンバーは2015年に住民票のある全国民に自動的に付与されたもので、社会保障や税、災害対策に用いられる。マイナンバーカードは自ら申請して付与されるマイナンバーが記入されたプラスチック製のICカードである。ICカードなので運転免許証や健康保険証や公金受け取りや支払いなどどんなことでも入力できる便利なものとして各自が積極的に取得するように政府が呼びかけている。取得したら5千円のマイナポイントをつけ健康保険証もこのカードに入れるようにすれば7,500円のマイナポイントがもらえ、さらに公金受け取り口座を設定すればさらに7,500円のマイナポイントがもらえるということでそのお金欲しさに急激にマイナンバーカード取得者が増加して現在73.9%の人がマイナンバーカードを取得している。来年秋には紙の健康保険証は中止するとしてさらにカードの取得と健康保険証との連動を推し進めようとている。しかしここにきて健康保険証その他に他人の情報が入っていたりして不信感が生じて日に日に返納者が増加している。現在健康保険証と連動して使えるように設定している人は51.3%おり、これを来年秋までには100%にしようと目論んでいるのが政府である。全員がマイナンバーカードを持ちそれに全ての情報をいれて仕事すれば国政は勿論、県政や市町村行政もかなり省力化できるというのが国の言い分だが、それは国民にとって幸せなことであろうか?健康保険証は今のままでも十分役割を果たしてくれているし何の不自由もない。それなのに国の都合でマイナンバーカードに含ませようとするのは国民無視、お上の勝手行政ではなかろうか?「コンピューター関係の話で、一般の人にはよく分からないかもしれませんが、随分便利になるシステムですよ」と政府やデジタル庁はしきりに宣伝しているが、国民は面倒を強いられ、デジタル庁に勝手気ままに個人情報を集められているのではなかろうか?来年秋には紙の健康保険証は廃止するとしているがそれに賛成しているのは国民の28%位である。どうしてもマイナンバーカードに健康保険証を入れたいなら国民投票をすべきだと思う。そんなことで国民投票かと思う人もいるかも知れないが、国が勝手気ままに個人情報を操作していいか悪いかの意味で、マイナンバーカードを国民に強制していいかどうかで賛否をとってもらいたいと思う。