日記に残しておきたい-我が家の自宅出産-
書こうと思いつつ、もうミッチェルも9ヶ月半ほどになってしまった。最近はむしろ前より自宅出産するひとも増えたのかな?どうかな。わりと耳にするけれど、それでもやっぱり自宅の選択をする人は全体で5%満たないのでは?(たぶん)☆子とジョージは助産院でした。大きい病院は抵抗感があったのです。なぜか。・なにかってーとすぐに薬を使われそう。・人手が足りなくてほうっておかれそう。・検診の待ち時間が長い。・会陰切開されるのがイヤ。・産前産後の母子はデリケートなのに病院のルールの方が最優先されそう。偏見?そうかもしれません。笑 (あくまでも私の性格に合うか合わないかーですので)助産院はみなあったかくて母子同室でいいお産ができた、と思いました。ジョージはアクティブバースだし、産後整体の起き上がりを実践したし。じゃあなぜ今回自宅出産なのか。最初は、お金の問題・ジョージがまだ小さすぎるので心配・へその緒を拍動が終わるまできられたくない、などでした。それがそのうち、自宅出産を知れば知るほど、不安は取り去られ「3人目で最後かもしれないし、自分らしいお産がしたい!家族で赤ちゃんを迎えたい!」と思うようになっていきました。ただし!救急車のお世話になったり危険な目に合うのは絶対いやなので、自己管理はがんばりました。(2人もチビちゃんがいるのだから体力勝負で臨月ぎりぎりまで運転したりはしたけれど)整体や運動、散歩、そしてなにより体質改善のための食事管理。玄米菜食・白砂糖・有害添加物をなるべくとらない、、、そういう陰陽論を参考にした考え方で。食事に関しては本当はもっと早く気をつけていくべき事だった。。。。☆子の足の奇形。前向きな考えで心のケア等対処していく事はもちろんいい事でそうしてきたし、これからもそうして行くけれど、「なぜなのか?どうして奇形になったのか。」その答えは誰に聞いてもどこを調べてもなかなかはっきり言えることでなく、そこに向き合うには・・・なんというか切なくて「誰のせい?わたし?」とか考えるのは怖くて、、、「私たち親子に与えられた試練。」みたいに転換してきたんだけど。そうじゃない。やっぱりまず考えられる原因のうちのひとつでも、それまでの食習慣、添加物、喫煙、妊婦時期の食事。そういったものをもっと真剣に見つめ直すべきだった、と。ジョージの妊娠でも後半体重増加を抑えるのに玄米食にしてみて整体やヨガもやって、それはとても良い効果を示したのだが、調味料や添加物のこと油もの甘いもの、そんな所までは考えが及びもしなかった。ジョージは乳児の頃ひどい脂漏性湿疹、オムツかぶれ、今もアトピーっぽい肌を引きずっている。私も産んだ後はそれほど気にせず普通の食事にすぐもどったので餃子と甘いお菓子をバカ喰いした翌日乳腺炎になったりしていた。(バカだ・・・苦笑)きっとジョージにはよくないおっぱいをあげてたんだろうなぁ。ごめんね。まだまだ至らない私だけど、無知は罪だなぁ、と実感したのでした。生まれる2週間前ごろから、かなり子宮口が開きかけミッチェルも頭が降りてきていました。(さすがに立て続けの3人目だとこんなだ。笑)一週間前にはフェイントで陣痛来そうな感じで助産婦さんに待機してもらったが、その日は結局陣痛も止まってしまい、料理して助産婦さんをもてなしたりしてるし。笑生まれた日、夕方陣痛が始まり、子供達の世話をしつつ、お産の準備をしつつ、だんだん、どんどん陣痛の間隔が短くなってゆく。5~6分間隔になって助産師さん登場。少しホッ。たかちゃんはまだか。とハラハラするも、なんとか間に合う。会社から家路を急ぐ途中、目の前で車と子供の接触事故があり(大事には至らなかったそうだが)、救急車を一応呼んだり、お世話をしていたらしい。偉い!けど、こんな時に限ってかよー。笑和室に薄暗いあかりをつけ、ビデオをやや遠めに設置し(笑)、お布団に大きなバランスボールを置いて、さあ準備万端。ボールに上半身を覆いかぶさるように預けて、ゆらゆらしながら陣痛の痛みをのがし、その時を待つ。☆子は「ママ、頑張れ」と真剣に見守っている。ジョージはたかちゃんに抱かれながら、これまたおとなしく真剣に見守っている。たかちゃんはジョージを片手で抱っこしながらもう一方で私の腰をさすってくれている。助産師さんはとても優しくに腰やお尻に手を添えながら、たんたんと介助に徹していてくれて、私が「いたい~。」と言うと「うんうん。痛いね。。もう少しだね。ゆっくり。。」と静かな声で励ましてくれる。全てが静かで、ただ私の低いうなり声だけが・・・聞こえる。笑。私はみんなに囲まれて助産師さんも心強くてすごく安心してお産に集中できた。それからは早い。破水してすぐに生まれた。生まれてすぐに産声。生まれてすぐに抱っこした。全然血まみれとかじゃない。羊水拭けばキレイなもんです。会陰も全然切れてない。そのまま仰向けに寝て、後産、拍動が終わるまでの間(一時間くらいはあったかなぁ)、ずーーーっと赤ちゃんを胸に抱き家族ですごした。ミッチェルはすぐに上手におっぱいを吸った。寝るとすぐに☆子が駆け寄ってきて、「ママ、がんばったね!」とタオルを自分で持ってきて私の顔の汗を拭いてくれた。ジョージも赤ちゃんを見て嬉しそうだった。私の口を思わずついて出た言葉。「あ~~しあわせ~~~。気持ちよかった~~~。」笑本当に気持ちよかった。これは口で説明しがたい。ミッチェルを見た感想。「誰の顔だ?お地蔵様?かわいい~。」かな。今までの二人の赤ちゃんの時の印象とは随分違う顔だったのよね。たかちゃんでも私でもない顔かも。助産師さんは「う~ん、陽性のいいお顔だわ~。」だそうだ。(陽性、陰性で顔違うんだって)まじで、ビバ!自宅出産!だからへその緒は普通干からびてポロっと取れたやつだけ取ってる人が多いと思うがミッチェルのは胎盤からオヘソの近くの切ったところまで全部が残っていて、長い。乾燥した後、桐の箱の中で蚊取り線香のように渦巻状にぐるぐるなっている。笑その後の整体の起き上がりについても書きたいが長いのでこの辺でとりあえず。(これがとても大事なことだな、って後々になって思いました)とにかくその後、☆子が出産に怯えるようなことは無い。ジョージがミッチェルをいじめるような事は無い。(歳が近いからそういう事あるかな?って少し心配していた)ミッチェルは無駄泣きを全くしない。いつもにこにこ穏やか。現在なーにゃは健康。おっぱいの出もよし。生理痛が全く無い。体重も元体重より2キロ減。いや~。あとはとにかく無事健康になるように育てるだけっすね。誰もがそれぞれのお産のストーリーを持ってると思いますが、うちの3番目ちゃんはこんな感じ。別に自宅で産んだからといって、めずらしい出産をしたわけではありません。お産本来のカタチをスムーズに表現できたかな、なんて思います。家族の協力があってこそ実現できた。「私が産んだ」って言うより、「赤ちゃんが家族みんなのところに来た」って言う方がぴったりだな。家族みんな、そしてミッチェル、産んだ時の私、助産師さん、全てにありがとう!感謝感謝。(長文失礼しました)