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カテゴリ:全年齢:書籍化・異世界
題名【殺戮の使徒様と結婚しました~偽装夫婦の苦くて甘い新婚生活〜 】
作者:守雨 様 カテゴリー:全年齢 https://ncode.syosetu.com/n5701hs/ 男爵家の一人娘、アビゲイルは二十四歳。 十五歳のある日を境に、恋愛も結婚も諦めて家の中でひっそり暮らしてきた。 そんなアビーが幼なじみテッドをかばって額に大怪我を負う。怪我を負わせたのは『殺戮の使徒』と呼ばれる英雄、ギルバート・イーガン伯爵。 不本意ながらアビーの額に傷をつけてしまったギルバートは偽装結婚の相手を探していた。 「あんな傷が額についてしまっては、あの娘はもう結婚相手を見つけるのは難しいだろう。ならばあの娘にかりそめの妻役を演じてもらうのはどうだろうか」 アビーはアビーで『伯爵の剣から逃げた幼なじみの命乞いに役立つ』と考えて結婚の申し込みを承諾する。 こうして双方に愛のない契約結婚が成立した。 人生に何の希望も持てなかったアビーだったが、結婚したことで勇気と目標を持つようになっていく。 ギルバートはアビーの優しさに触れて少しずつ冷たく固まっていた心がほぐれていく。 抱えている秘密ゆえに恋愛も結婚も諦めて家の中だけで生きてきたアビーと『人を信じない、失うものは何もない』と思って生きて来た殺戮の使徒・ギルバート。 そんな二人の苦くて甘い新婚生活の行方をお楽しみください。 ※ガンガンオンライン様にてコミカライズ進行中です。 この作品、タイトルである程度の中身が想像できるので安心して読むことができる作品だと思うのですが、作品を読んでる途中にホロリとなるところが時々あって、タイトルから想像するだけではない面白さがありました。 戦闘シーンも秀逸で、こういう戦い方こそが大事だなと思ったり。 苦くて甘い新婚生活って書いてあって、確かに苦味成分を感じるところがタイトルと中身がマッチしていて、読み終わったあとになるほどーと納得してしまいました。 アビゲイルとギルバートはお互いに納得した偽装結婚です。 そして、アビゲイルは24歳でありながら15,6歳にしか見えない童顔で背も低いのに対して、ギルバートは29歳にしながら35歳に見えるというタイプ。 見た目の年齢差でいくと、20歳近い差がある2人だっていうのが改めて考えると面白いです。 作者様のページをみると、書籍化、コミカライズされてる作品ばかりで、やっぱり面白い作品を書かれる方はすでにそういう状態なのだな、と納得しました。 =ちょっとネタバレ= 殺戮の使徒っていうネーミングが中二病入ってる感じがして、もしかしてそっち系かもしれないと思っていたのですが、中二病要素はありませんでした 婚約者になりそうだった女性が陛下と結婚したため、陛下から頻繁に結婚を勧められるギルバートは、結婚したくないために偽装結婚をする。 アビゲイルは事件を起こしてしまった幼馴染を助けたいと思い偽装結婚をする。 お互いに納得しての偽装結婚だったが、アビゲイルには他の人に言えない秘密があって、自分の結婚を諦めていたため、2年とはいえ誰かと結婚できることに嬉しさを感じていく。 また、ギルバートもアビゲイルと関わるうちにアビゲイルの人柄に惹かれていく。 2人の距離が縮みそうで縮みません。 それは、色々な障害や、2人がお互いを思う気持ちがあってなのですが、その辺りがすごく面白いです。 そこまで長くないし、一気読みできます! #異世界 #契約結婚 #ハッピーエンド お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 25, 2023 08:49:36 PM
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