題名【恩返し勢が帰ってくれない】
作者:エイ 様
カテゴリー:全年齢
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助けた魔物が恩返しの押し売りをしてくるところから始まるお話。
高名な大魔女の末娘として生まれたアメリアは、兄姉の中でひとりだけ恩寵を持たずに生まれた出来損ないであった。
14歳の時に、家名を名乗る資格なしと言われ、家から除名され一人で生きていくことになる。
実家でさんざんいびられていたアメリアとしては絶縁は大歓迎で、ウキウキと誰にも邪魔されない静かな一人暮らしを満喫していた。
だがある時、気まぐれで死にかけていた蝶々を森で助けたところ、『わたくし先日あなたに助けていただいた蝶々です』と魔物が訪ねてきた挙句、恩返しと称してそのまま家に居つかれてしまう。
そこから次々と『助けていただいた〇〇です』と魔物たちが現れて家に住み着いてしまうと現象に見舞われる。
魔物たちの本当の目的が見え隠れするなか、絶縁したはずの実家から帰還要請が来る。
そしてアメリアに秘められた真実が明かされる時、死の危険が訪れるが――――。
昨日感想を書いた
【ニセモノ聖女が本物に担ぎ上げられるまでのその過程】
が面白かったので、同じ作者様の作品をまた読んでしまいました。
ちなみに
【嫉妬とか承認欲求とか、そういうの全部捨てて田舎にひきこもる所存】
もエイ様の作品です。
どの作品も面白いんですよね。
残念?なのは、さらに続きが読みたい!って思ってしまうってことです。
すごく良い感じで終わるので、あぁこの先ももっと読みたい!と思ってしまいます。
そのくらい登場人物たちに心惹かれてしまうんですよね。
この登場人物たちのこれからも見ていきたいと思ってしまう作品なんです。
今回の作品は、途中から想像つくところもあったりするんですが、でもやっぱり登場人物たちが魅力的です。
そして、一見悪役っぽいけど、最終的には悪役なのか?違う見方もできるんじゃないのかな?とかそういう風に考えさせられるところもあって。
さっき挙げた他の二作品もそういうところがあって、そういうところが作者様の作品の魅力なんですよねー。
アメリアの周りには恩返し勢が4人集まります。
それぞれが特徴のある恩返し勢です。
アメリアは実家で虐待されていた分、1人でのんびりしたかったのですが恩返し勢がたくさんいて一人でのんびりできることはなく、戸惑うのですが、追い払うこともできず…ずるずると恩返し勢と生活しています。
そんな中、無能と蔑まれて実家から勘当されていたアメリアに実家に戻ってくるように命令されます。
アメリアを雑に扱う人たちの所に戻るのは危険だと恩返し勢はアメリアに忠告して、アメリアは…
=ちょっとネタバレ=
アメリアの境遇が辛いです。
でも、恩返し勢が魔物なんだけど!魔物なんだけど、アメリアの育った環境の人たちよりも全然心があったかくて、、、、もちろん恩恵があるからっていうのはあるんだけど、それでもやっぱり魔物より人の方が魔物みたい。
作者様は「super natural」が好きで魔物ネタがたまっていくってあとがきに書いてあったのですが、私は「super natural」を知らなくて調べました
Wiki
↓↓
Super Natural Wiki
あらすじをざっと読んだところ、悪魔とか天使とか悪霊とか魔物とかでてくるんですね。
作品中に登場する
ウェンディゴ、シェイプシフターってここからきたのかぁと納得。
作品中にでてたけど、なんじゃこいつら、と思って検索して調べたので
悪魔とか出てくる作品が増えてるって書いてあったので、これからも期待してます!
#異世界
#魔女
#魔法
#ドアマット
#ハッピーエンド