テーマ:今日聴いた音楽(74028)
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昨年のクリスマスの特番で、小田和正が「夕陽を追いかけて」を歌っていた。よかった。その時も見たのだが、今日、改めて見てみていいと思った。
私はこの曲は、リリースされた時はあまり好きではなかった。理由はチューリップらしくなかったから。 財津和夫は当初より、自分の生活を題材にするような私小説風の歌詞は好まないと公言していたし、チューリップの、いや、財津和夫の詞の言葉はとても洗練されているという印象があった。曲もスリー・コードで単調なメロディを延々と歌い続けるようなフォークと違って、セブンスやサスフォーといったちょっとしゃれたコードをうまく使い、カッコ良かった。 しかし、この曲はラウンド・コードで、同じメロディが繰り返し歌われ、歌詞の内容もまさに自分たちの故郷を題材にしたという点で、私小説といわれても仕方がない。 といったことから、あまり好きではなかった。しかし、やはり名曲は名曲だった。改めて小田和正の歌うのを聞いて、しみじみと曲としての完成度の高さを思い知った。 「マイ・フェイバリット・チューリップ」といったプレイリストはよく作るが、今度「以前あまり好きではなかったチューリップ」というプレイリストを作ってiPodに入れてみようか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年01月16日 13時40分49秒
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