INTERMISSION

少し前からＨＰやブログ上で
茨城県のブリーダーが３５０頭ほどの犬を
放棄したまま倒産し今月中に里親が見つからなかったら
すべて保健所にて殺処分になるので助けてあげてください。
なる書き込みや紹介がされていました。

そして今朝ジャック仲間の子からブログで紹介して～～と
わたしのところへも直接メールを頂いたのです。
それほど世間にも知れ渡ってきたということでしょう。。。

私も少なからずレスキューのお手伝いをするものとして
まず始めに行なうにのは情報の信頼性があるかどうか見極める事！

まずは日本動物福祉協会に電話で問い合わせてみると
「同じような問い合わせがありましたが実態はつかめず
（そういう依頼の話やお願いも無し)
引き取りに金銭を要求されるらしいのでちょっと本質がちがうのでは？」
というお返事。
えぇ～～金銭まで要求してるの？と
その情報を紹介しているＨＰで確認するとなんと掲載された提示額は
１頭\15000～となってて正直ビックリ！

福祉協会の話によると茨城県の動物指導センターも実態がつかめないとの事なので
今度はそちらのセンターへも問い合わせると
「情報を聞いたという問い合わせは来ますが、実態は未だにつかめず。
ブリーダーが倒産したという話も無し。」と
事実が分からず困惑しているというお返事でした。
それに現在４５匹残っていると言われている犬をもしすべて持ち込まれても
収容場所にも困るとのお答えでした。
あとは情報を聞いてそういう子がいるなら引き取りたいという方からの
問い合わせも入ってるらしいですが。

３月の末で処分という話も処分する側の県が知り得ていないとのことで
誰が３月末には処分すると言ってるのでしょう？それも疑問です！

去年もそういったメールがお友達から何件も来て
情報が何処から来たのか辿ったのですが実態は無し。。。
ＮＰＯ法人のレスキュー団体も探したようですが
結局のところチェーンメールだったようです。

そういう行き先の無い犬達を救っても良いと考える
優しい心を持ってる人たちが居るのはとても幸せな事だけれど
そんな優しい人を利用してだますような事はしないで欲しいです。

ブリーダーなら沢山子供を生ませてお金を稼ぐ道具として使った犬や
売れる価値が無く生まれてしまった犬を
自分がしている仕事に誇りを持って最後まで飼い続けるか
責任を持って信頼できる新しい家族を探す事に努力して欲しいと思います！

だってもしこういう情報に踊らされてお金を払って犬を引き取る人が沢山居たら
これだって立派な商売になってしまうじゃぁ無いでしょうか？
不幸な犬が居無くなるどころかこういった理不尽なことが
後を絶たなくなってくるのじゃないでしょうか？

ペットブームといわれる昨今幸せに暮らしている犬だけじゃなく
飼い主自ら施設に処分を依頼したりほったらかしで飼養放棄された
かわいそうな犬達が後を絶ちません。。。
今の日本では飼い主を取り締まる法律が欧米に比べてまだまだ甘いのが現状で
お金を出しさえすればいくらだって犬を買うことが簡単に出来ます。
ショップ側を取り締まるのも勿論必要かもしれませんが
私達飼い主側ももっと色んな勉強をしてパートナーである犬を良く知り
少しでも不幸な運命を辿る犬を増やさない努力をしないと行けないのではと思うのですが。。。
そうすることでおのずと悪質なショップや業者は淘汰される結果になるのでは？

こういう考えの私って間違ってるかな？？？