南アフリカの野生動物 「 ケープキリン 」
キリンの生息地はアフリカ大陸のみと言われています。その中でも南アフリカ、ナミビア、ボツワナ、ジンバブエに生息する「ケープキリン」を紹介します。英名:Southern Giraffe (サウザン・ジェラフェ)体長:3.6~4.8m体重:約1トン1回の繁殖で1子を産む寿命:約25年長い首を持つ最も背の高い動物。主食であるアカシアの木は有刺鉄線のような鋭い棘があります。そのアカシアの葉を、長さ40cmの長い舌で器用に巻きとり食べています。キリンの皮膚はとても丈夫に出来ていて、毛の生えた唇や口の中の粘膜で棘によるダメージを受けないようになっています。また飲みこんでしまった棘も体内で刺さる事はないと言われており、棘は消化されずに糞としてそのまま排出されるそうです。またキリンは食物の葉から摂る水分のみで、水を飲まなくても生きていけるため、アフリカに生息する多くの草食動物と違い、乾季に移住をしないそうです。たまに水を飲む時は、両前足を大きく開いて首をもたれ水を飲むそうです。同じような理由から、めったに地上の草は食べないと言われています。オス、メスともに頭部に2~5本の皮膚におおわれた角を持っています。体色は黄褐色地に栗色の斑模様。ケープキリンは不規則の四角から八角形の班(体の表面の柄)がひざ下まで続くのが特徴です。他の動物に比べ、優れた臭覚と聴覚を持っていると言われています。テレビ番組などでたまに目にする事がありますが、キリンは生まれて約20分後には立つ事が出来るようになります。成体のキリンは60km/hで走る事が出来ます。しかし足が長いために瞬発力がなく、走り出しは遅いそうです。鳴き声は牛と同じ「モー」と鳴きます。しかしキリンが鳴くことは稀で、例えば動物園の飼育係でさえも殆ど鳴き声を聞くことはないそうです。日本の法律上、キリンは個人がペットとして飼育出来る最大の哺乳類だそうです。しかし食料やその他の飼育にかかるコストが非常に高くつくため、キリンを飼育する人はまずいないと言われています。ナミビア方面に生息する一部のケープキリンは、ブッシュマンの狩りの対象になる事があるそうです。ブッシュマンにとってキリンの首の骨髄は一番のご馳走だと言われています。クルーガー国立公園のメインレストキャンプでは、中央に位置する「 Satara 」キャンプと、南に位置する「 Crocodile Bridge 」キャンプで見る事が出来ます。クルーガー国立公園の西側に位置する「サビ・サンド私営動物保護区」では、「 Lion Sands Ivory Lodge 」「 Singita Game Reserve 」「 Sabi Sabi Private Game Reserve 」などで見る事が出来きます。またクルガー国立公園以外では「Hluhluwe-iMfolozi 国立公園」と、ダーバン・サウスコースト・ポートシェプストンにある私営動物保護区 「 Lake Eland Game Reserve 」で見る事が出来ます。「 Lake Eland Game Reserve 」では、4×4の車で回るゲームドライブの他に乗馬サファリがあり、乗馬をしながら直ぐそこでキリンを見る事が出来ます。また南アフリカ以外では、ボツワナの「オカバン・ゴデルタ」でキリンを見る事も出来ます。 ≪投票お願いします≫