カテゴリ:冒険者たち
2種類の『おれがあいつであいつがおれで』以外に、
オレが現時点で持っている山中恒の本を、整理してみました。 山中恒:著『はるか、ノスタルジィ』講談社 山中恒:著『ぼくがぼくであること』角川文庫 山中恒:著『われら受験特攻隊』秋元文庫:ファニー・シリーズ 山中恒:著『花のウルトラ三人衆』秋元文庫:ファニー・シリーズ 山中恒:著『ボインでごめんなすって』秋元文庫:ファニー・シリーズ 山中恒:著『恋ワスレ鯉太郎』秋元文庫:ファニー・シリーズ あ、これだけなんだ!? 大林宣彦原作シリーズの『はるか、ノスタルジィ』は、 この講談社版ハードカバーの1種類しか出ていないから、 分かりやすくていいですね。 で、これを持っているということは、 いずれ、こっちも買ってこなくちゃいけない、ということになる。 山中恒:著『とんでろじいちゃん』旺文社 これにも、この旺文社版の1種類しかないんだけど、 オビはどうだったかなあ? 「映画原作」のオビって、付いていたんだろうか。 付いていたにしても、スチール写真のメインは、じいちゃんと孫だろうしなあ。 『はるか、ノスタルジィ』のように、 女優さんの写真が大きく出ている、ということは、あんまり期待できないだろう。 『ぼくがぼくであること』は、映画ではなく、 NHK【少年ドラマシリーズ】の原作本。 この、【少年ドラマシリーズ】の原作を集める、というのは さらに別の長い長い、ややこしい話になってくるので ここでは踏み込まないが…。 ドラマを楽しんでいた小学生が、中学生になった頃の1976年に文庫化されて 以来、長らく親しまれてきた『ぼくがぼくであること』には (同じ頃、角川文庫からは同じ範疇で筒井康隆『時をかける少女』も刊行されている) 近年になって、児童書として別の版も出ています。 山中恒:著『ぼくがぼくであること』岩波少年文庫 文庫で山中恒を揃えようとしても、 絶対に満足に揃うことはないのだから、 むしろ児童書で揃えたほうが賢明かも知れないのであり、 そういう意味では岩波少年文庫版も、捨てては置けません。 まあ、長年の愛着がある角川文庫版を処分する必要まではないけれども、 たとえば、『なんだかへんて子』の偕成社文庫版が手に入ったら、 それと並べて置いておく用に、岩波少年文庫の『ぼくがぼくであること』も、 買って来たっていいと思う。 (これにはドラマ化オビだのスチール写真だの、細かい注文は要らないのだから、 いつだって、ずっと後からだって手に入るだろう。) 『ぼくがぼくであること』を岩波少年文庫で持つ、というのは、 この本とセットにして持っておく、ということにもなりますね。 山中恒:著『とべたら本こ』理論社:フォア文庫 これも【少年ドラマシリーズ】の原作本である。 もうひとつ、秋元文庫の『われら受験特攻隊』というのも、 【少年ドラマシリーズ】の1作『あおげばとうとし』原作。 山中恒の秋元文庫は、 オレの持っている4冊で全部です。 …というか、オレは無理して全部を集めたんですけどね。 問題作『ボインでごめんなすって』は、かつて30年ぐらい前に、 週刊少年ジャンプで漫画化されて、短期連載されていたことがある。 (いのうえ仁:画『ジャンボでごめんなすって』1977.05.23 第21号~07.18 第29号) これが、秋元文庫に代表される「ジュニア小説」文化と、 ジャンプに代表される「コミック雑誌」文化の、 おそらく最後の接点だったのであり、 70年代後半に確実に転換期を迎えていた いわゆる「子供向け」出版物が、 その主役の座を入れ替えた、大きなキーポイントになるでしょうな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.10.06 07:37:00
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