カテゴリ:冒険者たち
堀田あけみ:著『1980アイコ十六歳』河出文庫
映画界の島袋光年・今関あきよし監督の話になるなら、コレを出しましょう。 2004年4月、【掲示板泌沖】よりアーカイヴ。 「鳩よ!」1984年5月号 > 世紀末リーダー伝・あきよし! 投稿者:石川誠壱 投稿日: 4月20日(火)04時03分7秒 > > マガジンハウスの雑誌「鳩よ!」の、 > 1984年の4月に発売された号で、 > (4月号、ということではない。 > 発売日が4月のイッピだった号である。 > …ということは、5月号になるのか?) > 【特集:詩人だって芸能界!】という巻頭特集があった。 > > 広い意味の「芸能界」で、これからの注目株というのか期待株というのか、 > とにかく活躍が望まれるような若手の人物の中で、 > で、しかも「詩人」でもあるような、 > そういう「芸能界における詩人」3名をとりあげて、 > 3名それぞれを、一人あたり見開き2ページずつのカラーグラビアで紹介している、という、 > そんな特集なのであった。 > > その3名というのは、 > こういうラインナップであった。 > > 一人目、石川誠壱。 > 二人目、今関あきよし。 > 三人目、鴻上尚史。 > > 残念ながら、トップを切っていた一人目の人物は、 > その年の、その春が人生のピークだったようで、 > 以来20年間、二人目と三人目に、 > ず~っと水を開けられっぱなしで、 > いや、わざわざ説明するまでもなく、 > 他の二人は立派に成功をおさめていらっしゃるが、 > オレ一人だけが、マガジンハウス様の御期待に応えられなかった失敗例、というのは明らかで、 > もう今となっては、その3人の「詩人」のうちに数えられていた、ということが、 > 面目ない、ぐらいに思っていた。 > > ちなみに、そのグラビア特集がキッカケで、 > 三人目の人物とは、そのすぐ後に知遇を得た。 > もっとも、本当に単に「知遇を得た」というだけであって、 > ほとんど具体的な交遊などはなかったのだが。 > オレのほうが「リスナー」であり「観客」であり「読者」であり、という程度の、 > それだけの関係である。 > それも、もう、10年ぐらい御無沙汰である。 > 客になって観たのも『僕が病気になった理由』が最後。 > (その後で、アチラが『青空に一番近い場所』で苦労されている頃に、 > 新宿・紀伊國屋本店の前の路上でバッタリ逢って、立ち話をして、それっきり。) > > で、二人目の人物とは、 > オレは、まったく面識はなかった。 > こっちがファンだったわけでもなく、 > その時点では唯一の監督作品だった『アイコ十六歳』すら観ていなかった。 > (ずいぶん後になって、池袋・文芸坐の「富田靖子特集」で観たけど。) > その後も、オレはアイドル映画好きなんだから、 > どれか1本ぐらい引っかかっていても良さそうなものなのに、 > な~んか波長が合わなかったんでしょうかねえ、 > ほとんど観ていない。 > 『モーニング刑事。』はビデオで観たけど、それぐらいか。 > (でも、その二人目の人の作品だった、ということは、 > 今回の報道で『モーニング刑事。』の名前が挙がってくるまで気がつかなかった。 > で、『モーニング刑事。』という作品は、 > 『スケバン刑事』原理主義者のオレからしてみれば許し難いものであったわけで、 > それを考えれば、今まで「波長が合わなかった」というのも納得できる。) > 他に、TVドラマとかで何本か、 > それと知らずに演出作品を観ていたことがあったのかも知れないけど、 > 覚えてないし、意識したこともなかったんだから、何も観ていないのと同じ。 > > 「アイドルが好き」「少女が好き」という、 > あの人の主旨には、大筋で賛同できるけれども、 > 具体的に作っている作品の内容に関しては、 > 一度も賛同できた試しが無し。 > > 不思議ですねえ。 > > しかもマガジンハウスから見れば、 > その人もオレも、同じ「芸能界詩人」という括りで > イッショクタにされてしまうような、 > 同じ「詩人の血」を持った同類の人間だった、というのにねえ。 > (鴻上氏とイッショクタにされたのは、その頃も今も、嬉しく思っているけど。 > むしろ、面目ない…ぐらいだ。さっきも言ったが。) 『モーニング刑事。 抱いてHOLD ON ME!』(DVD) > 詩人さんに連れられて行っちゃった♪ 投稿者:石川誠壱 投稿日: 4月20日(火)04時26分40秒 > > そうした、昔からの違和感をタテにとって、 > 「あんなコトするようなヤツは、どうも以前から、 > どこか違うと思ってたんだ」と叩きたいわけではない。 > > 逮捕されて、芸能界を追われてこそ、真の「詩人」、という考え方もあるからだ。 > > (それで言ったら、オレのほうが遥かに先から、芸能界を追われちゃってますけどね。) > > いや、いつものように、また、 > 世紀末をリードする「時の人」と、自分の、ささやかな接点を掘じくり返して、 > 遠回しに自慢がしたかっただけなんですよ。 > > 「3人の中では、オレだけが引き離されて100ゲーム差の最下位だった。 > でも、これで、二人目の人は、芸能界レースから勝手に脱落してくれた。 > これでオレは、繰り上げ当選で、闘わずして第2位となった。 > あと、鴻上が何かやらかして逮捕されてくれれば、オレは自動的にトップとなる。 > これぞ果報を寝て待つ、高木ブーイズム!」 > …というバカな結論に持って行きたかったんですけど。 > > * > > 正直なところ、今回のニュースに対しては > 「ホントに少女が好きだったんだなあ」と納得しこそすれ、 > 幻滅したわけでも、夢が壊れたわけでもないからねえ。 > > だって、そのまんまだもん。 > 「今関あきよしは、少女が大好き」 > 誰も裏切ってないよ。 > > なんて迷いのない人なんだ、というのが心からの感想。 > > それこそが、選ばれし者として必要な「詩人の血」なのか? > > だったらオレは「詩人」じゃなくてもいいや。 > > 「詩人」の資質と、「芸能界詩人」の資質は、また違う。 > > 自らの欲望に正直に、迷いなく生きるのが、真の「詩人」。 > もっとインチキなのが、「芸能界詩人」。 > > オレが目指すべき方向は、後者の、よりインチキなほうだが、 > でも、そっちの路線のドン詰まりには、 > 寿司屋の三代目センセイが笑顔で両手を広げて…。 > > 「自慢」だの、「面目ない」どころではない。 > > 20年前に「詩人」呼ばわりをされてしまったのは、 > オレの一生の恥だ。 > > * > > なお、その「芸能界詩人」として登場していた、翌月号の「鳩よ!」には、 > (1984年6月号、ということでいいのかな?) > オレは『ナイアガラ音頭』の替え唄で > 『パラノイア音頭』という、 > 片桐機長だの、川俣軍司だの、サガワくんだの、 > 犯罪者の皆様を称揚する歌詞を発表しております。 > > そんなに犯罪者が好きなら、 > 今こそ今関容疑者を誉めたたえるべきだ! …という話にはならない。 > > 『パラノイア音頭』では、 > オレは登場人物の皆様を「犯罪者だから」誉めていたのではなく > 「気違いだから」誉めていたのである。 > > 自分に迷いがないような、欲望に忠実な犯罪者は、 > どう考えてもオレの絶賛に値するほどの「気違い」ではない。 > > そんなストレートな人は、むしろ嫌いだ。 三代目魚武濱田成夫:原作/ナカタニD.:作画『三代目魚武濱田成夫伝』KKベストセラーズ:BESTコミック文庫 > あわてて付け加えるが 投稿者:石川誠壱 投稿日: 4月20日(火)05時30分27秒 > > 「鳩よ!」に詩人呼ばわりをされたことが、 > オレにとって本意だったのか、不本意だったのか…というのは、ともかくとして。 > > そのオレが載っていたグラビアページでは、 > 写真と並べて掲載されていたネーム本文が、 > 久住昌之さんによるインタビュー原稿であった。 > > その時の縁で、久住さんと一時期、おつきあいが出来たことは、 > 非常に嬉しく思っております。 > > 不本意どころじゃない。 > 本意も本意。大本意。 > 大本意ー発表。(←怪しいもんだゼ!) > > (ちなみに、鴻上尚史のページでは、 > 本文ネームには、鴻上氏自身が、宗教に関する短いエッセイを執筆しておられます。 > その文章は【週刊本】の『SAY-SHO!』巻末に収録されている。 > > 今関ページでは、どうだったかなあ…。 > よく覚えてないや。 > > たしか、本人が自分で何かを書いていたはずだけど…。 > > 「オレだけ、自分で原稿を書かずに、 > ライターさんの手を煩わしてしまって、さらに面目ない…」と思った記憶があるから。 > > いや、その時点でのオレは文章の仕事はしていなくて、 > タレント1本だったのだから、 > 記事にライターさんがつくのは、当たり前なのだが。メンボクなくて当たり前!) 鴻上尚史:著『SAY-SHO! 世間は甘い』朝日出版社:週刊本 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2010.08.13 10:34:34
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