石川誠壱の「こちら熟女捜索隊」

光文社文庫『カンタン刑』収録の『仕置猫』のオチについて、
ふと思いついたんですが、
初出発表時期の昭和50年といったら、
その頃には森村誠一の少年（少女）犯罪小説が流行していたんですよね。
『魔少年』とか。『青の魔性』とか。

そこからの影響っていうのも、あるんじゃないですかねえ。
確証はないけど。
ただオレが、そのテの森村作品が好きなだけなんだけど。

　森村誠一：著『魔少年』角川文庫
「魔少年」
「空白の凶相」
「燃えつきた蝋燭」
「雪の絶唱」
「死を運ぶ天敵」
「殺意開発公社」
「殺意中毒症」

　森村誠一：著『青の魔性』角川文庫
「サギ・カンパニー」
「獣の償い」
「褥の病巣」
「枕に足音が聞こえる」
「途中下車」
「共犯の瞳」
「青の魔性」
「禁じられた墓標」
「鉄筋の猿類」

　森村誠一：著『オリジナル・アンソロジー（４）／少年犯罪ミステリー傑作選　魔性の季節』幻冬舎文庫
「暗渠の牧場」
「魔少年」
「無能の真実」
「空白の凶相」
「青の魔性」
「精神分析殺人事件」