カテゴリ:新録かきおろし
祖師ヶ谷大蔵で、
1冊100円、3冊200円、5冊300円のところで 買ってきました。 田中潤司:著『パズル大学』大泉書店 日頃から、新書本1冊100円の棚を眺めてばかりいると、 よく他にも「推理小説研究家・田中潤司」氏の本を拾いますな。 田中潤司:著『パズル天才志願』大泉書店 田中潤司:著『推理パズル100題』大泉書店 田中潤司:著『ギャンブル・ゲーム』ごま書房:ゴマブックス 田中潤司:著『おもしろ推理パズル』日本文芸社 しかし、こういった本は、 どれもこれも「推理小説研究」とは、まったく関係がない。 考えてみるとオレは田中潤司氏の本で、 「推理小説の研究」について書かれているものを、まったく知りません。 (パズル、ゲーム関係の本なら、いっぱい持ってるのに。) 田中潤司という人には、 「推理小説研究」についての著書というのは、あるのだろうか。 で、この方は、いったい普段、どこで研究を発表しておられるのだろうか。 オレが知っているのは 「間羊太郎の友人で、ブレーンだった」ことと、 「何度か週刊プレイボーイの記事に登場していた」ことぐらいだ。 だから「週プレ」初出の『シチショウ報告』には 実名で登場して、 「5刷でもいいけど1000刷じゃイヤだよ」の名言を吐いておられるわけですね。 式貴士:著『吸魂鬼』角川文庫 「SF作家倶楽部」 「吸魂鬼」 「エイリアン・レター」 「海の墓」 「カメレオン・ボール」 「触覚魔」 「シチショウ報告」 * ↓この本にインタビューが載っているのは知っています。 北村薫:編『北村薫の本格ミステリ・ライブラリー』角川文庫 「酔いどれ弁護士/スクイーズ・プレイ」レナード・トンプスン/田中潤司:訳 「酔いどれ弁護士/剃りかけた髭」レナード・トンプスン/田中潤司:訳 ※「エラリー・クイーンからのルーブリックと手紙/『スクイーズ・プレイ』につけられたルーブリック」エラリー・クイーン/黒田昌一:訳 「 /『剃りかけた髭』につけられたルーブリック」エラリー・クイーン/黒田昌一:訳 「 /編集資料抄録『剃りかけた髭』」エラリー・クイーン/黒田昌一:訳 「ガラスの橋」ロバート・アーサー/田中潤司:訳 「やぶへび」ローレンス・G・ブロックマン/志摩隆:訳 ※「『やぶへび』解説」田中潤司 ※「田中潤司語る 昭和30年代本格ミステリ事情」田中潤司、有栖川有栖、北村薫 「ケーキ箱」深見豪 ※「作者の言葉」深見豪 「ライツヴィル殺人事件 ファイロ・ヴァンス捕物控その十三」秋山狂一郎/新井素子、吾妻ひでお 「花束の秘密」西條八十 「倫敦の話」ロオド・ダンセイニ/西條八十:訳 「客」ロオド・ダンセイニ/西條八十:訳 「夢遊病者」カーリル・ギブラン/西條八十:訳 「森の石松」都筑道夫 「わが身にほんとうに起こったこと」マヌエル・ペイロウ/内田吉彦:訳 「あいびき」吉行淳之介 「ジェミニー・クリケット事件(アメリカ版)」クリスチアナ・ブランド/深町眞理子:訳 ※「あとがき代わりのミステリ対談」北村薫、有栖川有栖 でも、↑この本からは 田中潤司氏ご自身についての情報は、 ほとんど分からなかった。 (それをこそ知りたいんだけどなあ。 間羊太郎研究の一環として。) ちなみに『北村薫の本格ミステリ・ライブラリー』前半部分は、 ほぼ田中潤司氏のワンマンショー状態ですな。 (「黒田昌一」というのも、田中氏の別ペンネームらしいし?) 『酔いどれ弁護士』シリーズの2篇は、 ↓この伝説のアンソロジーからの再録であるようです。 アガサ・クリスティー 他:著/田中潤司:訳・編『四つ辻にて 他』芸術社:推理選書(11) #田中潤司:訳・編『名探偵パトロール』銀河文庫 「四つ辻にて」アガサ・クリスティー 「貴様を二度は縊れない」ダシエル・ハメット 「ビフテキとハンバーガー」P・クエンティン 「二十三号室の謎」ヒュー・ペントコースト 「尾行」T・S・ストリブリング 「酔いどれ弁護士(一) スクイーズ・プレイ」レオナード・トムプスン 「酔いどれ弁護士(二) 剃りかけた髭」レオナード・トムプスン 「栄光の手」フランク・キング 解説「山椒の実八つ」田中潤司 * 【追記】 『四つ辻にて』(『名探偵パトロール』)から再録がされている、 北村薫のアンソロジーは、もう1冊あります。 『北村薫のミステリー館』に、『二十三号室の謎』を収録。 北村薫:編『北村薫のミステリー館』新潮文庫(【参照】) 「きいろとピンク」ウィリアム・スタイグ/おがわえつこ:訳 「夜枕合戦」岸本佐知子 「枕の中の行軍」岸本佐知子 「犬」スワヴォーミル・ムロージェク/芝田文乃:訳 「虎紳士」ジャン・フェリー/生田耕作:訳 「クレイヴァリング教授の新発見」パトリシア・ハイスミス/小倉多加志:訳 「息子」オラシオ・キロガ/野替みさ子:訳 「告げ口」ヘンリ・セシル/大西尹明:訳(『メルトン先生の犯罪学演習』より) 「二世の契り」ヘンリイ・スレッサー/高橋泰邦:訳 「フレイザー夫人の消失」ベイジル・トムスン/田中潤司:訳 「二十三号室の謎」ヒュー・ペントコースト/田中潤司:訳 「わたしの本」緑川聖司(『晴れた日は図書館へいこう』より) 「盗作の裏側」高橋克彦 「神かくし」出久根達郎 「日本変換昔話/少量法律助言者(一寸法師)」原倫太郎:企画・構成/原游:絵/小沢正:原文 「本が怒つた話」稲垣足穂(『シャボン玉物語』より) 「契戀」塚本邦雄(『戀』より) 「桃夭楽」塚本邦雄(『黄昏に獻ず』より) 「滝」奥泉光 「バトン・トゥワラー」ジェーン・マーティン/村上春樹:訳 解説対談「『ミステリー館』の愉しみ」宮部みゆき、北村薫 * 『北村薫の本格ミステリ・ライブラリー』には角川文庫の中で姉妹篇があって、 そこのアンソロジーでも「黒田昌一ショー」が続けられています。 有栖川有栖:編『有栖川有栖の本格ミステリ・ライブラリー』角川文庫(【参照】) 「埋もれた悪意」巽昌章 「逃げる車」白峰良介 「金色犬」つのだじろう 「五十一番目の密室」ロバート・アーサー/宇野利泰:訳 ※「『五十一番目の密室』ルーブリック」エラリー・クイーン/黒田昌一:訳 「『五十一番目の密室』あとがき」エラリー・クイーン/黒田昌一:訳 「〈引立て役倶楽部〉の不快な事件」W・ハイデンフェルト/高見浩:訳 ※「『〈引立て役倶楽部〉の不快な事件』ルーブリック」エラリー・クイーン/黒田昌一:訳 「アローモント監獄の謎 首吊り台の人間消失」ビル・プロンジーニ/森愼一:訳 「生死線上」余心樂/松田京子:訳 「水の柱」上田廣 「『わたくし』は犯人……」海渡英祐 ※「NOTE」海渡英祐 「見えざる手によって」ジョン・スラデック/風見潤:訳 ※「あとがき代わりのミステリ対談」有栖川有栖、北村薫 法月綸太郎:編『法月綸太郎の本格ミステリ・アンソロジー』角川文庫(【参照】) ※「イントロダクション」法月綸太郎 「ミスター・ビッグ」ウディ・アレン/伊藤典夫:訳 「はかりごと」小泉八雲/田代三千稔:訳 「動機」ロナルド・A・ノックス/深町眞理子:訳 ※「第一の栞/ハードボイルドなんか怖くない」法月綸太郎 「消えた美人スター」C・デイリー・キング/名和立行:訳 「密室 もうひとつのフェントン・ワース・ミステリー」ジョン・スラデック/越智道雄:訳 「白い殉教者」西村京太郎 ※「第二の栞/窮すれば通ず 密室短篇ベスト3」法月綸太郎 「ニック・ザ・ナイフ」エラリー・クイーン/黒田昌一:編・訳 ※「作品解説」黒田昌一 「誰がベイカーを殺したか?」エドマンド・クリスピン&ジェフリー・ブッシュ/望月和彦:訳 「ひとりじゃ死ねない」中西智明 ※「第三の栞/海外クラシック・ベスト20」法月綸太郎 「脱出経路」レジナルド・ヒル/秋津知子:訳 「偽患者の経歴」大平健 「死とコンパス」ホルヘ・ルイヘ・ボルヘス/牛島信明:訳 ※「あとがき」法月綸太郎(田中潤司のコメント入り) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.07.17 10:22:54
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