石川誠壱の「こちら熟女捜索隊」

　田中文雄：著『死者の伝言板』廣済堂出版：ブルーブックス

オレが、最初に式貴士の訃報を知ったのは、
「獅子王」に連載されていた田中文雄の連載エッセイからだったんですよ。

『補助席の怪人・田中文雄の、観たままシネごよみ』。

あの連載は、本にはならなかったんだろうなあ。

ならないうちに、
他人の訃報を知らせてくれた人自身の、
訃報が届きました。

どっちも死んじゃうんだ。
みんな死んじゃうんだ。

あのエッセイの単行本化を目指す、という作業を
こっちサイド的な追悼行事として考えるのは如何でしょうか。

　『幽霊屋敷の恐怖　血を吸う人形』（DVD）

　『呪いの館　血を吸う眼』（DVD）

　『血を吸う薔薇』（DVD）

*

【追記】

というか、まず、
田中文雄の遺したノンフィクションの本というものが、
↓コレしかなかったんですね。

田中文雄：著『神 (ゴジラ) を放った男　映画製作者 田中友幸とその時代』キネマ旬報社

誰かが『田中文雄とその時代』を書くことのほうが先か。