カテゴリ:冒険者たち
オレが清水ユッコのファンになったのは、
デビュー直後からじゃないんですよ。 半年~1年近くが経過していた後。 味の素「マリーナ」のCMやっていた頃。 曲でいうと、4枚目のシングル『天使ぼろぼろ』のあたり。 清水由貴子『天使ぼろぼろ』(EP) 「天使ぼろぼろ」 「自画像」 キッカケは、ニッポン放送でやっていた 『タモリの変身ウイークエンド電リク』で、 ユッコがアシスタントやっていたのを聴いてから。 なんか、『天使ぼろぼろ』は、 『想い出ぼろぼろ』のパクリっぽい歌だな~と思ってて、 で、聴いてみたら『勝手にしやがれ』のパクリっぽい歌じゃないですか。 あんまり好きにはなれなかったんだけど、 でも、好きでした。 「いい曲」ということで言うなら、 そりゃあ『お元気ですか』のほうが、 ずっと名曲であろう…とは思っていたけど、 でも、あんまり好きじゃなかった。 『天使ぼろぼろ』のほうが好きだった。 でもオレが、そう思わされてしまう、ということは、 当時のユッコが歌手として迷走していた、ということですよね。 実際、それからすぐに、 ユッコは一旦、歌手を諦めてしまうわけだ。 欽ちゃんの『Oh!階段家族』でしか観られなくなってしまう。 その欽ちゃんのおかげで、 『言問橋』のフォーク路線でカムバックするんですけれども、 でも、それっきりだった。 清水由貴子『言問橋』(EP) 「言問橋」 「子供のままでいられたら」 それから、しばらくユッコの消息が分からなくなって、 ようやく『欽ちゃんの週刊欽曜日』で観られるようになって、 そのおかげで『銀座の雨の物語』で、再度のカムバックを果たす。 小西博之、清水由貴子『銀座の雨の物語』(EP) 「銀座の雨の物語」小西博之、清水由貴子 「佐藤のB面です。」佐藤B作、天園翔子 それは単純に嬉しかった。 コニタン嫌いだけど。 (嫌いなら「コニタン」って言うな!) そこから、なんとなく芸能界の中での居場所が見つかって、 常時ダラダラ出場中、みたいなことになって、 ヤクルトのCMで「いいお母さん」のキャラクターも得て、 やっと世間に定着してきたわけです。 今日の、ついさっきまでは。 (2006年に、親の介護を理由に芸能界を引退していたそうです。 で、たぶん、それが死因でもある。) だけど、オレが好きだった『天使ぼろぼろ』の 迷走していた(ミニスカも履いていた!)路線は、 『天使ぼろぼろ』一度っきりで、 後にも先にも、どこにもなかったんですよね。 そりゃそうだよ、だって迷走していただけなんだから。 そこのファンになってしまった、というのは 因果なものですよ。 そんなファンしかいないのなら、 けっきょく本人は絶望して自殺するしかないのかね! * 【追記】 『お元気ですか』(【参照】) ↓ 清水由貴子『明日草』(EP) 「明日草」 「少女のメルヘン」 ↓ 清水由貴子『ほたる坂』(EP) 「ほたる坂」 「野菊の墓」 ↓ 『天使ぼろぼろ』 ↓ 清水由貴子『多感日記』(EP) 「多感日記」 「不幸な秋」 ↓ 『歌を重ねて』『神様・なぜ愛にも国境があるの!』(【参照】) どうよ、この迷走っぷり! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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