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# ishikawasei1 36年前には小学校で演劇部だったのですが、あるとき舞台でお笑いワンマンショーを演じる機会があって(当時は校内中に鳴り響く天才落語少年だったものだから、そういうことになった)『ブラウン監獄の四季』に出てくる(まだ単行本化される前、「小説現代」連載中に読んだ)浅草スト 9:11 PM Apr 11th webから # ishikawasei1 リップの寸劇「浮浪者がリンゴの皮を長く長く剥いていて、最後まで剥けたと思ったら実を放り投げて、皮だけを美味そうに喰う」というのをやってみようとしました。で、ナイフでリンゴの皮なんか上手く剥けなかったものだから、アレンジしました。客席の女子からポケットティッシュを借りて、中身のティ 9:14 PM Apr 11th webから # ishikawasei1 ッシュを放り投げて捨てて、外側のビニールで鼻をかむ。ウケるのウケないのという以前に、「もったいない!」「せっかく貸してあげた子が可哀想!」と非難の嵐。はからずも、「食料が貴重だった戦後の混乱期に演じられた、食べられるリンゴを惜しげもなく捨てるという価値紊乱劇」という原典のコントに 9:18 PM Apr 11th webから # ishikawasei1 籠められていた反逆の思想が、使えるティッシュを使わずに投げ捨てるという行為を昭和49年に演じることによって、観客から「もったいない!」の声を引き出すという形で、めでたく再現されてしまったわけですよ。それさえ叶えられれば、演劇論的には大成功だったことになる。ビバ・オイルショック!! 9:23 PM Apr 11th webから # ishikawasei1 …というのは、いま考えた理屈。 9:27 PM Apr 11th webから # ishikawasei1 そのショーと演劇部の公演は別で、演劇部では脚本・主演の座長気取りで『寺内貫太郎一家』のパロディをやった。『貫太郎ですよ昭和49年』というタイトルは教師に却下されて『新・寺内貫太郎一家』となった。 9:31 PM Apr 11th webから # ishikawasei1 しかし向田邦子が死んだ時には、そのことは全く思い出さなかったよ。 9:33 PM Apr 11th webから 向田邦子:著『寺内貫太郎一家』サンケイ新聞社出版局:サンケイノベルス # 向田邦子:著『寺内貫太郎一家』新潮社 # 向田邦子:著『寺内貫太郎一家』新潮文庫 * 【追記】 70年代、井上ひさしの「小説現代」掲載の作品は たいがい読んでいました。 『ブラウン監獄の四季』『モッキンポット』シリーズから 『他人の血』『喜劇役者たち』シリーズぐらいまで。 その多大なる影響は、今から考えても計り知れません。 『ひょうたん島』等のテレビ番組から受けた影響より、たぶんデカい。 井上ひさし:著『モッキンポット師の後始末』講談社文庫(【参照】) 「モッキンポット師の後始末」 「聖パウロ学生寮の没落」 「聖ピーター銀行の破産」 「逢初1号館の奇跡」 「モッキンポット師の三度笠」 井上ひさし:著『モッキンポット師ふたたび』講談社文庫(【参照】) 「モッキンポット師ふたたび」 「ドラ王女の失踪」 「サンチャゴの騎士団長」 「明治天皇と赤い靴」 「モッキンポット師の性生活」 井上ひさし:著『いとしのブリジット・ボルドー』講談社文庫 「烈婦! ます女自叙伝」 「こんにゃく天女とはんぺん才女」 「チキン・スパイ」 「電波大泥棒」 「いとしのブリジット・ボルドー」 「王様の白切手」 井上ひさし:著『たそがれやくざブルース』講談社文庫(【参照】)(【参照】) 「メンデルスゾーン七世を愛す」 「たそがれやくざブルース」 「パガニーニはつむじ風」 「ヒロとスザンナ」 「養鶏牧場の決闘」 「突撃する女」 「女にできぬことはない」 井上ひさし:著『他人の血』講談社文庫 「他人の足」 「他人の指」 「他人の臍」 「他人の核」 「他人の穴」 「他人の眼」 「他人の口」 「他人の目」 「他人の皮」 「他人の血」 井上ひさし:著『喜劇役者たち』講談社文庫(【参照】) 「笑う男」 「九八とゲーブル」 「ロ、ロ、ロイドか、キートンか」 「トンカチの親方」 「いわゆる亭主屋事件について」 「盗む男」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.12.16 01:30:42
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