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【Infoseek マネー】楽天マネーニュース
2011年10月18日
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「そんなの当たり前じゃん」と言われるでしょうが、株式投資(現物投資)では株を安く買って高く売ることが利益になります。

短期では、チャートのタイミング、売り買いの強さ(需給)や心理的な要因(センチメント)で株価が変動する場合がありますし、中長期の株価の形成には、その企業の業績などファンダメンタルズなどの影響が大きくなってきます。

【効率的市場仮説】
証券アナリストの勉強をすると出てくるのですが、「株式市場は効率的で、知りうる全ての情報は即座に株価に織り込まれ(株価の形成に反映)れる。そのため、公の情報から継続して利益を上げることはできない。」という考え方(効率的市場仮説)があります。

株式市場は効率的なので投資家がどんなに情報を得ようとしても、その範囲で分析してもその内容は既に株価に織り込まれているということになります。
まして、個人投資家で入手できる情報や分析には限界があります。

また、実際の市場では、投資家それぞれへの情報の浸透度や理解度に乖離が生じます。
一般に、経済新聞や一般紙に記事が出たり、(ちょーっと遅いですが)四季報や会社情報にのったり、企業が自社のホームページで公開したり、適時開示情報閲覧サービス(https://www.release.tdnet.info/inbs/I_main_00.html)で公開されると市場に情報は浸透したと言えます。

しかし、小さい記事であったり、常に全ての投資家が全ての情報にアクセスできているわけではないですし、その情報を「たいしたことない」と判断したり、「凄いことだ」と判断したり様々です。
そのため、情報の定着や判断の見方が一致してくる(コンセンサスが形成される)のに時間を要したり、なかなかコンセンサスが形成されなかったりして、株価は思惑で大きく変動したりします。

【ファンダメンタルズを知ること】
株式は、人気投票のようなものです。
仮に、誰よりも早く情報を得て、正しい分析をしても、その情報・分析内容が市場の参加者の多数に至らないと株価は反応しません。
逆に、市場参加者の多数が向く方向を事前に予測することも株で勝つ手段の一つです。

そのためにも、株式投資にとって短期投資にも中長期投資にとっても、ファンダメンタルズを知ること、銘柄の分析は非常に重要です。

株が動くには理由があります、売買されるにはなんらかの理由があるのです。単純に、今日売られたから、明日買い戻されるというものでもないです。需給、材料と同時にファンダメンタルズを見ていかなくてはならないです。
ファンダメンタルズには、企業のファンダメンタルズ(ミクロ)、その業界のファンダメンタルズ(セミマクロ)、国や世界のファンダメンタルズ(マクロ)などがあり、それらを理解したうえで投資することは、投資の安心感に繋がります。

【アナリストカバー】
多くの情報にアクセスできるプロのファンドマネージャーでも(プロが優れていると考えるのは間違いですが)、企業の実態を十二分に把握して投資できている銘柄はそれほど多くはありません。アナリストがカバーしている銘柄も限られています。
多くのアナリストがカバーしている銘柄は、アナリストが常に業績を予想していますので、サプライズがないと株価に業績予想が織り込まれやすいですが、アナリストがカバーしていない銘柄などは業績の変化や材料に大きく反応します。

【企業の変化を見る】
株の選択は、『いい』企業『悪い』企業という選択ではありません。
例えば、最高の業績と思っていたけど(市場コンセンサスも)、実際そうではなかった企業の株価は調整(失望売り)されます。
逆に、最低最高の業績と思っていたけど(市場コンセンサスも)、実際そうではなかった企業の株価は見直し買いされます。 企業の変化を見ることが必要なのですね。

【iPhone】
いきなり話が変わりますが、
アップルがiPhoneの新機種4Sを発表したのが10月4日(米国時間)。
8月にスティーブ・ジョブズからCEOを引き継いだティム・クックからはじめての発表であり、スティーブ・ジョブズがiPhone4を発表したのが2010年6月7日だったので、1年4ヶ月待ちに待って、アップルらしく5日(日本時間は5日でしたが)にiPhone5を発表するのかと予想されていたのに、
デュアルコアA5チップを採用し処理スピードも早くなって音声認識機能やカメラ機能の向上などがあったものの、サプライズを期待していた市場はマイナーチェンジと受け止め、失望感から株価は一時3%下落しました。
発表の翌日にはスティーブ・ジョブズが急逝し、続々と4Sの機能が理解され、大きな話題になりました。音声アシスト機能は、英独仏対応で、日本語では使えません。
同時に発売された7ヶ国は、米国、日本、オーストラリア、フランス、ドイツ、英国、カナダで日本以外は全て音声アシスト機能が使える言語圏です。
でも、au(KDDI)とソフトバンクと初の同機種同時発売で、KDDIはAndroid、WP7、iPhoneとバリュエーションが拡大しました。

筆者も「なんだ5じゃないんだ」とがっかりしました。しかし、機能的には大幅に向上しました。そもそも、iPhone4も相当に進化したスマホでしたが、iPhone4Sはそれをそれに大きく付加価値がついています。
iPhone3Gから1年でiPhone3GSと進化したように、アップルはデザインは同じでもスペックを進化させてきました。互換性の問題もあるでしょうが、1年後にはiPhone5が期待されます。
期待しすぎてはいけないでしょうが。。。
iPhone4Sと通信環境というファンダメンタルズからみると、

【ソフトバンク 9984】
繋がりにくいSBから改善するものと予想されます。
独占していたiPhoneがKDDIからも販売されることになったことはマイナスですが、1.5GHz帯に加え、来年から900MHz帯獲得の可能性や来年2月から運用開始の次世代通信方式TD-LTEなどから改善が予想されます。

【KDDI 9433】
auでもiPhoneが持てるようになったことで契約数の純増やARPU(データ)の引き上げが期待されます。
iPhone4S16GBの新規端末価格は0円に設定されましたので、端末販売利益は減少、補助金は増加しますが、来期以降の利益に貢献してくると予想されます。





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最終更新日  2011年10月19日 13時01分51秒


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