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カテゴリ:故事成語
怨みは深浅を期せず、其れ心を傷(そこな)うに於いてす。
戦国策の中山策より 中国戦国時代の話です。 中山(ちゅうざん)という小国の王が、酒宴を開き国中の名士を招待したという。 そのなかに司馬子期(しばしき)という男がいた。 宴も酣(たけなわ・盛り上がり)になりメインディッシュである羊のスープがふるまわれた。 ところが司馬子期のところで足りなくなってしまったのだ。 これに激怒した子期は、隣の国である楚の国にいき中山王を討つように懇願したという。 結果は中山王は国を追われる事となったのである。 中山王は逃亡の途上でこう言ったという。 「怨みは深浅を期せず、其れ心を傷(そこな)うに於いてす」 恨みの大きさでなく、プライドを傷つけたことによって大変なことになってしまった。 たかが羊のスープ一杯のことなのに、と嘆いたということです。 この羊のスープが羊羹(ようかん)の語源となったようです。 中国の古語である「羊羹(ようかん)」は読んで字の如く、「ひつじの羹(あつもの)」であり羊の肉が入ったお吸い物を意味している。 この羊のスープの味が国を失うに値するほどの美味だったということでしょうか? まさかこれぐらいのことで? 言った本人にはそれほどのことでなくても、言われた人の心に刺さることもあります。 まさに「琴線に触れる」ということでしょうか。 誰かをもてなすときは注意しましょう。 それと日常会話のなかでも、言葉は選んで使ったほうがいいみたいです。 自分は気にしないよという方もいらっしゃるでしょう。 なにも失う物がない人や敵をたくさん作りたい人はご自由にどうぞ 同質のものは引き合う性質がある。 自分の心が認識するものを呼び寄せるのである。 純粋なこころは純粋なものを。 邪悪なこころは邪悪なものを引き寄せるのです。 邪悪な思いが純粋なものを引き寄せることは宇宙の原理に反することなのです。 今ある環境は、内なる心が引き寄せた産物である。 結果には原因が必ずあるものだ。 心の中に正しい思いという種を蒔けば、 やがて行動という花が咲き、 結果という果実を手にすることが出来る。 ジェームス・MOOSE・アレン お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年03月25日 18時12分08秒
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