|
カテゴリ:老子
理想的な生き方、上善は水の如し 老子 第八章より
楽天プロフィールを更新したのを機に、再度「上善如水」を取り上げました。 私のモットーが「上善如水」だからです。 上善とは理想的な生き方のことです。 そういう生き方をするには水に学びなさいと言う事のようです。 では、水のどんな点を参考にするのでしょうか? まず水は、あるとき非常に柔軟です。 いかなる形の器(うつわ)にも逆らわず、器の方にあわせて己の姿を変えます。 つぎに水は非常に謙虚だと言えます。 自分を主張することなく、自然に低いところ低いところを選んで流れていくのです。 さらに言うと、水は静かに流れているように見えるけれど、非常に大きなエネルギーを秘めているのです。 この3つを身につけることが出来たなら人間の理想に近づくことが出来るということです。 「柔軟性」「謙虚さ」「秘めたるエネルギー」です。 このなかの一つくらいなら、何とかなりそうでも、3つ同時に手に入れるのはすこし骨が折れそうな気がします。 それから黒田如水(官兵衛)が残したと言われている、「水五訓」というものがあります。 「水五訓」 一つ、自ら活動して他を動かしむるは水なり。 一つ、障害にあい激しくその勢力を百倍し得るは水なり。 一つ、常に己の進路を求めて止まざるは水なり。 一つ、自ら潔うして他の汚れを洗い清濁併せ容るるは水なり。 一つ、洋々として大洋を充たし発しては蒸気となり雲となり 雨となり雪と変じ霰と化し凝っては玲瓏たる鏡となり たえるも其性を失わざるは水なり 戦国時代の軍師として。信長・秀吉に仕えて活躍した黒田如水ならではの考え方なのでしょう。 秀吉の高松城の水攻めの素案は、黒田如水が考えたようです。 黒田如水の以前の名前は黒田官兵衛孝高。 引退した時に、水の如しからとって「如水」と号したということです。 過去記事で、上善如水の老子第8章を詳しく取り上げています。 時間が許す方はどうぞ。 上善如水 老子第8章 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[老子] カテゴリの最新記事
|