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カテゴリ:投資
今日(12日)は、トルコのマクロ経済に関する記事としては、勉強不足で申し訳ありませんが、あまり見たことがない「貿易指数」という統計が出ていました。言葉通り、貿易に関する指数のようですが、今年7月には輸出単価指数が2.1%、輸入単価指数が5.9%上昇したと出ていました。 それ以外ではトルコ・リラ(TL)が2週間ぶりの高値を付けているという記事が出ていましたので、今日はこの記事を紹介します。 また、先日紹介できていなかったトルコ中央銀行(TCMB)が経営者や金融機関幹部などに対して毎月実施しているアンケートの結果に関する記事についても紹介します。
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今日最初に紹介するのは、上でも少し紹介しましたが、トルコ・リラ(TL)が過去2週間ぶりに高値を付けているという記事で、今日(12日)付けのアナトリア通信(AA)の記事です。 見出しは「ドル/TL相場は過去2週間で最低水準となった」です。 ドル/TL相場は、明日発表されるトルコ中央銀行(TCMB)の金利決定を前にして、1ドル=6.35TL水準まで低下しました。 先週の低下(リラ高)傾向を今週も継続したドル/TL相場は、明日のTCMB金融政策委員会(PPK)会合を前にして、過去2週間で最も低い水準である1ドル=6.3512TLまで低下しました(管理者注:午後4時頃には1ドル=6.33TL水準まで低下しました)。 ドル/TL相場は、14:30現在、前日終値から0.85%低下して1ドル=6.3620TL水準で均衡しています」。同時間帯には、ユーロ/TL相場は1.30%低下して1ユーロ=7.3688TLに、ポンド/TL相場は1.34%低下して1ポンド=8.2695TLで取引されています。 アナリストたちは、PPK会合を前にして市場の金利引上げ期待がTL建て資産の価値の上昇の原因となったと指摘しました。 ドル/TL相場における低下傾向が続いた場合には、1ドル=6.30TL、6.1TL水準に関心が集まる可能性があると指摘したアナリストたちは、アメリカで発表される生産者物価指数(UFE)と、アメリカの中央銀行に相当するFRB/FED幹部の発言、及びFRB報告書に関心が集まることを明らかにしました。
今日2つ目に紹介する記事は、トルコ中央銀行(TCMB)が経営者や金融機関幹部などに対して毎月実施しているアンケートの結果に関する記事で、こちらは10日付けのAAの記事です。 見出しは「中央銀行(MB)は、9月の経済予測アンケートの結果を発表」です。 トルコ中央銀行(TCMB)予測アンケートによれば、今年末の経常赤字予測は497億ドルに低下しました。 参加者による今年末の外貨相場(ドル/TL相場)の予測は、前回のアンケートでは1ドル=5.9663TLでしたが、今回のアンケートでは1ドル=6.5938TLに上昇(リラ安)しました。12ヶ月後の外貨相場の予測も、1ドル=6.2948TLから1ドル=7.0786TLに上昇しました。 前回のアンケートでは527億ドルとなっていた今年末の経常赤字の予測は、今回のアンケートでは497億ドルに低下しました。2019年の経常赤字予測も、472億ドルから391億ドルに低下しました。(管理者注:リラ安の影響で、「輸出は好調に、輸入は困難になる」との予測でしょうか) 2018年のGDP成長率予測は、前回のアンケートでは43.9%でしたが、今回のアンケートでは3.4%に低下しました。2019年の成長率予測は3.5%から2.7%に低下しました。 今月のアンケートでは、残存期間が3ヶ月又は3ヶ月に近い期間の国家国内借用証券(DIBS)の年利回りの予測は、今月は22.82%、12ヶ月後は20.28%となりました。
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