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カテゴリ:東海道五十三次:往路
11時を少し回った頃、化粧坂を下っていくと江戸見附。
するってぇと、、、 「大磯宿」だよっ、 おきよちゃんっ!!! 大磯宿の広重の絵は雨。前日の雨の日に来れば良かったかしらん。 鎌倉時代、舞の名手として広く天下に知られ頼朝にも認めらたと言う大磯の遊女「虎御前」は、日本三大仇討ちの一つである「曾我兄弟の仇討ち」として有名な兄、曾我十郎祐成と恋仲になります。 仇討ちは成功し、十郎祐成は討ち死に。虎御前は19歳で出家し曾我兄弟の菩提を弔いました。 広重の大磯宿「虎が雨」は十郎を偲ぶ虎御前の涙雨を指しています。悲しい・・・ 「大磯:虎が雨」 その虎御前と曾我兄弟ゆかりの寺、延台寺でお参り。 ここには生前の十郎が虎御前の家で敵方の刺客に襲われたとき、敵のはなった矢を受けて十郎の身代わりになったと言う「虎御石」が安置されており、虎御前がこの石を兄弟と思って大切に守り暮らした法虎庵の跡と伝えられています。 * 延台寺:http://www.endaiji.com/ 延台寺でしんみりちょっとおセンチになりつつも、旅路を急ぎますと「海水浴場発祥地」の看板があったので、気晴らしに(?)海岸へ向かって下りていきましたのん。 あまりの大風に大ウケ。 飛べる、 きっと飛べるよっ!!! ってなくらいの勢いよっ、てやんでぃべらぼうめっ。 そんな大風にも関わらず、ピクニックしている方々がおりましてね。凄ぇ・・・。 ワタクシと言ったら、鼻水もよだれも飛びまくり(!)で10分といられねかったっす。塩水で鼻うがいしたみたい(したことないけど)に、鼻の中がしょっぱくてヒリヒリ、髪はバリバリ・・・。ブサイク全開なんだからもー そんな大風さんのお陰でセンチメンタルジャーニーも吹き飛びまして、元気に海水浴場を後にしたのでございました。ある意味面白かったー 新島襄終焉の地、湘南発祥の地、日本三大俳諧道場のひとつ鴫立庵と、順調に過ぎまして立派な杉並木の中を歩いたのがちょうど12時頃。 先の大風さんはまだまだご健在でございましてね、帽子がかぶれないのですよ。お天道様ジリジリなのねん。 ですから、こういった松並木の下を歩くのは実に気持ちが良いのでござんす。まさに弥次喜多気分♪ 案内板によりますと、この辺の松は約400年前に街道の改修のときに植えられたもので、幕府や藩主により保護され約150年前からは厳しい管理のもとに立ち枯れしたものは村ごとに植え替えられ大切に育てられてきたものだそうです。素晴らしいですな。 腹が減っては先にも進めねぇ、そろそろランチ ・・・つづく。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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