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カテゴリ:川口市の石仏
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今回は東浦和から南へ向かい、帰りは南浦和駅まで歩きました。 今日は柳崎、在家町の石仏を見てみましょう。 観音院 川口市柳崎4-11 東浦和駅から県道235号線を使って南に500m程、観音院の本堂の左側、坂道を 墓地の方に向かうとその道の脇に板碑と六地蔵菩薩立像が並んでいた。 その先には石仏が集められている。左端には庚申塔があった。 庚申塔 宝永5(1708)日月雲 青面金剛立像 合掌型六臂。白カビが目立つ。 光背左に年号。右脇に「奉造立庚申為二世安樂也」と刻まれている。 下部に邪鬼と三猿。三猿の配置が不揃いでちょっと変わっている。 在家町会会館 川口市在家町5 東浦和駅前通りを真っ直ぐに南下してT字路にぶつかる。さらに芝川沿いに 南に歩くと在家町に至る。在家橋の手前には公園があり、道路を隔てた西に 在家町会会館。その北東の角、雨除けの下に庚申塔が祀られていた。 庚申塔 寛保4(1744)日月雲 青面金剛立像 合掌型六臂。帽子をかぶったような 頭部。独特の四本の腕の表現。ここでも見ることができた。光背右に年号。 その下に在家村、光背左中央に講中二拾五人。在家村講中二拾五人だろう。 右脇下部に篠原、吉田などと見えるが地名だろうか?施主名だろうか? 足元で邪鬼は静かに眠っているかのようだ。その下に三猿。脇に二鶏を彫る。 在家公園 川口市在家町6 会館の向かいの在家公園の南西に庚申塔。金網と鉄の棒に囲まれている。 一枚の写真では収まらないので三枚に分けて撮った。庚申塔 元禄16(1703) 日月雲 青面金剛立像 合掌型六臂。顔が潰されている。光背左に年号。 右には「奉供」 中央部 右に「養」脇に飛んで「庚申講」全体で「奉供養庚申講」となるが、 像の手の部分を飛び越えて刻まれているのが面白い。足の脇には二鶏を彫る。 下部に邪鬼と三猿。邪鬼は「降参」のポーズ?三猿は単純だが可愛い。 川口ふたば幼稚園向かい住宅内 川口市柳崎1-10 県道34号線伊刈交差点のすぐ北、幼稚園の向かいのお宅の門の脇、塀沿いの 植え込みの中に庚申塔が立っていた。 庚申塔 宝永2(1705)日月雲 青面金剛立像 合掌型六臂。光背全体を白カビで 覆われていて、文字は見えるが判読が難しい。右上に年号。続いて木崎領か? さらにその下には3名の名前が刻まれているようだ。 足元の邪鬼もはっきりしない。三猿・二鶏は確認できなかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.02.13 19:56:54
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